遮断される円売り圧力~「嵐の前の静けさ」~
円需給は「嵐の前の静けさ」
さて、、、サッカーで早起きの方々もいると思いますが、凄い試合でしたね。金融市場も今週、FRB、日銀とビッグイベントが続きます:
金利・為替と大きな変動が予想されますのでその前に為替需給、とりわけ燃料周りの関係性を整理しておきたいと思います。というのも、先週11日には以下のような報道があったためです。この意味するところを為替見通しに落とし込むことは極めて本質的な作業になると思います:
このニュースを咀嚼する前に、公表済みの4月国際収支統計や4月通関(貿易)統計の近況を押さえておく必要があります。そうした4月分の対外収支に関しては「黒字」であることがクローズアップされ、その影響もあって、同月の経常収支黒字も+3兆9078億円と極めて大きな規模となりました:
しかし、過去の本欄で繰り返し定点チェックしてきましたように、2度にわたる備蓄原油の放出が寄与している3~5月は、資源価格高騰に伴う輸入急増、結果としての貿易赤字急拡大という「2022年型の危機」が露呈しない特殊な時期です。ゆえに為替見通しを作る上での助けにはなりません。
これは3月初頭から分かっていた話です。以下で議論しています:
後述しますように、4月までの国際収支統計や通関統計を見る限り、需給環境は非常に良好ですが、これは「嵐の前の静けさ」と割り切る分析態度が必要でしょう。もちろん、事態急変に伴いそうならない可能性も一部ありますが、少なくとも現在のヘッドラインを見て、安堵は全くできません。
以下、円需給の現状を整理した上で、簡単な展望を示しておきます。
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