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1.00%、その先へ~日銀会合終えて~

上下双方向の意思決定では円安動かず
6月16日の日銀金融政策決定会合は市場予想通り、政策金利を1.00%へ+25bp引き上げることを決定しました。日銀の誇る司令塔・内田副総裁がご公務に復帰されていることは我が国にとって朗報だと思います:

利上げは昨年12月以来、半年ぶり、政策金利の水準としては31年ぶりの高さとなります。概ね100%織り込まれていた決定ですから、金利・為替市場のリアクションは限定されていました。しかし、株式市場では無難に通過したとの受け止めから一時7万円台に乗せる動きが見られました。ごく一部に漂っていた大幅利上げ提案などが見られなかったことへの反応でしょうか。

正直、最近の株価の動きについて私は全くよくわかりません。そもそも6万円から7万円の動きは全部同じ理由(AI、半導体、中東停戦)で説明されており、そこまでAI・半導体のけん引力が凄まじいということでしょうか:

今回の公表文では中東情勢の影響に関して「経済が大きく下振れるリスクは一頃よりも低下している」と明記され、これが利上げ決定の一因であることが示されたほか、「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」とも記載され、利上げ局面の持続性が強調されました。

片や、長期国債の購入計画は年度内の既存計画が維持された後、2027年4月以降は買い入れ額の減額が停止される方針も確認されています。これはどちらかと言えば、金利引き下げ方向の材料と解釈されやすいでしょう:

為替を分析する立場から申し上げると、「円安抑止には大幅利上げが必要」とも言われる中、金利について引き上げ方向と引き下げ方向の話が混在する意思決定はやはり影響力を持ちづらいと思います。

現に、利上げ決定後のドル/円相場は160円台に定着しています。以下、私なりの金融政策の現状整理とターミナルレート(利上げの終着点)、そして為替市場への影響などを議論してみたいと思います。

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