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krgma
対外純資産、34年ぶりの首位転落~正しい読み方~
3位までの転落は視野に入る
早いもので6月になりました。日々、国際収支の話をすることが多いためか、今回のテーマは大変多くの照会・取材を頂戴しております。よって、少し間を置いてからの論考となること、お許しください。色々な場所で情報発信しておりますが、今回が一番詳しいものになります。
さて、5月27日、財務省から2024年末時点の「本邦対外資産負債残高」が公表されました。関連ニュースを目にされた方は多いと思います。
常に需給要因を円相場分析の中心に据える筆者にとっては極めて重要な統計であり、毎年、定点チェックを欠かしていません。既報の通り、2024年末時点の日本の対外純資産残高は533兆500億円と6年連続で過去最大を更新したものの、ドイツの569兆6512億円に追い抜かれ、34年ぶりに「世界最大の対外純資産国」のステータスを喪失しました:

ヘッドラインがキャッチーなだけあって、非常に多くのメディアが派手に取り扱っています。一応、1次データのリンクも貼っておきます。
しかし、本件に関しては1位や2位といった「残高」にまつわる順位ではなく、その「構造」に目を向けて欲しいと筆者は思っています。その場合、「残高」の順位以上にドイツ、そして中国との差は大きいと言えます。この辺りを今回、図表を色々使って説明したいと思います。対外純資産関連の報道はヘッドラインばかり追求されており、率直に「粗い」です。もっと解像度を高めた議論をしたいと思います。
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