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サタンタンゴ

最近ゆっくり映画を観る時間が作れていないので、
以前インスタに投稿した内容をnoteにアーカイブしておこうと思う。
生きてる間に今度は映画館で体験してみたい。。(時空が歪みそう)



Instagram 2023年12月30日
映画のお話🎬

7時間18分(!!!)に及ぶ映画「サタンタンゴ」を4日かけて観終えた。
今までの映画体験を覆される凄まじい体験だったので、興奮ながらにメモっとく。

まずのっけから牛がのそのそ動き始める様子をひたすら数分眺めることになり、この場面だけで7時間超え映画の意図を感じさせられることになる。

(普通だったらそろそろシーンが変わって、カメラワークも変わるはず...?)と今まで蓄積されてる映画概念も全部壊されることになる。

長雨降るハンガリーの貧しい寒村を舞台に、モノクロで映し出される陰鬱な世界が続くけど、長回しの映像はどれをとっても奇跡的に美しく、計算し尽くされた映像美と哲学的な詩にどんどん引き込まれていくことになる。

敬愛するジャームッシュが影響受けてるというのも納得。

人が何かを話し始めるまでの間(ま)であったり、呼吸までカメラで捉えてるので、すべてがリアルに感じられるし、
2日目あたりからは登場人物それぞれのパーソナリティや表情なんかもずっと身近に感じるようになってきた。

これこそが監督の意図でもあるんだろうな。

その場で起きてることへの距離感、雨に濡れる冷たさまでも恐ろしく伝わる凄まじい映画だった。

タル・ベーラ監督作品、どれも観たい。
(引退作「ニーチェの馬」ってタイトルだけでめちゃ観たすぎる!)


以下、監督のインタビュー

1984年に、東京で初めて“能”を見ました。6時間にわたる能でしたが、演者が30分くらいかけて舞台を横切っていく……。そのとき、自分の中でゆっくりと理解できたことがありました。名前は忘れてしまいましたが、当時90歳くらいの教授に美術館に連れていってもらい、二つの黒点がある絵を見たのですが、その教授は「西洋の方は黒い点のところを見るでしょう、私たちは白い余白を見るのです」と言ったのです。

その後すごく腑に落ちて、帰国する飛行機の中で、自分は愚かだったと思いました。なぜ物語に囚われていたのだろう、余白部分にもっと注意するべきだったんじゃないか、と。それは私にとって重要な体験だったんです。物語は大体どれも同じだ、余白にあるものが重要なんじゃないか、というのが私のテーマになりました。





もう納得しかない。ほんとに余白って大切。
DJにも通じるところあって、ずっと音楽を繋げていく中で
いかに余白を生むかというのも今のテーマである。





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