【閉店】イオン海老名店・イオンシネマ海老名の最後を見る!!
ついに2026年5月17日に海老名を47年もの間支えた大型商業施設イオン海老名店が閉店する。
高校生の私だが、文房具や映画、お菓子を買ったり、ランドセルを買ったり、生活の多くがこのイオン海老名店によって彩られてきた。そんな、イオン海老名店が閉店する。
そこで、感謝の気持ちをこめて、最終日にイオン海老名店に行ってきて、映画を見たり、文房具を買ったりしてきたので、今回はその様子をお届けする。
イオンシネマ海老名の様子~最終日に映画を見る~
イオンシネマ海老名は、日本で初のシネマコンプレックスとして、1993年に誕生し、33年もの間、様々な映画を上映してきた。
また、日本で初の「THX」(音響強化型シアター)が7番スクリーンに設置されるなど、日本の映画界を大きく変えた施設といえる。
それを記念して、最終日に映画を鑑賞したすべての人を対象に映画の各入場者特典とは別に、7番スクリーンの座席表を模したクリアファイルが配られた。

日本初のシネマコンプレックスということで、海老名や近隣地区に住んでいる人だけでなく、全国各地から多くのお客さんが殺到し、飲食売店は購入までに30分以上を要すかなりの混雑になっていた。

券売機の上の上映スケジュールでは、ほぼ全ての回で完売となる大盛況になっていた。
ちなみに、最後の上映会である、クロージングセレモニー付きスター・ウォーズの上映は1週間前にほぼすべての座席が埋まるプレミアムチケットになっていたようだ。

ちなみに、私が鑑賞したのは、最後から2番目の上映開始である「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」を見た。

この回もモニターの表示では「残少」という表示はなかったが、ぎりぎりにたくさん購入されたのか、入場すると、ほぼすべての座席が埋まっているように見えた。
スーパーマリオギャラクシームービーの客層は子連れが多いように見えたが、上映が終了した後に、名残惜しそうに3番スクリーンの様子を撮影する多くの映画ファンの姿があった。

上映が終わり、スクリーンから出ると、なんと、映画館の通路という通路全てに紙吹雪が撒かれており、入場時より一層お祭り状態になっていた。

この紙吹雪は、イオンシネマ海老名公式xによると、上映の2時間ほど前に到着したらしく、かなりギリギリまで最後の瞬間を盛り上げようと、精進してくれたのだろう。
また3番スクリーンから出ると隣のスクリーンから大きな拍手が聞こえてきた。
隣のスクリーンで上映していたのは、「映画 ひみつのアイプリ」で応援上映の回になっていたらしく、劇場スタッフさんによると、イオンシネマ海老名の副支配人がサプライズに上映終了後に挨拶を行っていたらしい。
応援上映の熱気冷めやらぬ中行われたのでさぞかし盛りあがっただろう。
劇場内では多くの紙吹雪が撒かれたそうだ。
また、最後の上映会である、クロージングセレモニー付きスター・ウォーズの回では、クロージングセレモニーで、近隣イオンシネマの支配人だけでなく、まさかのライバル関係であるだろう「TOHOシネマズ海老名」の支配人まで登場したらしく、神奈川県県央地区の映画ファンにとってはかなり胸熱な展開となったようだ。
また、ロビーにはサインや祝い花、過去の映画ポスターなどで埋め尽くされていた。


また、ロビーに戻ると券売機には、作品選択の画面で「スケジュールがありません」という終わりを告げるメッセージが出て、悲しい気持ちになった。
イオンシネマ海老名閉店セレモニーの様子~温かい空間~
まずは、この写真を見てほしい。

この写真は17時30分頃の劇場ロビーの様子である。
この時間にもなると、映画館の閉館セレモニーを一目見ようと映画を鑑賞していない人も集まってきた。
飲食売店も最後の営業を終え、残る上映は、クロージングセレモニーだけとなった。
クロージングセレモニーが終わる一足前に、イオンシネマのスタッフさんから、冒頭の挨拶が始まった。

閉館のあいさつイベントでは、イオンシネマ海老名の支配人だけでなく、イオンエンターテイメント株式会社社長(イオンシネマ運営のトップ)藤原信幸氏も来場し、海老名のパワーに圧倒されていた。
社長は映画館にこんなに多くの人が集まっていることに触れ、映画館業界はまだまだ捨てたものじゃないと述べていた。
社長の挨拶が終わると、最後の上映及びクロージングセレモニーを鑑賞したお客さんが7番スクリーンから退場してきた。
おそらくシネマ側が想定していた流れとしては、劇場スタッフで最後のお客様方を花道を作って見送るという流れだったと思うが、その場のノリで、その場にいたお客さんまで、全員で拍手し、花道を作って最後のお客さんを歓迎していた。

いわばお客さんがお客さんをお見送りするという謎な光景となっており、7番スクリーンから退場してきた人からは、驚きの声がSNS上で上がっていた。 退場する人の中には、アニメのTシャツを着ていたり、スター・ウォーズの回ということで、ライトセーバーを持っていたり、スター・ウォーズキャラクターのコスプレなどをしている人も多く、そのような特徴的な人が登場する度、その界隈のファンから大きな声援が上がった。

最後に、イオンシネマ海老名の支配人から改めて挨拶があり、自然にお客さんがお客さんを見送るというこの温かい雰囲気が海老名の力と延べ、まだ何も決まっていないが、イオンシネマとして海老名に帰ってこれたら嬉しいと述べていた。
閉館のあいさつ終了後は、多くの人が一斉に動くと危険なため、全員で協力し合ってスムーズに退場していて、この点はコミケのようだった。

また、動線もかなり考えられており、イオンシネマのエスカレーターはどちらも下りになっていた。
絶対に雑踏事故を起こさない気概をイオン全体から感じられる。
最終日の駐車場の様子~大盛況~
イオン海老名店には平面駐車場もあるが今回は、立体駐車場にフォーカスしてお伝えする。

立体駐車場は最終日の午後4時頃になんと満車になった。
イオン海老名店の立体駐車場は5フロアも駐車スペースがあり、近年満車だったことは1回も無い。特にららぽーと海老名が開業した後は空車が目立っており、5・6階に車が止まっていた記憶が無い。

また、駐車場内では4Fに貴重な看板を発見した。
この看板をよく見ると、中央付近に「SATY」や「ワーナーマイカル」の文字がまだ残っている。
元々イオンシネマ海老名は「ワーナー・マイカル・シネマズ」でイオン海老名店は開業当時は「ニチイ」、その後「SATY」になり、イオン海老名店になるという歴史を感じさせる看板である。
ちなみに4Fの看板以外は現在の表記にテープで直されていた。
また午後4時頃には、出庫渋滞が発生しており、4Fから1Fまで下りスロープに車列ができていた。

それにともない、レアな館内放送も聞くことができた。 「只今周辺道路混雑のため出庫にお時間がかかります ご了承ください」といった旨の自動放送が流れていた。 また混雑対策のため出口ゲートを解放し、無料で出庫できるようになっていた。
2F売り場の様子~大幅セール~
2Fの子ども靴・おもちゃ売り場では、4日前では50%オフだったものが、最終日には最大70%オフで販売されていた。

また、ゲームセンターでは多くの人が来場しており、特に太鼓の達人には長い列ができていた。
3Fの様子~文房具売り場最後の一人~
3Fでは、4日前の記事でもご紹介したが海老名店の歴史と未来博を開催していた。

4日前に来たときにはなかったSATY時代のゴミ箱も展示されていた。


他には、海老名の昔の風景写真の展示が行われていた。
最終日の閉店10分前にこのコーナーを訪問したため、歴史に浸る多くの人で賑わっており、店員さんがあと5分で2・3階が閉店すると呼びかけても、なかなか人は捌けなかった。
その後、私は閉店まで後5分を切ったが、最後に文房具を買おうと文房具売場に向かった。
急いでいたので写真はないが、文房具はセールが行われていたものの閉店5分前でも品物はそこそこの量残っていた。
私は3階文房具売場の最後のお客さんになったので、最終日の18時丁度のレシートを手に入れることができた。
また帰りはかなり古い揺れるエレベーターで1Fに向かったが、3Fから最後のお客さんの乗るエレベーターが出発するときには、売り場の店員さん方が最後まで深々とお辞儀をしていたのが印象的で感動した。
1F食品売場の様子(最終日18時半)
最終日のイオン海老名店の営業時刻は、イオンシネマが午後5時頃、2・3Fが午後6時、1Fの食料品売場が午後7時までと三段階に渡って閉店していく。
そのため、見ようと思えば3回も閉店の瞬間を見ることもできた。
では、イオン海老名店閉店まで30分を切った食料品売場の様子を見てみよう。

売り場には人が居ない場所を人が大変密集している箇所がはっきり別れていた。人が居ない場所は上の写真のように全て売り切れ、完売御礼のPOPが出ていた。

また、閉店4日前から棚卸しを行ったのか、通路自体通行止めにしている場所もあった。
上の写真のポスターのように、店内各所に設置された売りつくしのポスターには、店員さんの感謝のメッセージが刻まれていた。

前述した、人が非常に密集していた場所では、店員さんが、お客さんが持っている商品に半額の値引きシールを貼っていた。
私もこの列に並んでみたが、上の画像とすこし離れた所に陳列されていた春巻きも半額にしてくれたので、惣菜系はなんでも実質半額になっており、最後の最後の大サービスで盛り上がった。
ついに閉店へ…ファイナルコンサート・閉店セレモニーの様子
食料品売場の営業時間もあと30分ほどになったころ、私は婦人服売場に移動していた。
それは、ファイナルコンサート・セレモニーに参加するためだ。
多くのお店の閉店時にはシャッターセレモニーが主に行われるが、イオン海老名店最終日には、シャッターセレモニーの前に、閉店後の店内でスペシャルコンサートと閉店セレモニーが行われる。
下の写真がセレモニー開始10分前の様子である。

婦人服売り場の陳列棚等はすべて撤去され、広い空間ができていたが、食料品売場の方まで続く大混雑になっていた。

さよならコンサートでは、海老名出身の歌手「鈴木まりえ」さんが出演し、イオンシネマ海老名で長きにわたり上映された「キングオブプリズム」の映画の歌などが披露され、映画館のファイナルセレモニーにも参加していた、映画のファンが歓声を上げていた。
また、海老名の交通の利便性を象徴するような、海老名を通る鉄道3路線をイメージしたオリジナルソングも披露された。
印象に残ったのは相模線をテーマにした曲で、サビに「押しボタンを押して〜」といった、沿線民なら思わず微笑んでしまうような歌詞で大変楽しかった。
(相模線はドアが自動で開かず客自身がドアを開閉させる必要がある)
さらに、イオンの前身であるサティ時代の、閉店の音楽が演奏されたり、更にサティの前身である、ニチイ時代のテーマソング「ふれあいニチイ」が演奏されるなど、最後にふさわしい、スペシャルな演目になっていた。
ふれあいニチイに関しては音源もあまり残っていなく、このコンサートのために、レコーディングを行ったそうだ。
イオン海老名最後のイベント「ファイナルセレモニー」!
楽しかった最後のコンサートも終わり、時刻は午後7時15分。
イオン海老名店の最終日の閉店時刻は午後7時丁度と書いてあったので、売り場の営業は終わっているのだろう。
しかし、イオン海老名店の熱気はまだまだ収まらず、ここから最後のセレモニーが行われる。

ファイナルセレモニーでは、専門店会長や、レジ打ちの方など、様々なスタッフの方々が最後の挨拶を述べていた。
最後には、6月に元ダイエー海老名店を改装してオープンするイオン海老名駅前店の店長が登壇し、イオン海老名店からイオン海老名駅前店へバトンの代わりとなる、ほうきをバトンタッチしていた。
このほうきはイオン海老名店の店長が、ほぼ毎日店周辺を掃除していたほうきだそうで、駅前店でも美化を推進していくメッセージなのだろうか。
ファイナルセレモニーも終わり、店長さんから退場の案内が出ると、ゆっくり人が進んで事故が起こらないよう、経路も考えられ、お客さんもその指示に正しく従い、イオンシネマのセレモニーと同じく暖かい雰囲気で退場していた。

退場しようとすると、出口までの間にある花屋さんの前でカーネーションを退場するお客さん一人ひとりに配っていた。
また、反対側の店員さんは、袋に包まれたプレゼントを渡してくれた。
プレゼントの中身

むしろ、プレゼントや花をもらうべきなのは最後の日まで温かい接客を続けてくれた店員さんの方だろうと思いながら受け取った。

最後の出口までの道には、ほぼすべての店員さんによる花道ができていた。
服装がどれも制服にも関わらず様々なものがあり、改めてイオンはとても広いお店だったのだなと感じる。
映画館では花道を作る側だったが、ここでは花道を通る側になった。
花道は、お店を出ても続き、海老名駅入口の信号の前(公道ぎりぎり)まで続いていた。
閉店後の様子
シャッターセレモニーが海老名駅側入口で行われたようだが、人が滞留し、歩道まで観衆がはみ出ていたので後に店内から出た人は立ち止まりが実質禁止されたので、閉店後のイオンを一周することにした。

ファイナルセレモニーが行われていた場所の入口はコーンで封鎖されていた。

また立体駐車場側の出入り口は構造上シャッターが無いようで閉店後も電気が煌々と光っている店内を見ることができた。
立体駐車場については、シャッターセレモニーの参加者などが駐車場に車を止めているのでまだまだ多くの人が建物に入っていった。
最後に…
私の思い出が詰まった商業施設が全館閉館になるのは確かに悲しい。このような思いを抱いている読者の皆さんも多いだろう。
だが、最後にこんなにもたくさんイベントを企画し、それを作り上げてくれたイオン海老名店のすべてのスタッフに感謝したい。
またイオンシネマの閉館イベントでは、お客さんもセレモニーの出演者の1人として盛り上がれた。
こんなにも愛されるイオンが再び海老名に戻ってくる日を心待ちにしたい。

ここまで長文にもかかわらずご覧いただきありがとうございました!
