人口が減っても街は元気にできる。高齢者を戦力に変える舞鶴の未来
【舞鶴市民の皆さん、そして舞鶴を応援している皆さん! 森本たかしです。】
「若者を増やす」だけでは、もう街はつくれない
今の地方行政は、どうしても
「若者を増やす」「子育て世代を呼び込む」
という話を中心に進めています。
もちろん、それは大切です。
しかし、それだけで人口減少を止められるほど、現実は甘くありません。
若者の流出、少子化、高齢化。
これらは、一つの自治体だけでかんたんに止められる問題ではないのです。
「高齢化社会が来る」のではない
舞鶴市は、すでに高齢化が進んでいます。
そして今後は、1971年から1974年ごろに生まれた
「団塊ジュニア世代」が高齢者層に入っていきます。
つまり、これから高齢化が始まるのではありません。
「超高齢化社会になることが、すでに決まっている」
というのが、舞鶴の現実です。
この現実から目をそらして、
若い世代ばかりを想定した街づくりを続けても、
市民の暮らしとのずれは広がるばかりです。
舞鶴は「高齢者が普通に暮らせる街」へ変わるべきだ
これから舞鶴市が目指すべきなのは、
若者だけにとって便利な「理想の都市」ではありません。
年齢を重ねても、買い物ができる。
移動ができる。働ける。人とつながれる。
そんな「高齢者が普通に暮らせる街」へ、
街づくりの方向を切りかえるべきです。
ここで大切なのは、
高齢者を「支えられるだけの存在」と決めつけないことです。
元気な高齢者は、舞鶴の大きな戦力になる
元気な高齢者には、知識があります。
経験があります。地域とのつながりがあります。
「軽作業」「農業」「見守り活動」
「地域インフラの維持」「技術の継承」など、
力を発揮できる場所は、いくらでもあります。
働く時間や仕事内容を調整すれば、
一般的な仕事を続けられる人も少なくありません。
問題は、高齢者に能力がないことではありません。
能力を生かせる環境を、行政や企業がつくっていないことです。
必要なのは「高齢でも働ける街」
舞鶴市は、はっきりと
「高齢でも働ける街」を目標に掲げるべきです。
長時間労働だけを前提にするのではなく、
一日数時間、週に数日でも働ける仕事を増やす。
体力に合わせて仕事を分ける仕組みをつくる。
さらに、歩きやすい道や休める場所を整え、
公共交通や買い物の手段も守らなければなりません。
働く場所だけを用意しても、そこへ行けなければ意味がない。
仕事、移動、健康、交流を一つにつなげる必要があります。
これは「福祉政策」ではなく「財政対策」だ
高齢者が元気に働き、社会とつながれば、
体力や心身の機能が落ちる「フレイル」の予防になります。
外へ出る機会が増えれば、孤立も減ります。
生活に張りが生まれれば、健康を保ちやすくなります。
その結果として、
医療費や介護費の増加をおさえる効果も期待できます。
つまり、元気な高齢者を増やすことは、
舞鶴市の財政を守ることにもつながるのです。
高齢者の所得は、地域の中で回りやすい
高齢者が地域で働き、所得を得れば、
そのお金は地元の買い物やサービスに使われます。
飲食店、商店、病院、交通、地域の事業者。
高齢者の消費は、地域経済を下支えします。
外から一時的に人を呼び込む政策だけでなく、
今いる市民が元気に暮らし、地域でお金を使える仕組みを
つくることが大切です。
人口が減る時代だからこそ、
一人ひとりが地域の中で長く活動できる環境が必要です。
人口増加という夢だけでは、舞鶴を守れない
人口を増やす目標を持つことは、悪くありません。
しかし、それだけを前提にした計画は危険です。
人口が減る可能性を正面から受け止め、
その中で、どう元気に長く暮らせる街をつくるのか。
これこそが、これからの地方都市に必要な現実的な戦略です。
高齢者を負担として見るのではなく、
「地域を支える仲間」「経験を持つ人材」として考える。
舞鶴市は、人口減少を嘆くだけの街ではなく、
年齢を重ねても役割を持ち、普通に暮らせる街へ
今すぐ方向転換するべきです。
【やばいぜ 舞鶴】
