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〖学マス〗 サンフェーデッドMV考察 "ポストモダン的思考と侵す3次元の世界"

初投稿です。拙いところ・学マス知識不足あるかもしれませんがご容赦ください

2025年7月17日22:00 学園アイドルマスター 篠澤広の新曲「サンフェーデッド」が発表され、MVも同時に公開となりました。このMVが示すところは何なのか?僕なりの解釈を綴っていこうと思います。


①解説にあたっての補足-"ポストモダンとは?"

ポストモダンとは20世紀頃から考えられている"近代の社会構造からの脱却"を基盤として動く思考です。哲学のみでなく芸術や建築まで登場するかなり大きなジャンルですが、このポストモダン的思考においてご紹介したいのは"インターネットが蔓延した現代における2次元と3次元の融合"です。簡単に言えばネットって新しい社会ができたから世界と現実を繋げて今ある社会の構造なんかぶっ壊しちゃえ、というわけですね。
このMVで表現したかったもの、篠澤広がしたかったことはここに集結するんじゃないかと考察しています。


②信号機や標識の表すもの

MV内では信号機や案内標識など、街中にありふれたものが多数登場します。これらは多数が篠澤広と一緒に登場しますが、これは信号機がもつ"一定性"と篠澤広の比較だと考えています。

登場する信号機

信号機や案内標識は常に一定のメッセージを我々に送り続けています。止まれ、行け、ここは入るな。我々にとって信号機は"一定なものを出力し続ける存在"として脳内で確立されています。
では篠澤広は?なぜ一緒に書かれたのか?

篠澤広は"あなたの中にいる"のです。

我々プロデューサーはそれぞれ"自分の解釈する篠澤広"を持っています。それは誰にも破壊出来ない不変なものでありながら、目には映らない思考の世界でのみ確立される概念です。
その点でいうと篠澤広は極めて一定性を持つ存在です。過去アイドルマスターシリーズでは選択肢によってアイドルの好感度が変化するシステム(一定性からの脱却)が存在しましたが、今のところ学マスでそのようなシステムはありません。篠澤広は今のところ機械に近しいです。
少し逸れますが「個人的無意識」という考え方があります。人間は意識しない範囲にも知識があり、それが我々の直感を司っているという考え方です。信号機を見て”信号機だ”とは思いませんよね。我々は”行っていいかダメか示すやつ”として考えもせずに従うのみです。我々は篠澤広を知る限り認知しない領域にも篠澤広を住まわせています。Pラブガチ勢?細い白いやつ?何でもありです。概念としての篠澤広がいたとして、決定的な違いは”篠澤広は進化する”んです。今回のように新コミュが発表されたり新曲ができたり、我々が持とうとしていた固定概念的篠澤広を壊しにかかってくるわけです。もし信号機がいきなり話しかけてきたら、私たちは信号機をどう見るのでしょうか。

これらはMVの中で篠澤広が目指す"一定の存在からの脱却"という願望におけるかなり明白な表現になっていると考えました。


③サイコロと我々が感じる"気持ち悪さ"

サイコロもMV内で数回登場します。複数個あるサイコロは振られ、最後に9つ全てが1を出します。ではサイコロは何を表しているのでしょうか。

揃ってしまったサイコロたち

先述した一定性の概念からするとサイコロは機械的でありながら、その全てがランダム性を持ち合わせている珍しい概念です。起源は5000年ほど前からと言われており、神話にも登場するほど我々にとって"神"の存在に近しい存在です。実際何かの賭けでサイコロを振る時は「神様...お願い...」と思ったことがある方もいるかもしれません。サイコロは神の具現化としても存在しうると考えています。

ではなぜサイコロは全て1になったのか?

神が篠澤広を認めました。

機械性とランダム性を保持し続けるサイコロにおいてランダム性が否定された瞬間が、正しく1を出した瞬間なのです。篠澤広は2次元の機械的な存在であり、サイコロの機能が否定されたこの瞬間、篠澤広は神による許しを受け、インターネット世界から3次元に手を出してきたのです。

私は全て1が出た時、「気持ち悪っ」と思ってしまいました。これはこの考察を見たあとでMVを見ていただければ理解できるかと思いますが、人間が持つ"機械と生きるものの壁が壊された瞬間"が気持ち悪いという感情で露出するはずです。2次元が3次元に干渉できるはずがない、インターネットは人の作りしもので我々の生活には関係ない、そういった固定概念をツルハシで壊して回ったのです。

ポストモダン的思考にピッタリマッチしますね。2次元と3次元の障壁を壊そうとしたのです。


④岩倉玲音と篠澤広

岩倉玲音(Serial Experiments Lain)

岩倉玲音って誰?と思った方もいるかもしれません。突然でごめんなさい。
岩倉玲音はゲーム&アニメ 「Serial experiments lain」に登場するキャラクターです。ネタバレが怖いので大雑把に行きますが岩倉玲音は"3次元と2次元の中間"です。インターネットと現実世界を壊そうとします。そう、私の考察と重なります。
またMVもLainのオープニングと重複する箇所がいくつも見られます。

歩道橋を歩く玲音と広
電線と飛び立つカラス
日常世界に侵入する玲音と広

このMVを骨の髄まで理解するにあたってSerial experiments lainは視聴必須だと思います。
インターネットとは何か?現実とは?線引きはどこ?そういった感覚で認知出来ない所をLainはよく表現しているし、これからの人生においてインターネットと付き合っていくための大きなアドバイスにもなり得る作品です。
逆にLainが好きな方はMVをより深くまで考察できるいい機会です。ぜひサンフェーデッドもご覧下さい。

⑤2回見て初めて分かる"篠澤広の存在"

MVでは篠澤広が交差点に立つ様子が散りばめられています。これは2回以降見て初めて分かる、"篠澤広を認めろ"というメッセージだと考察しています。

先述したように篠澤広は2次元の壁を越えました。しかし超えた瞬間はMV後半にあり、2回目を見た際に冒頭から交差点のシーン、篠澤広が現実世界にいる錯覚に陥らせるウルトラCです。

神に認められ、存在を許された篠澤広がこの世に降臨する、その瞬間がビビッドに描かれる瞬間です。

現実に出てきてしまった広


⑥あとがき

読んでくださりありがとうございました。②がちょっとまとまりきらなかったかなー。最近気を病んでから頭の中がごっちゃごちゃになりどうにか吐き出せないかと考えていたところ、Note書くの面白いですね。好評でしたら続けてみようかと思います。Lainのことももっといっぱい解説したかったんですがまた次回にしましょうか。^^

〖追記 7/20〗
初投稿にも関わらず沢山のいいね、反響をいただき嬉しい限りです。

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