エンパスについて【HSP、エンパス、高い感受性】
HSPよりも共感力と直感力において敏感なエンパスについて、以前にも記事に書きましたが、改めて解説してみることにします。
HSPより、さらに敏感なエンパスとは
世の中にはHSPとよく似た雰囲気を持つエンパスと呼ばれる人たちがいます。またHSPとエンパスの両方の資質を持った人もいます。
エンパスは、スビリチュアルの分野では2000年代の初め頃から語られてきましたが、まだ学術的な定義や研究は進んでおらず、さまざまな意味で用いられているのが現状です。
人間科学博士で関西大学教授の串崎真志先生は、エンパス傾向は、対人的な繊細さという点では高敏感性(HSP)と似ているが、そこから一歩踏み込んだ特殊な特性であり、エンパス傾向を、高敏感性と概念的に区別したほうがよいと考えている、と言われています。
私自身、HSP気質でありながら、HSPだけでは説明できないエンパスの感受性も持っているという自覚があります。一言で言うと、エンパスは高敏感性が発展した状態、HSPよりさらに敏感な人たちといえます。
エンパスは、HSPを特徴づけているDOESのうち、EとSがさらに突出しています。

エンパスの特徴 3つの因子
HSPの場合のE(Emortional Reactivity and Emphasis)= 感情や共感力の強さは、心理学で言う「情動伝染」のレベルですが、エンパスの場合は「情動吸収」のレベルになります。
つまりほかの人の感情に共感するだけでなく、ほかの人の感情を自分のものとしてダイレクトに感じてしまうのです。
さらにS(Sensing the Subtle) = 些細なことも気づく、ということに関してもエンパスの場合は「情動直感」のレベルになります。
特に対人関係とスビリチュアリティに関して、エンパスならではの特徴があります。
串崎真志先生によると、エンパスの他者に対する敏感さには、相手の気持ちやストレスを、 知らないあいだに取り込んでいる「情動吸収」、「気疲れ」または人混み回避、相手を見るだけで、相手の気持ちがぱっとわかる「情動直感」の三つの特徴があります。

HSPが人に対して不安を感じやすいのに対して、エンパスは違和感・混乱・疲労を感じやすいといえます。
エンパスは欧米では5%ぐらいと言われていますが、まだその正確な割合は不明です。日本では欧米より多いという言っている人もいます。HSPの中にもエンパスの人がいます。
なお、エンパスも5人に1人と思っている人もおられますが、それは完全に誤解です。主にエンパス関係の日本語訳の本のタイトルや帯、また本文の注釈が誤解の要因になっているようです。
エンパスは、HSPよりも共感力が強い人たちです。さらに共感力が強いだけでなく、周りの環境、場所や他人のエネルギー、思考、感情を自分のものとして受け取ります。
HSPは五感が敏感で、相手の顔の表情やしぐさ、声のトーンなどの微妙な変化を読み取り、相手の気持ちを知ることができます。
エンパスは相手の気持ちや体の症状を自分のことのように感じるというところがHSPと異なります。
またエンパスは、直感力も優れているようで、人の心や世界情勢を読んだり、予知能力を持つ人もいます。このためスピリチュアルなことに関心を持つ傾向もあります。
スピリチュアルなことに興味を持ったり、能力が開花している人は、一般的なHSPよりエンパスに多いようです。
しかし敏感すぎるゆえに自分と他人の感情を区別したり、他の人や場のエネルギーから自分を守る方法を知らないと、ある意味一般的なHSPより疲れやすくなります。
逆にHSP同様、ポジティブな環境や人、美しいものからは、普通の人よりも素晴らしい影響を受けることができます。つまり良くも悪くも周りの影響を受けやすく、その感受性は一般的なHSPより強いようです。
エンパスはHSPと同様に50%程度は遺伝的なものと考えられますが、子供時代の子育てやトラウマによってエンパスとしての資質をさらに強く持ってしまう場合もあるようです。
今まで自分はHSPだと思っていた人でも、ひょっとするとエンパスである可能性もあります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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