伝える前に伝える!?伝達能力に不可欠な要約力💡
「ちゃんと説明したのに伝わらない…」
そんな経験はありませんか?
実は人は思っている以上に人の話を聞いていません。 だからこそ大切なのが「要約力」です。
AI時代だからこそ価値が高まる、 伝える前に伝える技術。
なぜ私が物語の冒頭にリード文を書くのか。 なぜコミュニケーションのすれ違いが起きるのか。
伝達能力の本質についてお話します。
伝達能力に不可欠な要約力
昔から人の話を聴くのが好きだった。
相談を受けたり、雑談をしたり。
気づけば私はいつも頭の中で整理していた。
「つまり、この人が伝えたいことはこういうことだな」
そんなふうに要約する癖があった。
最近ではAIが発達し、会議の議事録も、長い文章の要約もボタンひとつでできるようになった。
だからこそ思う。
これから価値になるのは、要約そのものではなく、
どこを要約し、どう伝えるか。
その力ではないだろうか。
人は意外と人の話を聴いていない。
もちろん悪気があるわけではない。
仕事のこと。
家族のこと。
今日の予定。
昨日言われた一言。
頭の中はいつも忙しい。
だから相手の話を聞いているようで、
実際には音として認識しているだけのことも少なくない。
さらに困るのが、
話し手自身が何を伝えたいのか分かっていない場合だ。
思いつくままに話し始める。
すると聞き手は迷子になる。
どこに向かっている話なのか。
何を理解すればいいのか。
わからないまま話だけが進んでいく。
だから私は何かを伝えるとき、
最初に要約を置くようにしている。
「今日は〇〇について話します」
「この話で伝えたいことは〇〇です」
「この記事を読むと〇〇が手に入ります」
先にゴールを伝えるのだ。
すると聞く側にも心構えができる。
登山で言えば、
どの山を登るのか先に教えてもらうようなものだ。
頂上がわかれば、
多少険しい道でも迷いにくい。
それでも全部は伝わらない。
むしろ伝わるのは3割くらいだと思っている。
だから確認が必要になる。
「ここまで大丈夫ですか?」
「私が伝えたかったことは何でしたか?」
「どう受け取りましたか?」
こうした確認作業がコミュニケーションを深めていく。
逆にコミュニケーションが苦手な人ほど、
「前に言ったよね?」
「なんで覚えてないの?」
と苛立ってしまう。
でも考えてみてほしい。
言ったことと、
伝わったことは別物だ。
自分は説明したつもりでも、
相手には届いていないことがある。
むしろ届かないのが当たり前。
その前提に立てる人ほど、
人との関係は穏やかになる。
私は物語を書くときも同じことを意識している。
リード導入文を書く理由はそこにある。
この物語は何を伝えるのか。
読んだ人は何を受け取れるのか。
最初に示しておく。
なぜなら人は無駄な時間を嫌うからだ。
特に忙しい人ほどそうだ。
面白いことに、
ゲームやスマホには何時間でも使えるのに、
考える必要のある文章にはなかなか時間を使わない。
関心がないものは見えない。
だからこそ大切なのは、
冒頭で心をつかむこと。
答えを全部渡さず、
関心だけを向けてもらうこと。
続きが気になる状態をつくること。
伝達能力とは、
上手に話す能力ではない。
相手が理解できる状態をつくる能力だ。
もしあなたが、
「なかなか伝わらない」
と感じているなら、
まずは話し始める前に一言添えてみてほしい。
「今日伝えたいことは一つです」
その要約が、
相手との距離をぐっと縮めてくれるかもしれない。
伝える努力をやめない人が、
最後には一番伝わる人になるのだから。
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