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overは「上」やのに、なんで「終わり」になるねん!英語のモヤモヤ、なんでやねん!#創作大賞2026 #オールカテゴリ部門

#創作大賞2026 #オールカテゴリ部門ある日のこと。

子どもが、昔の歌を聴きながら首をかしげていた。

👦 子ども:なあ、文四郎。ちょっと教えてや。

👨‍🏫 文四郎:なんや。

👦 子ども:overって、「〜の上」いう意味やろ?

👨‍🏫 文四郎:まあ、最初はそう習うことが多いな。

👦 子ども:ほな、昔の歌にあるLove Is Overって何なん?

👨‍🏫 文四郎:おっ。そこへ来たか。

👦 子ども:おじいちゃんが歌ってたで。

👨‍🏫 文四郎:おじいちゃん言うな。わしも知っとる。

👦 子ども:Love Is Overって、「愛は上にあります」ちゃうやろ?

👨‍🏫 文四郎:ちゃうな。

👦 子ども:「愛は終わり」やろ?

👨‍🏫 文四郎:せや。

👦 子ども:ほな、なんでoverが「終わり」になるん? 上と終わり、全然ちゃうやん。

👨‍🏫 文四郎:うーん。

👦 子ども:また分からんの?

👨‍🏫 文四郎:分からんというより、うまく説明する言葉を探してるんや。

👦 子ども:最近そればっかりやな。

👨‍🏫 文四郎:テオ、頼むわ。

---

🦉 テオ:overは、単に「真上にある」という意味だけではありません。

👦 子ども:ほな、何なん?

🦉 テオ:中心にあるのは、何かを越えて、向こう側へ行くという感覚です。

👦 子ども:向こう側?

🦉 テオ:例えば、

jump over the fence

なら、

柵を飛び越える。

go over the bridge

なら、

橋を渡って向こう側へ行く。

👨‍🏫 文四郎:なるほど。「上にある」というより、「上を越えていく」感じなんやな。

🦉 テオ:そうです。

何かの端から端まで進み、

境目を越え、

向こう側へ出る。

それがoverの大切な感覚です。

👦 子ども:ほな、「上」は、その途中にあるだけなん?

🦉 テオ:場合によりますが、「越えて向こう側へ」という動きで考えると、多くの意味がつながります。

---

👨‍🏫 文四郎:けど、それがどうして「終わり」になるんや。

🦉 テオ:時間や出来事についても、最後まで進んで、終点を越えたと考えるのです。

The game is over.

なら、

試合が最後まで進み、もう向こう側へ出た。

つまり、

「試合は終わった」

という意味です。

The meeting is over.

なら、

会議は終わった。

The summer is over.

なら、

夏は終わった。

👦 子ども:終わりの線を越えて、向こう側へ行ってしもたんやな。

🦉 テオ:そのイメージです。

👨‍🏫 文四郎:ほな、Love is overも、愛の時間が最後まで来て、もう向こう側へ行ってしもたんか。

🦉 テオ:そう考えると分かりやすいでしょう。

👦 子ども:なんか急に寂しい話になったな。

👨‍🏫 文四郎:愛が終わる話やから、そら明るくはならんやろ。

🐶 ガジュマル:ワンワン

overは、
上。越えて。向こう側へ。終わって。
一見すると、意味がばらばらに見える。
けれど、何かの境目を越えて、その先へ行く。そう考えると、つながりが見えてくる。

👦 子ども:ほな、overは「上」って覚えるだけやったら足りへんのやな。

👨‍🏫 文四郎:せやな。「越える」と思った方が分かりやすい。

🦉 テオ:前置詞や副詞には、日本語一語では表しきれない広がりがあります。

👦 子ども:また難しい言い方した。
👨‍🏫 文四郎:要するに、overは「上」だけやない。何かを越えて、その向こうまで行く言葉や。
👦 子ども:ほんで、出来事が向こう側へ行ったら、「終わった」になる。

👨‍🏫 文四郎:そういうことや。

それにしても、学校では最初に、
over=上に
と習うことが多い。
もちろん、それが間違いというわけではない。しかし、それだけ覚えていると、
Love is over.
The game is over.
The meeting is over.
が、なぜ「終わり」になるのか分からない。
「上」という日本語をいったん離れて、

越えて、向こう側へ。

と考えた方が、英語の景色が見えてくる。

👨‍🏫 文四郎:英単語は、日本語一個を貼り付けただけでは分からんことがあるんやな。

🦉 テオ:その通りです。

👨‍🏫 文四郎:おっ。今日はテオに褒められたやないか。

👨‍🏫 文四郎:ああ、そういえば今日は8月31日か。

👦 子ども:夏休みも、とうとう終わりやな。
👨‍🏫 文四郎:せやな。
Summer vacation is over.
や。

👦 子ども:なんか急に格好つけたな。

👨‍🏫 文四郎:Love is over。夏休みもover。
何でも終わる時は、ちょっと寂しいもんや。
👦 子ども:文四郎、しんみりしてる場合ちゃうで。
👨‍🏫 文四郎:なんや。

👦 子ども:夏休みはoverしたけど、ぼくの宿題はまだoverしてへん。

👨‍🏫 文四郎:お前、宿題まだ終わってへんのかいっ!

👦 子ども:文四郎の恋もまだ終わってへんらしい、って近所のおばちゃんが噂しとったで!

👨‍🏫 文四郎:な、なにっ!

🐶 ガジュマル:ワンワン!

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