二人の「父」が教えてくれたこと
こんにちは!スペイン在住、二児のママ としこ です。

スペインでは、3月19日は『父の日』です。
父に感謝をする日ですが、
あなたにとって" 父 "とはどんな存在でしょうか?
二人の父がくれたもの
私には二人の「父」がいます。
一人は、日本に住む血の繋がった「父」。
もう一人は、スペインに住み、私を本当の娘だと言ってくれる「父」です。
日本の父が教えてくれたこと
彼は、私に" 学び "をくれる存在でした。
幼い頃からあまり関わることがなく、良い思い出もほとんどありません。
借金を抱えても自分のやりたいことだけをやり、酒とタバコにお金を費やし、家族との距離を置いている人でした。
父との記憶
3歳の頃、姉が蹴られ、後頭部を強く打った。
床に広がる血。倒れている姉。母親が泣き叫んでいる。
その光景を見たとき、心の中の何かがスーッと消えていったのを覚えています。
両親の喧嘩は日常茶飯事でした。
皿やカップが飛び交い、止めようと間に入った私は、床に散らばった破片を踏んで血まみれになった。
母がそれを見て、喧嘩をやめてくれた。
過呼吸で倒れたこともありました。
けれど、父は私を見て、母に「倒れてるぞ」と言っただけでした。
出産後、久々に日本に帰り、娘を父に会わせたときも、彼はまるで他人行儀だった。
赤ちゃんの目の前でタバコを吸い、娘の存在など気にも留めない様子でした。
母が亡くなったときも同じでした。
喪主を務めることもなく、葬儀の段取りもすべて姉任せ。
私は妊娠6ヶ月の体でスペインから急いで帰国したけれど、彼は一言も声をかけてくれませんでした。
まだまだ思い出せばキリがありません。
でも、私は 「苦しかった過去」 を語りたいのではなく、そんな父から 「大切なことを学んだ」 ということです。
✅️人は一人では生きていけないこと。
✅️感謝の言葉を言わない人には、何も返ってこないこと。
✅️喜怒哀楽のない“無”の人間には、誰も寄り添わないこと。
✅️関わってはいけない人がいること。
父は、周りを傷つけながら、ただ人生を嘆いていました。
私は何度も対話を試みましたが、「うるさい、黙れ」と拒絶されるばかりでした。
だからこそ私は、「父のようになってはいけない」 と思ったのです。
スペインの父が教えてくれたこと

そんな私にとって、スペインの父との出会いは 衝撃的 でした。
スペイン語がまったく話せなかった異国人の私を、彼は初めて会ったその瞬間、迷いなく抱きしめた。
そして「Mi hija!(私の娘)」と言いました。
言葉が通じなくても、彼の温かさは伝わりました。
その瞬間、私は 「父親の愛」 というものを初めて知ったのです。
スペインの父との思い出
くだらない冗談を言い合い、笑い合ったこと。
一緒に料理を作り、ときには失敗して大笑いしたこと。
庭の棚を作ったり、育てた野菜を一緒に食べて喜んだこと。
彼がジムで使う器具を、一緒に組み立てたこと。
私が悲しいとき、黙って抱きしめてくれたこと。
妊娠、出産を誰よりも喜び、泣いてくれたこと。
母が亡くなったとき、何も言わず一緒に涙を流してくれたこと。

彼はいつも惜しみなく愛情を注いでくれました。
そして、私に 「父とは、本来こういう存在なのだ」 ということを教えてくれました。
私は父親というものがずっと苦手でした。
でも、彼と過ごすうちに 「愛されること」 を学びました。
🌸二人の父からの「学び」🌸
私は二人の父によって、人生で 大切なこと を学びました。
一人の父は、「関わってはいけない人」の存在を教えてくれた。
もう一人の父は、「愛し、愛されることの意味」を教えてくれた。
どちらの存在も、私の人生にとって大切なもの。
だからこそ、私は 過去を憎まず、未来を見つめて生きていきます。
父の日を迎えるたびに、私は二人の父を思い出し、それぞれの父がくれた 「人生の教訓」 に、改めて感謝しています。
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