見出し画像

お国言葉でドラえもん

わたしは大分県出身なので、
当然ながら大分弁をめちゃくちゃ使う。

学生の頃は、同じ大分出身の子たちから
「大分弁といえば、えじーよね!」
と、ネイティブ大分人にも有能認定され、
大分弁界隈では、かなりの手練れだったようだ。

九州地方だと、博多弁とか宮崎弁とか。
ああいう方言って、柔らかくてかわいい。
「方言女子かわいい!」の代表格だと思う。

……だが、大分弁は違う。
めちゃくちゃ荒いのだ。

でも、日本文学の先生だけは違った。
「大分弁は大事に使いなさい。」
そう言われた。

平安時代の言葉が、
今でもたくさん残っている地域だからだという。

どこら辺が?と言うと、
1番メジャーな大分弁「よだきぃ」。
これは面倒臭いの意である。
「よだけし」という言葉からきているらしい。

語尾に「〜なんかえ?」とかもつく。
これは口語っぽいかんじで「〜なの?」の意味。
平安時代を背景にしたドラマでは耳にすることがあるのではないだろうか。

そんな訳で、先生が使った方がいいと
言っていたことをふと思い出したので、
ドラえもんで大分弁をご紹介したい。

まずは、のび太がジャイアンに
イジメられるシーンから行ってみよう。

のび太「うわぁ〜〜ん!!ドラえもーーん!!またジャイアンが殴ってきたんよー」

ドラ「なんかえ〜。帰って来たばかりやに、
しゃーしぃなぁー。今どら焼き食べよんけん
あとにしてくれん??」

のび太「そんなこと言わんで聞いてっちゃ!!
急に殴るんで?悪りーやろ?」

ドラ「あーもぅ、しゃーねぇなぁ、
じゃあなんか道具出すけん泣き止みよ!」

のび太「ありがとう〜、
やっぱりドラえもんは頼りになるわー」

ジャイアン「(外から)やい!のび太!!さっきは何で逃げたんかっちゃ!?
今度こそチチマースけん、早よ家出てこいっちゃ!」

……とまぁ、こんな感じなのだ。
ケンカの時など、絶対、他道府県の方からは
怖がられると思う…。

ちなみに、「チチマース」は「メッタメタのギッタギタにしてやる」の意で、「しゃーしぃ」はうるさいの意なのだ。

「チチマース」は別の意味で誤解されそうだが、
あまりの剣幕なので誤解の余地がない。笑
ただ、この言葉は今時の若い大分人には
あまり馴染みがないかもしれない。
手練れのわたしでも使ったことがない。笑

では、穏便モードも行ってみよう!

しずか「のび太さーん、
今日さー、ウチで一緒に宿題せん?」

のび太「え!?いいん??」

しずか「いいでー!のび太さんが来るまでに
クッキー焼いちょくわー」

のび太「やったー!しずかちゃんのクッキーっち
美味しいけん、楽しみやなあー!」

しずか「あ、出来杉さんも来るけん」

のび太「なんかえー、ぼくだけやねぇんか…」

しずか「そんなわけねーやん」

とまぁ、こんな感じになる。
穏便モードであってもけっこうキツめだと思う。
ちなみこれ、ひとつも怒っていないのだ。

「そんなわけねーやん」

これは美女でも普通に言う。笑
いつも通りの会話の感覚なのだ。

言葉の端々にラムちゃんが入ってくるのも
特徴である。イントネーションはギリギリ
標準語寄りではなかろうか?と思っている。

こんな感じが大分人にとっては、
平常運転なのである。

……と言うわけで、
怒っておりませぬ故、びっくりせんでな笑笑




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集