『親子に効く文学』ー文学戦隊アイマスクーー毎週ショートショートnote
つむぎ
「おかんとお笑いで揉めてな」
「このままやと……勘当される!」
「勘当ガイドブックみたいなんないかなぁ…」

(どこからともなく)
アイマスク
「血縁は
切れぬと言うが
よく揉める」
⸻
つむぎ
「今日は待っててん。
ほんまに頼むで。ちゃんと助けてくれ」

アイマスク
「その悩み――文学で片付きます」
「イワン・ツルゲーネフの『父と子』」
⸻
つむぎ
「え、思想バトル確定ちゃうん?」

アイマスク
「価値観の違う親子が――」
「最終的に、分かり合えません」
⸻
つむぎ
「分かり合えよ!
こいつに期待したのが
馬鹿やった!!」
⸻
アイマスク
「川の字になって寝る、
あれは平行線の象徴です」
⸻
つむぎ
解釈がえげつないねん!
あれは幸せの象徴なの!
⸻
アイマスク
「家族とは」
「同じ本を、違う読み方で読むものなのです」

つむぎ
「……危なっ」
「ちょっと納得しかけたやん」
⸻
アイマスク
「ネタバレ文学戦隊!アイマスク‼️」
⸻
つむぎ
「締めるな!
あかん!こいつとはなしてると、ガチで籍抜かれるやん!」
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つむぎ
「……そもそもやな。
笑いのツボ違うだけで
勘当って酷ない?」
(間)
「誰か笑いのガイドブック寄越せよ!」

(472字)
今回参加させていただいたのは
田原さんのこちらの企画です。
