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Old City, Philadelphia

しばらく学校の勉強等に追われて忙しい日々が続いていましたが、久しぶりにゆっくり観光する時間が取れたので、PhillyのOld Cityをぶらぶらしてきました。

Old Cityは、Philadelphiaの東側、Delaware川沿い周辺に位置する街です。Phillyの現在の商業中心地はCenter Cityですが、元々はこのOld Cityが商業の中心地であり、Delaware川から輸送されてくる様々な商品が盛んに取引されていました。たくさんの人々が商業や娯楽のために集う街という雰囲気は現在も残っており、多くのレストラン、バー、ナイトクラブ、ギャラリー等が立ち並びます。また、赤レンガを基調とした美しい街並みが現在も残っており、Phillyの外せない観光スポットの1つとなっています。

①Franklin Fountain

この日は気温が30度を超える真夏の暑さで、少し歩くだけでへとへとでした。アメリカは日本よりも湿度が低いので過ごしやすいのですが、日差しの強さはなかなかです。「暑い」というか「痛い」という感覚です。そこでまず訪れたのは、ずっと気になっていたFranklin Fountainというアイスクリームショップです。19世紀に創業された老舗で、ガイドブックにも載っている超人気店です。店内はレトロでお洒落な雰囲気で、フレーバーの種類も20種類くらいあります。選びきれなかったので、どれが一番人気なのか店員さんに聞いてみたところ、ピスタチオが人気とのことなので、ピスタチオのダブルサイズをオーダーしました。

フレーバーの種類が豊富

調子に乗ってダブルサイズにしたことを後悔するくらい、アイスクリームはどでかいアメリカンサイズ。バランスが非常に悪く、外に出て写真を撮ろうとした瞬間に崩れかけ、あわや大惨事。しかもカップではなくコーンにしたのと(アイスは絶対にカップよりもコーン派です)、この暑さなので、瞬く間に溶けるわ垂れるわ。とりあえず、道を汚さないように植木鉢に頭を突っ込む形で食べました(はたから見ると変質者ですね)。アイスが溶けるスピードに対抗するために急いで食べたので、終盤は腹痛との戦いです。ただ、さすがというべきか、味はめちゃくちゃ美味しかったです。そこまで甘すぎず、ピスタチオの本来の風味を存分に活かし切っているという印象でした。200年近く地元民に愛されている老舗の実力を感じました。店内にイートスペースはないので、店外に設置されているベンチで食べるか、食べ歩きになります。暑い日はコーンではなくカップがお勧めなのと、シングルサイズで十分です(笑)。

かろうじて崩壊を免れたダブルアイスクリーム

②Han Dynasty

Franklin Fountainから数軒先に、Han Dynastyという有名な中華料理屋があります。ここの名物は激辛の四川料理と、オーナーのHanさん。現地の新聞で取り上げられるほどクセツヨのオーナーで、大声で客に向かって怒鳴り散らすことで有名です。メニューの中には、サワーチキン等の比較的辛くないアメリカナイズされたものもあるらしいのですが、それらを注文すると店主にブチ切れられるらしいです。そのため、現地の人からは店名のHan Dynastyを文字って、Handy Nasty(nastyは意地悪、不快という意味)と呼ばれているのだとか。でも、そのクセツヨの店主を差し引いても店の評価はめちゃくちゃ高いので、味は確かなのでしょう。暑すぎて激辛四川料理を食べられるコンディションではなかったので、今回は店外から眺めるだけにしましたが、またの機会にぜひチャレンジしてみたいと思います。

ホラー映画のタイトルみたいなデザインの看板

③Christ Church

休憩がてらに立ち寄ったのが、N. 2nd Street沿いにあるChrist Church. かつてはNation’s Churchとも呼ばれていた、1695年に創設された歴史のある教会です。300年以上にわたって人々にSunday Survice(礼拝等)を届けてきました。この日も日曜日だったので、5ドルを支払って教会内を見学することができました。実は僕は教会というものに入るのが初めてで、一つ驚いたのが、教会堂の床に多くの墓碑があったこと。18世紀の欧米では、裕福な信徒や著名人を教会堂の床や内陣に埋葬する習慣があったそうで、聖遺物や聖人の墓に近い場所に眠ることが救済につながると信じられていたのだとか。現在は衛生面等の理由から教会内部の埋葬は行われていないようですが、このChrist Churchほどの古い教会では、現在も教会内部に墓が残っており、多くの信者がその上を歩いているのだそうです。興味深いです。

教会内部の様子
教会の床の至る所にある墓碑

④Elfreth's Alley&Besty Ross House

次に向かったのが、Old Cityの中心にあるElfreth's AlleyとBesty Ross Houseです。Elfreth's Alleyは、18世紀から19世紀の街並みがそのまま残されている国内でも最古の住宅地エリアです。Old Cityの中でもっとも有名な観光エリアの一つですね。狭い路地の両端に所狭しと立ち並ぶレンガ造りの建物が趣深く、足を踏み入れれば当時にタイムスリップした感覚になります。現在も実際に人が住んでいて、年に2回、住民の方が家の中を一般公開してくれるイベントが開催されるらしいです。

Elfreth's Alleyの美しい街並み

Besty Ross Houseは、アメリカ合衆国の星条旗(Stars and Stripes)を最初に縫った女性として知られるBesty Rossが住んでいた家(実際には借家)です。独立戦争中、George WashingtonがBesty Rossに対して新国の旗の作成を依頼し、彼女が提案した五芒星が、現在の星条旗の元になったといわれています(史実上は諸説あるらしいです)。建物は地上2階・地下1階建てで、2階には寝室、1階には編み物部屋、地下には食糧貯蔵庫や暖炉等があり、当時の生活を垣間見ることができます。編み物部屋には実際に編み物をされている女性の方がいて、「何を作っているんですか」と聞いてみると、「友人にプレゼントするスカートを編んでいるのよ」、と言っていました。入館料は12ドルですが、学割があるので学生は10ドルで入ることができます。見学には1時間もあれば十分なので、Elfreth's Alleyに行くついでに立ち寄ってみるのがお勧めです。

右の女性がBesty Ross、左端にいるのがGeorge Washington
Besty Rossが暮らしていた頃の生活の様子が再現されています(当時の人々は暖炉の中央にあるケトルでチョコレートを温めてよく飲んでいたそうです)

⑤The Center for Art in Wood

最後に立ち寄ったのが、N. 3rd Street沿いに位置するThe Center for Art in Woodです。Wood arts専門の無料の美術館で、1階が期間限定の展示、2階が常設展示になっています。2025年の8月1日から10月26日まではA PLANK IN A SHIPWRECKという期間限定展示が開催されていました。個人的なお気に入りはEdgar Orlainetaという方の作品で、壁に取り付けられた木製の本棚におそらく原子物理学に関するThe Neutron Storyという本が埋まっています。物体の本質と可能性を探るというテーマらしく、ぶっちゃけコンセプトはあまり理解できませんでしたが、部屋に飾ったら面白そうだなとという素人的な目線で見ていました。

汎用性ゼロの本棚

2階の常設展示にはありとあらゆる木製の芸術品が飾られています。興味をそそられる作品があったら、作品の横にあるQRコードをスマホで読み込むことでさらに詳しい解説を見ることができます。個性的な作品群の中にこけしっぽいものを発見。QRで解説を見てみると、やはりこけしであり、名前はMichiko。日本人デザイナーのWendy Maruyamaさんの作品でした。40年以上にわたって作品を作り続けているMaruyamaさんは、最近はケニア等のアフリカ諸国に行き、多くの野生動物を間近で見て、そこで得たインスピレーションを活かして動物をモチーフにした作品を多く世に送り出しているそうです。こけしの名前がどうしてMichikoなのかは気になりましたが、そこは特に書いていませんでした。

多種多様な木製の芸術品の中にこけしを発見
Michikoの解説をスマホで見られます

Furniture maker, artist and educator Wendy Maruyama has been making innovative work for over 40 years. While her early work combined ideologies of feminism and traditional craft objects, her newer work moves beyond the boundaries of traditional studio craft and into the realm of social practice. The wildLIFE Project focuses on the endangerment of elephants, a cause that is very personal to the artist. She recently took a sojourn to Kenya and met with wildlife advocates to investigate the dangers of the continued poaching of these magnificent animals. The trip served as a source of inspiration for the artist to create a new body of work and incorporate a strong societal message.

https://wendymaruyama.com/home.html

以上、Old Cityを1日散策した感想を気ままに書いてみました。上記には書ききれませんでしたが、Delaware川沿いにもFranklin Bridge, Street Pier(桟橋)、Spruce Street Harbor Park等の見所がたくさんあって、歩くだけでも楽しかったです。特にSpruce Street Harbor Parkは、夜のライトアップが人気らしいので、Philadelphiaにいらっしゃった際にはぜひ立ち寄ってみてください。





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