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生きる意味がない君へ。だが、死なない意味はある。

生きる意味を探してる君へ。


たぶん君は、もう色々読んだだろう。本も、名言も、誰かの正論も。それでもまだ探してるってことは、どれも刺さらなかったってことだ。

知ってる。昔の俺がそうだった。だから先に言っておく。この記事も、君に「生きる意味」を手渡したりはしない。君みたいな人間は、外から来た言葉では、もう救われないんだ。それは俺が一番よく知ってる。


だから、結論から言う。


生きる意味は、ない。だが、死なない意味は、ある。


まず、生きる意味を探すのをやめよう


君はずっと、世界に向かって「自分が生きる意味は何だ」と聞いてきた。

でも世界は、それを持ってない。最初から、誰も君のために意味なんて用意してない。探しても外には落ちてないんだ。

これは、悪い知らせに聞こえるか? 俺は逆だと思ってる。

外に無いと分かれば、探す方向が、やっと変わる。

君は、唯一無二だ


俺は昔から、人と感覚がズレてる気がしてた。

「赤い」とか「痛い」とか、みんな同じ言葉を使う。でも、俺が感じてる赤と、君が感じてる赤が、本当に同じものだと、誰が証明できる? 俺はずっと、違うんじゃないかと思ってきた。

後に俺は、躁鬱・ADHD・ASDと診断された。ああ、やっぱり俺は別の個体なんだ、と腑に落ちた。

でも、診断なんて、本当はどうでもいい。診断がなくたって、同じことだ。君という存在は、この世界中どこを探しても、一人しかいない。


何を美しいと感じ、何を辛いと感じるか。それは、君だけの値だ。君は、唯一無二だ。

ただ——唯一無二、で止めると、ただの個性の話になる。もう一歩、寒いところまで降りる。

観測しているのは、君だけだ


君は、自分の観測にしか、触れられない。

俺のこの文章も、目の前にいる人も、空の色も、全部、君の観測の""にしか現れていない。


君の観測の外側で、誰かが本当に世界を見ているかどうか

——それを、君は一生、確かめられない。


確実に「この世界を観測している」と言えるのは、君、ただ一人だ。

これを、独我論という。


なんとなく、分かるだろう。君が見て、聞いて、感じている、この世界。それが在ると確信できるのは、観測者である君がいるからだ。


君がいなければ、それが在ると証明する者は、どこにもいない。


だから、死ぬわけにはいかない


ここまで来ると、見えてくる。

君が死ぬというのは、君一人が終わる、という話じゃない。


君が確かめられる唯一の世界が、丸ごと、消えるということだ。君は、その唯一確かな世界の、たった一人の観測者なんだ。


——でも、と君は言うかもしれない。「閉じた世界が消えるだけなら、消えて何が悪い」と。


正しい。独我論は、それ単体じゃ、生きる理由にも、死ぬ理由にもならない。中立だ。だからもう一個だけ、必要なものがある。


その観測には、観測し続ける価値が、あるか。


俺の答えを、参考までに置いておく。俺は金がない。何の生産性も無い。でも、問いを立てて、考えて、書く毎日に、飯を忘れるほど夢中になる。


この一日を永遠に繰り返すかと聞かれたら、俺はYESと答える。俺の観測の中には、続ける価値のあるものが、確かに在るんだ。

だから俺は、観測者をやめるわけにはいかない。

生きる意味なんて、無くていい。


要るのは、君の観測の中に、観測し続ける価値があるか。それだけだ。


そして、ここが、外の言葉が誰も君を救えなかった、本当の理由だ。


君の観測の中に何が在るか。その価値が何なのか。


それは、君にしか観測できない。俺にも、どんな本にも、どんな他人にも、見えない。


観測者ってのは、外からは絶対に観測できないからだ。

だから俺は、君の「死なない意味」を、ここに書いてやることが、できない。書けるのは、ここまでだ。


君が消えたら、君の世界も消える。その世界の中に何が在るかを確かめられるのは、この宇宙で、君ひとりだけだ。

だから——もう少しだけ、観測を続けてみてくれないか。


君の箱の中身は、君にしか、覗けないんだから。

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はる|六畳の観測者 コーヒー代にします。 あ、溜まったら焼肉に行かせてください....!!