祈るような朝に、ただお茶を淹れる
おはようございます。 今日は、高校の合格発表ですね。
スマホの画面を見つめる指先が、少しだけ震えるような。 自分のこと以上に心臓の音がうるさくて、家の中が妙に静まり返っている、あの独特の空気の中にいます。
世間ではこれを「人生の分かれ道」なんて言ったりして、たった二文字の結果でこれまでの頑張りを全部決めつけてしまうけれど。
でも、今の私は、もっと別のことを考えています。
一昨日、病院の予約をまるきり一週間間違えてしまった、あの情けない自分。 受付で「来週ですよ」と言われて、小さくなって帰ってきた、あの不器用な日常。
そんな風に、計算通りにいかないことばかりの毎日を生きている私だからこそ、今、隣にいる背中にそっと、言葉にならないエールを送りたい。
どんな結果が待っていたとしても、君がこれまで積み上げてきた時間の価値は、一ミリも変わらないよ。 「合格」して喜ぶ君も、「不合格」で立ち止まる君も、私はそのどっちも、まるごと抱きしめていたい。
誰かに好かれるための器用な言い回しや、そつのない振る舞い。 そんな表面的なことより、今こうして一緒にドキドキしている、この「震えるような時間」そのものが、何より愛おしい気がするんです。
結果が出たら、またいつものように、300円のコーヒーでも飲みに行こう。 その静かな一杯の時間が、外側の喧騒から君を救い出して、自分の心を取り戻すための「凪(なぎ)」になるはずだから。
卒業も、合格も。 誰かの決めた「正解」を生きる自分から、少しずつ自由になっていくための、長い、長い旅の途中に過ぎないのだから。
今日のあなたが、どんな空の下にいても、自分を信じて静かに息ができますように。
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