【教員の選択】壁面掲示のシステム論ー「4つのルート」の選び方

図工の作品を貼るとき、
一人で黙々と作業していませんか?

壁面掲示は、
教室を飾るためだけのものではありません。

大切なのは、
「どう掲示するか」を決めておくことです。

ルールが決まっていれば、

・担任が迷わない
・子どもも迷わない
・掲示作業が短時間で終わる


教室の環境は、仕組みで整えることができます。

【選択①】名簿順で掲示する

最もシンプルで、管理しやすい方法です。

出席番号順に並べるだけなので、
公平性が保たれます。

また、空いている場所を見れば、

・まだ提出していない子
・まだ完成していない子

も一目で分かります。

掲示そのものが、提出確認にもなります。

一方で、貼る場所が固定されるため、高い場所や低い場所など、作品を飾る位置に差が生まれます。

【選択②】できた順に掲示する

完成した子どもから順番に掲示していく方法です。

作品が完成した喜びを、
そのまま教室に反映できます。

教室に作品が少しずつ増えていくことで、

「早く完成させたい。」

という意欲につながることもあります。

一方で、掲示場所に統一感が出にくく、提出状況も把握しづらくなります。

【選択③】色合いや全体のバランスを見て掲示する

作品全体の色合いや配置を見ながら、
担任が掲示場所を決める方法です。

教室全体に統一感が生まれ、
美しい壁面になります。

作品同士が引き立ち、
鑑賞しやすい空間をつくれることも魅力です。

一方で、一枚一枚の配置を考えるため、
最も時間がかかります。

【選択④】係活動など子どもにに任せる

掲示係などをつくり、
掲示作業を子どもたちが担当する方法です。

作品を貼ることも、教室環境を整えることも、
子どもたちの役割になります。

教師がすべて行う必要がなくなり、

自分たちの教室は、自分たちで整える。

という意識も育ちます。

一方で、貼り方が雑になったり、作品が剥がれたままになったりすることもあります。

そのため、

・最後の確認だけは担任が行う
・貼る位置に印をつける

など必要なところだけ、
支える仕組みをつくっておくと安心です。

壁面掲示は「ルール」で決まる

壁面掲示で大切なのは、
毎回頑張ることではありません。

最初にルールを決めて、続けることです。

・公平性を重視するなら「名簿順」
・完成した喜びを大切にするなら「できた順」
・見栄えを重視するなら「色合いやバランス」
・子どもの自治を育てたいなら「係活動」

どの方法にも良さがあります。

大切なのは、自分の学級に合った方法を選び、
途中でぶれないことです。

ルールが決まっていると、子どもも安心して作品を提出でき、担任も迷わず掲示できます。

壁面掲示は、
教室を飾るためだけのものではありません。

子ども一人ひとりを大切にしているというメッセージを伝えるものでもあります。

学級に合ったルールを決め、迷わず続ける。

それが、居心地のよい教室づくりにつながる、
教員の大切な選択なのだと思います。

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