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母のみそおにぎり

小さい頃から、

母は、

みそおにぎりを、

作ってくれた。

学校から帰ると、

夕飯まで待てない私に、

「みそおにぎり、食べる?」

と、

母は、

おにぎりを作ってくれた。

農業と、

家事と、

祖父母の世話で、

母は、

いつも忙しかった。

それでも、

いつもある味噌で、

おにぎりを、

作ってくれていた。

結婚してからも、

実家に帰ると、

母は、

昼に、

みそおにぎりを、

握ってくれた。

父が入院して、

母が病院から帰ってきた日、

私は、

孫を連れて、

実家に行った。

父の様子が、

気になっていた。

夕方になり、

孫は、

眠さと空腹で、

ぐずりはじめた。

私も、

少し疲れていた。

母も、

疲れているはずなのに、

「みそおにぎり、食べる?」

と、

釜にあったご飯で、

おにぎりを作ってくれた。

私と、

孫の分。

孫には、

小さなみそおにぎりが、

二つ。

いつもより、

味噌が濃くて、

少ししょっぱかった。

いつもは、

昼に食べていた、

みそおにぎりを、

その日は、

夕方に、

食べた。

父は、

塩おにぎりが好きだったけど、

母の、

少ししょっぱい、

みそおにぎりを、

また、

食べたくなる。

#創作大賞2026
#エッセイ部門

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