娘を信じる
娘の友達関係を見ていると、
心がざわつくのは、いつも私のほうだ。
今日は誰と遊んだのかな。
仲間外れにされていないかな。
昨日のあの一言、大丈夫だったかな。
でも、当の本人はというと、
毎日、びっくりするくらい元気に学校へ行く。
小学3年生になって、やっとクラスに慣れてきて、
友達関係も落ち着いてきた。
その事実が、娘の表情からも、生活からも、はっきりわかる。
それなのに私は、もう先のことを考えている。
「4年生でクラス替えがあったらどうしよう」
「また友達関係が1からになったら…」
そんな不安を抱えているのは、
きっと、親だけだ。
どうしてこんなに不安になるのだろう。
守りたい気持ちが強すぎるからか。
そして厄介なことに、
この不安が、娘に伝わっているのもわかる。
大丈夫?
無理してない?
その一言一言が、
娘の世界を、少しだけ狭くしてしまっている気がする。
ほんとうに、ダメな母親だと思う日もある。
それでも、私は知っている。
娘は、自分の力で友達をつくり、
自分の足で、毎日を生きている。
娘なら大丈夫。
娘は、自分で自分の人生を切り開ける。
そう信じている。
だから今日も、
不安な気持ちをぐっと胸にしまって、
「いってらっしゃい」と笑って手を振る。
母の修行は、まだまだ続く。
