ジョー・ヘンダーソン『Page One』63年。
Joe Henderson『Page One』63年。Blue Note。輸入盤CD。
Kenny Dorham:Trumpet
Joe Henderson:Tenor Saxophone
McCoy Tyner:Piano
Butch Warren:Bess
Pete LaRoca:Drums
1.Blue Bossa
2.La Mesya
3.Homestretch
4.Recoda Me
5.Jinrikisya
6.Out Of The Night
有名な「Blue Bossa」は先に曲を知っていて、オリジナルが収録されているこのアルバムのほうを後から聴いた。
冒頭テナーとトランペットのユニゾンで奏でられるテーマ曲。
「あー、これこれ!」
と思っていると次の段、最初のソロ・パートで聞こえてくるのはケニー・ドーハムの堂々たるトランペット。
「あれ、間違った?」と慌ててCDジャケットを確認するが、ジョー・ヘンダーソンの『Page One』に違いない。
ソロ回し2番手がようやくテナーのパート。元の哀愁漂うテーマにすごく細かい音を継ぎ足しに継ぎ足して、なにやら幾何学的で不思議なフレーズを吹いている。
そして、元気がない?
やたら音が小さいんだけど…。
「ジョー・ヘンダーソン、お前のリーダー・アルバムだろ」とつっこみを入れたくなる。
演奏はマッコイ・タイナーのソロを挟んで、再びテーマへ。→終演。
「これがオリジナルだったのか!?」。
新入社員と、彼の教育係に任命された先輩上司。
数週間の研修期間を経ていよいよ「お前の思うようにやってみろ」と新入社員は仕事を託される。
結果はいかに?
で、提示された新人の仕事っぷりと言えば。
先輩立て立て。
先輩の仕事っぷりこそ私の進むべき理想の進路です。先輩の筆致を強く残しましょう、という内容のレポート。
先輩満足。
顧客も満足。
新人ペコペコ。
しかし!
ペコペコしながらも内心ニヤリ「ただし仕事の大枠は私の流儀でさせて頂きますがね」という静かで強い意志が込められたものだった…。
変なフレーズも小さい音も個性。
やがて自分は、不敵な新人ジョー・ヘンダーソンの魅力に取りつかれてしまい、彼の参加するCDアルバムをかたっぱしから収集することになるのでした、というお話。
