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飼い猫が逃げてから戻ってくるまでの記録

こんにちは。
我が家には2匹の猫がいますが、先日そのうちの1匹が初めて逃げ出すという事件が起こり、自分の反省も含めて記録として残すことにします。そして同じような状況になってしまった方の参考になれば幸いです。

〇逃げた猫について
とても臆病で繊細な性格、過去逃げたことはなく、今回初めての逃亡。

〇行方不明初日
朝4時に起きた時、猫がどこを探しても見つけることができず、窓が10cm程開いていることが判明。(ここで窓の対策をしていなかったことは十分に反省しております)
家の周りを捜索。すぐに庭に隠れている飼い猫を発見。大好きなオヤツで優しく何度も呼びかけるが、かなり警戒態勢。じっと動かないので、一度は捕まえられたが、すぐにすごい強さで暴れだし、猛スピードであっという間に見えないところまで走っていってしまった。
→外に慣れていない猫は外で見た飼い主を、飼い主だと認識していないそうです。この時の猫は知らない人(飼い主ですが)に捕まえられたショックでパニックになっている状態です。

絶望的な気持ちで走って行った方に探しにいくが、家が密集している場所で見つかる可能性はほぼゼロの絶望的状態。
逃亡から1時間後、とにかく初動が大事!猫は外に慣れるとどんどん活動範囲が広がってしまう。覚悟を決めて猫探偵に依頼。朝の五時だったが、すぐに連絡がきて、説明を受けた後、対応可能な探偵が来てくれることになった。
→気になる猫探偵さんのお値段は、2日間の捜索で、14万円くらいです。私にとっては目玉が飛び出るような金額でしたが、自分ではどうにもならず、背に腹はかえられぬ状況でした。

→猫探偵さんがその日の夕方到着。
家の周りに監視カメラ4台設置。
家の玄関と勝手口2箇所に10cmくらい開けて紐がついた棒を挟む。玄関すぐにご飯を置いて、カメラで見ながら飼い猫が入ってきたら勢い良く紐を引っ張ると棒が外れてドアが閉まる仕組み。私はいつでも紐がひっぱれるようにスタンバイ。

猫探偵さんによると、猫が本気で隠れている場合はプロでも見つけること難しい。夜暗くなって落ち着いた頃に活動すると思うので、夜捜索開始します、とのこと。
全国を飛び回っている猫探偵さん、この地域に詳しいわけではないので、日が暮れるまで猫がいそうな場所をチェックするということで、探偵さんが作ってくれた「猫を探しています」のビラを近所の人に渡して説明しながら一緒に周辺を見てまわる。
さすが探偵さん、懐中電灯をチラチラ照らすだけで、「あ、あそこに猫いますね、違う猫ですね」と瞬時に見分ける。「ここ、猫の足跡ありますね、他の猫がいるところは行かないでしょうね。」
プロはすごい。
→私は猫を探す時、猫の名前を呼びながら車の下を覗き込み、草をかき分け、ガッツリ探していましたが、プロがいうには、「ガッツリ探してますオーラを出してると猫は警戒して出てきてくれません。探す時は、散歩してますよ という何気ない風に探すのが大事です。夜暗いときに探す時も懐中電灯をビシッと照らすのでなく、光を拡散させる感じで探します。」とのこと。なるほど勉強になります。

猫探偵さんの話によると、
初めて外に出た猫で、例えパニックになっていたとしても、自分がどこから走ってきてどっちの方角に走っているかは把握している。また、雨がふっていなければ自分の肉球の匂いを辿れる。
外に慣れていないのならば家の近くまで戻ってくる可能性が高い。
とのこと。次の日は雨予報。できれば今日中に家の近くまで戻ってきてくれることを願いました。探偵さんが常に監視カメラをチェックして、動きがあれば連絡をくれる状態で、家の中で待機。

その日の夜、猫探偵さんから「見つけました」の待望の1報が!LINEで送られてきた画像は紛れもなくうちの猫!ただすぐに逃げてしまったので、無理に追いかけることはしなかったそう。
→とりあえず生きていてよかった。やっぱり深夜の人影が無くなってから行動を開始したよう。そして姿を見た場所は我が家のすぐ裏のお家でした。あんなに遠くまで走っていってしまったのに、ちゃんと近くまで戻ってきてくれたことに安堵。猫探偵さんの言った通りになり、精神的にギリギリの状態だった私には、事前に丁寧に説明されたとおりになり、猫探偵さんを崇拝気味。

○捜索2日目
姿を見つけた場所である裏のお家の方の許可をもらい、捕獲器と監視カメラを設置。
→裏のお家の方は普段あまり接点がなかったのですが、快く協力してくれることがとても有難かったです。いつも閉めている門を夜中も空けとくから自由に入っていいよ、と言っていただき、感謝しかないです。

ここで問題発生。
捕獲器に美味しいオヤツとご飯を仕掛けていたが、野良猫(キジトラ)が狙ってて、罠にかかることをわかってて、「捕獲器閉まっても、どうせあとで開けてくれるの分かってるよ」と言わんばかりに何度もご飯を食べてしまう。キジトラが近くに居座る状況ではうちの猫は近づかない。
猫探偵さん、今までキジトラが捕まったらすぐに出していたが、「長めに閉じ込めます」とのことで、1時間くらい捕獲器の中で過ごして貰うことにした。
→私は猫が大好きですが、このときはキジトラを恨みがましくみてしまいました。。。

その後も他の猫が捕まったり、探偵さんがキジトラのお昼寝場所を見つけたり、キジトラが玄関から入ってきたりしつつ、その日の夜、同じ時間にうちの猫がカメラに映るが、捕獲器は素通り。残念ながら捕獲には至らなかった。

猫探偵さんとの契約は2日間。契約を延ばすか決断の時。探偵料はとても高額。私は延長はせず、猫探偵さんに教えて貰ったことを自分で実践することに決めた。

〇捜索3日目
まずは自分で用意しなければいけないものいけないもの
①捕獲器
  どこかで借りなくてはいけない。保健所に貸して欲しいと頼んだが断られた。市内周辺で保護活動をしている団体様にインスタからメッセージを送って捕獲器を借りれないか相談したところ、快く承諾してもらえた。本当に感謝しかない。ありがとうございます!

監視カメラ   猫探偵さんが使っていた監視カメラと同じ機種をAmazonで4台購入。ここでケチって性能が悪いものを買うのは意味がないので、夜でもくっきり映る、wifiに繋いで動くものが写ったら録画、お知らせ機能がついたもの。スマホで常に映像を監視。

気になるお値段は一台7000円弱。高い。でもカメラ越しでも姿が見れることが唯一の頼りなので即購入。

紐のついた棒の罠を自分で作り、玄関と勝手口2箇所、どちらから入ってきてもすぐにドアを閉めれるようにスタンバイ。

問題発生
捕獲器にご飯を入れるとすぐに大量のアリが!ご飯が見えないくらいにはアリが群がってて、これはダメでは、、、ということで、
アリ対策→餌を入れている器より少し大きめの器に水を溜めて、その器の中に餌の器を置く、2段方式に。アリは水があるので餌のお皿に入ってこれない。

野良猫のキジトラ対策→心を鬼にして、キジトラを追いかけ回したら、どこか遠くへ走って行った。キジトラ、姿を消す。ホントごめんよ。

同じ時間に監視カメラに姿をみせるものの、捕獲器はスルー。

〇捜索4日目~8日目
監視カメラのおかげで、裏の家の倉庫にいることは分かっていて、我が家の勝手口から3mの距離にもかかわらず、捕まえる糸口を見つけられないまま日にちばかりが過ぎる。
人間の姿を見るとすぐに逃げるので、見えないようにしながら、餌の容器をジャラジャラ振りながら名前を呼んで、「ご飯だよー」と声をかけても全く反応なし。
この頃になると外の生活にも慣れたらしく昼間でも、人がいなければ毎日監視カメラにくつろいで毛ずくろいをする姿をみせる。(私はこんなに心配してるのに、めちゃくちゃくつろいでる!と呆然としました。。)
毎日夕方からどこかへ遊びに行って、朝帰ってくる。(不良猫ーー!!)かなり痩せたので、逃亡してからご飯にありつけていないのは明白。普段は食いしん坊な猫だけど、繊細で臆病な子。特殊な環境で、おそらくお腹が減っている事に猫自身が気づいていないからご飯を探そうともしない。捕獲器の中のご飯にも一切気づかない。

〇捜索9日目
そもそも捕獲器をスルーするので立ち止まらせるためにはどうするか。
今まで捕獲器に餌を入れていた。逃亡前の最後の排泄物を大事にとっていた私は捕獲器に餌ではなく、すっかり熟成された飼い猫の排泄物を置いた。うちの猫は、家にいる時も常にトイレが綺麗である事に執着するタイプだったので、こんな野ざらしに自分の排泄物が置かれていることに我慢ならないだろう、と考えた。捕獲器には排泄物、捕獲器から1mくらい離れたところにいつも家で使っているカリカリご飯とお水のセットを設置。(チュールは毎日あげているわけではないので警戒すると思い、普段のカリカリにした。)

監視カメラからの映像
明るい時間に姿を現したうちの猫は排泄物が相当気になるようで、初めて立ち止まってウロウロし始めた。半分だけ捕獲器に体を入れたが中までは入ってくれなかった。でも30分ほどその場をウロウロして、とうとうご飯を見つけた。相当お腹が空いていたと思う。夢中でご飯を食べた。私は膠着状態が1歩進んだことに泣きそうだった。

〇捜索10日目
朝から同じ場所にご飯を設置。とりあえずご飯を食べて欲しかったので、捕獲器の中の排泄物は撤去。捕獲器から1m離れた昨日と同じ場所にご飯&水をセッティング。この場所に安全なご飯があることを認識させる。私がご飯を設置してその場を去ってからすぐうちの猫がご飯を食べにきた。私がご飯を設置してるのをこっそり見てるな、絶対。食べたらすぐにどこかへ遊びに行ってしまう。

その日の夕方、とうとう決行する時がきた。失敗は許されない。今日こそは絶対捕まえる!
捕獲器の中にいつものご飯と水セットを設置。猫探偵さんからは「捕獲器に陶器の器を入れると中で暴れて怪我するかもしれないのでプラスチックの方がいい」と言われていたけど、もう多少怪我しても捕獲優先で!と思い決断。

私がご飯を設置して姿が見えなくなったらすぐにうちの猫が餌のところにやってきた。
待ちきれなかったんだろう。その後、10分ほど周りを警戒しつつ、とうとうガシャンという音と共にうちの猫の捕獲に成功!!
捕獲器の中で暴れて足の指の先から流血してしまったが、とにかく無事に我が家へ生還。
→私はこの10日間、常にどうしたら捕まえられるかを考え続け、全く眠くならず、24時間起きていたので、人間は10日寝なくても生きてるんだなと初めて思いました。

真夏のお盆休みを全て飼い猫捜索に費やし、身も心もボロボロになりましたが、周りの方の優しさに本当に感謝しています。

契約終了しても猫探偵さんは捕獲までずっとLINEでアドバイス、励ましをいただきました。猫探偵さんは契約期間に捕まえられなかったことを申し訳ないと言っていましたが、私にとっては精神安定剤でした。そして、なんと契約終了後にうちが捕獲のために購入した監視カメラ4台をほぼ同額で買い取ってくださいました。なんて良い方!
裏のお家の方、私たちが敷地に出入りするのを許可してくださいました。

保護団体様、すごく性能の良い捕獲器を快く貸してくださいました。この捕獲器、1番奥がアクリルの透明板になっていて、違和感がない仕様のもの。本当に有難く、捕獲器を返却する際に心ばかりの寄付をさせていただきました。

今は元の平穏な生活に戻りましたが、窓の逃亡対策を厳重にしても、私は窓を開けるのが怖くなってしまいました。そして家に帰ってきた猫は爪を切るのを嫌がり簡単には切らせてくれなくなりました。捕獲時、足の指を怪我したのがトラウマみたいです。
色々反省すべきことが多いですが、同じような状況になってしまった方の少しでも参考になれば幸いです。

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