天使なんかじゃないけど、私は天使になりたい
私の中で最強で最高の少女漫画家、矢沢あい先生。私が物心着いた時にはもう休載してたのに、ご近所も天ないもパラキスも何度も読み返してる。これを読んでくれてる皆さんは何が1番好きですか?皆さんの思い出も聴きたいな。
その中でも1番好きなのはNANA。何度も何度も読み返してる。最近よく、NANAはどうしても感情移入出来ないし恋愛に踊らされすぎてるなんてツイートを見る。時代の変化なのか、よく分からないけれど、それだけじゃないんだよと毎回反論したくなる。幼い頃から愛を知らず生きて来た人、たくさんの人に愛されて育った人、色んな境遇の登場人物が人生の中でもがき苦しんで前に進もうとする本当に美しい作品なのに。鮮烈な友情、甘くて悲しい恋、愛とは何なのか、愛を与えるとはどういうことなのか、誰かと一緒に生きていくために必要なものは、何なのか。とにかくたくさんのことを教えてくれた最高の少女漫画。
NANAについて話し出すと止まらないので、今日はここら辺に。私が今回話したいのは天ないについてなの!!
私はヒロインなんかになりたくない、なんて強い言葉を1つ前のnoteで吐いたけれど(貼っとくから見てみてね)、矢沢あい先生の作品のヒロインは別。特に私は天ないの翠ちゃんが大好きで、こんな人間になりたいと思ってずっと生きてる。
初めて読んだ時はあんまり好きじゃなかった、なんでなのかな、眩しかったのかも。眩しすぎた。すごく、眩しい明るい女の子。天使みたいな、太陽みたいな、暗い夜を1人で進んで行けそうなのに本当は怖くて仕方ない、それを見せないようにいつも頑張る、そんな女の子。そう、それに気づいてから、大好きになった。私がなりたいのはこの子だ!って思った。
翠ちゃんが好きだ!って思ったのはこのシーン。

晃が隠し事をしている事に対して我慢できなくなり涙が止まらなくなる翠は、歓迎会を台無しにしたくない、笑って戻ってくるから離してと晃に言い放って生徒会室で気持ちを落ち着ける。そして本当に笑顔で晃の前に戻ってくる。
晃が本当に翠のことを大切にしたいって噛み締めたのはここじゃないのかな。少なくとも私は、晃が大好きで大好きで諦めきれない可愛い女の子が幸せになって欲しいって思ったよ。抱きしめたいって思った。
翠ちゃんのすごいところは、天使なんかじゃないなんて言いながら天使になろうと努力するところ。みんなに幸せになって欲しいし、自分も幸せになろうと努力するところ。誰かが傷ついていたら寄り添って話を聞いて、解決しようと手を取れるところ。どれだけ邪見にされようとその人の心に届くまで諦めないところ。愛嬌があって、ありがとう、可愛い、かっこいい、すごいねって、素直に言葉に出来るところ。涙が止まらなくても、笑おうとするところ。最後には笑ってるところ。
仮にも私も女の子だから。天真爛漫で、でも芯が強くて、やりたいと思ったら最後まで頑張る、そんな子になりたい。そう思わせてくれる少女漫画に出会えて良かった、私が生まれる前に、そんな作品があることが嬉しい。いつの時代にも強くてかっこいい女はいる。
そう、ヒロインになりたくない訳じゃなくて、私は怖くても辛くても立ち上がって1歩踏み出せる、そんな人間にずっと憧れているんだと思う。天使なんかじゃないし、天使なんて呼ばれるのも照れくさいけど、私はずっと天使になりたいんだと思う。
