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友達の数は何人? を読んで、昔の友人に「バイバイ。」とつぶやいた話。

皆さんこんにちは。佐神です。
前回投稿した 「幸せをお金で買う5つの授業 を読んで、原付を買った話。」 が思ったより反応いただけまして、とても嬉しいです。
皆様、ありがとうございます。

 友達の数は何人?

今日紹介するのは、ロビン・ダンバーさんの 友達の数は何人?ダンバー数とつながりの進化心理学 です。

ロビン・ダンバーさんはオックスフォード大学の進化人類学者で、人間の認知的上限について述べた「ダンバー数」で有名です。

進化人類学っていうのは、人間が長い時間生き延びていくうえで、生存に有利な性質を得ながら進化してきたんだよね っていう、まぁ最近アツい学問。わたし、大好きです。

この本はひとことで言うと「他者とのつながりを人類学の視点で教えてくれる」本です。
他者とのつながりを科学的に見ることで、僕たちの常識とはかけ離れた事実を浮き上がらせてくれました。

ダンバー数

ダンバーさんははじめに、こんなことを述べています。

・動物の脳(正確には新皮質)の大きさと集団のサイズは比例する

どういうことかと言いますと、脳の大きな動物(ヒヒ、マカク、チンパンジーなど)は属する集団のサイズが大きくて、小さい動物になっていくにつれて集団のサイズも小さくなるっていうことですね。
ちなみに、一番大きい脳の持ち主は僕たち(人間)です。

逆に言えば、大きい脳を持つ人間でも集団を無制限に大きくすることは絶対にできないということです。
だって、脳の容量には限りがあるから。

・他者とのつながりには上限がある。

これがこの本の肝であり、その上限の具体的な数字が「ダンバー数」なわけです。

友達は150人まで

ダンバーさんは進化人類学を元に、友達(社会的関係)の上限を、150人と明らかにしました。
この数は、ひとりひとりがきちんとお互いを認識できる(顔と名前が一致する、ある程度の素性がわかるなど)上限です。昔ならクリスマスカードや年賀状を送り合うような関係、現在ではLINEの友達、あたりでしょうか。

この数を超えると顔と名前が一致しない関係が生まれてきて、集団が維持できなくなってくるとされています。 
(本書で例として挙げられたのが軍隊。軍隊の最小単位は中隊で、130〜150人くらいで構成されました。それ以上増えると、中隊は2つに分かれます。)

つまり友人も無制限には増やせないってことが、ここでもハッキリ言えるわけです。だって顔と名前が一致する、程度でも150人なんですから。

ダンバーの同心円

ダンバーさんは本書のなかで、人間関係には強烈な濃淡があり、同心円のようになっていると述べます。 
付き合い方のパターンを細かく調査し、つながりの規則性が見えてきたんですね。

ダンバーの同心円

ダンバーの同心円を紹介すると、
・中心に一番近い円に入るのは3〜5人
・次の円には約10人が入り、合計15人
・第3の円には約30人が入り、合計50人。
・最後の円には約100人が入り、合計150人。

中心の円が一番親密な関係で、週一度は会って時間をともに過ごす仲でしょう。
次の円は月に一度程度の関係、最後の円は年に一度か、もう会わないぐらいの関係って感じです。

僕たちは自覚のないうちに、つながりに強弱を作って生きているわけですね。

疎遠になった友人を思い返して

改めて人間関係を思い返すと、昔は大好きだった友人とだいたい疎遠になっていると感じます。

小学校の時にドラゴンボールのゲームを一緒にやったAくん。中学で同じ部活をやり抜いたBくん。高校でジョジョの奇妙な冒険最強ランキングを一日中一緒に作ったCくん…

でも、それは当たり前なんです。ダンバーの同心円は、新たな友人が入ってきたら、誰かが出ていくということを示してます。
僕にとってのABCくんと、ABCくんにとっての僕は、もう近しい円の中にいないんです。

別れを自覚する

本書を読みながら、心のなかで昔の友人に「バイバイ。」とつぶやきました。
それぐらいで十分。それ以上のことは起こり得ません。

サヨナラだけが人生、か。

まとめ

ダンバーさんと本書の凄さは、「友人と疎遠になる」ことを科学で明快に説明したことだなって思います。
それは誰でも経験があるし、なければ人間じゃありません(多分新人類)。
寂しさを感じることも時々ありますが、優しく慰められたような気分です。 

ということでいかがだったでしょうか。
面白かったなと思ったら、ぜひ反応いただけると嬉しいです。
ではまた!


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