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霧と静寂

Grenoble Day1

スイスのすぐ近く、フランス、グルノーブルの街並み
煙突にたちのぼる煙、霧のかかった山々、8時になっても全く人気のない道、
鳥の囀りで童話のような目覚めを迎えたあと、窓際で朝食をとった。
私の知っている慌ただしい朝はどこにもなかった。
時間がゆったりと流れ、聴こえるのは鳥の声とたまに通る車が走る音
窓に映る絵画のような景色を眺めながら少し泣いた。画面にばかり顔を向けていた日常とは程遠い、落ち着きがあり心癒される完璧な朝食だったからだ。普段よりも何倍も繊細に感じられた。嗚呼どこを探せば母国でもこの風情を感じられるだろう。初めての場所に不安で堪らない一晩を過ごしたあと、私は既にこの場所を好きになりつつある。さあどんな冒険が待っているのだろう。

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