3年 チョウのかんさつ②
1 タイミングが大事
今回は、前回に続いてチョウの卵を観察させる予定だった。
ところが、朝確認すると、いくつかの卵がすでに幼虫になっていた。
そこで、卵と幼虫の両方を観察させようと考えた。
しかし、授業直前にもう一度確認すると、すべての卵が幼虫になっていた。
自然相手の教材では、こうしたことがよくある。
予定変更ではあったが、かえって絶好の観察の機会になった。
2 双眼実体顕微鏡で観察
急きょ、双眼実体顕微鏡「ネイチャースコープ ファーブル」を準備した。
小型ながら20倍で観察できる、たいへん優れた教材である。
初めて扱う器具なので、簡単に使い方を説明したあと、各グループに2台ずつ配付した。
幼虫を観察しながら、気づいたことをノートに記録させた。
途中からは、他のグループの幼虫も自由に観察してよいことにした。
すると、
孵化したばかりで透明に近い幼虫
卵の殻を食べている幼虫
元気に歩き回る幼虫
など、それぞれ異なる様子を観察することができた。
ちょうど校長先生も参観に来られ、一緒に観察を楽しまれていた。
授業後、
「卵の殻を食べる姿まで見られるなんて、タイムリーな観察ができるのは理科の醍醐味だね」
と話してくださった。
3 トレーシングペーパーで落ち着いた時間
活動的な観察のあとには、静かに集中する時間を入れたいと考えている。
授業の最後は教科書を開き、
「この幼虫は、これからこんなに大きく育っていくよ」
と説明した。
その後、教科書の幼虫のイラストを、いつものトレーシングペーパーで写し取らせた。
写しながら、
「足が16本ある」
ということに気づき、振り返りに書いている児童もいた。
観察したことが、そのまま次の気づきにつながっていた。
