【重要】メルカリのプライバシーポリシーが10/30改定
不正対策の強化と問い合わせ窓口の変更——運用見直しのタイミングです
メルカリは2025年10月30日(木)付でプライバシーポリシーを改定しました。今回の変更点は大きく2つ。「不正利用を防止するための新たな不正対策サービスの導入」と、「個人情報に関する問い合わせ先の変更」です。改定後の全文と新旧対照表が公開されており、継続利用は改定への同意とみなされます。
変更ポイントの要約
不正対策の高度化
これまでの取得情報に加え、不正防止・検知のために、不正対策サービス運営事業者・調査会社・公的機関などから得られるデータ(出品・購買、支払い・配送、登録情報、ログ・端末、位置情報、ご利用状況等)を、既存の個人情報と突合・分析できるように明確化。
さらに、これらの情報を不正対策の目的で第三者(不正対策事業者、業界団体、公的機関等)や、クレジットカード発行会社・金融機関等へ提供できる旨が追記されています。問い合わせ窓口の変更
住所宛の郵送から、指定メールアドレス(support@mercari.jp)宛の連絡に一本化。「件名:個人情報について」を明記のうえ問い合わせます。
実務への影響(物販・無在庫プレイヤー向け)
今回の改定は“取得・連携できる情報の範囲と、第三者提供の条件”をクリアにし、不正検知の網を実質的に細かくする内容です。AIや外部不正対策サービスとの連携が前提になり、以下の行為は可視化・是正の対象になりやすくなります。
同一/酷似コンテンツの大量出品、複数アカウントでの横展開
在庫切れキャンセルの多発、配送情報・納期表記の不一致
実態と異なる発送地・発送方法の表記、越境直送の隠蔽
非公認ツール・スクリプトによる自動操作や異常なアクセスパターン
取引グループ内での評価・取引の不自然な集中
「やってはいけない」グレーを排除し、アカウントの“信用スコア”をより厳密に見る方向に舵が切られた、と捉えるのが実務的です。
いま見直すべきチェックリスト
発送と表記の透明性
実際の発送元・納期目安を正直に明記。提携倉庫や仕入先直送はその旨を書く。在庫・価格の同期
人手更新はミスの温床。公式・公認の自動連携で在庫ズレと赤字を防ぐ。出品コンテンツの差別化
画像・文面のコピペ量産をやめ、SKUごとの説明・注意点を固有化。アカウント運用の単純化
複数アカウントの併用や、同一商材の並行運用を整理。事業者はShopsへ一本化。取引メッセージの品質
定型の乱発は避け、「丁寧・迅速・具体」の3点を徹底。クレーム抑制と評価安定に直結。支払い・配送情報の整合
追跡・伝票情報、配送ラベルの整合を常に担保。国内表記と越境実態の不一致は厳禁。
よくある疑問(簡潔版)
Q. 無在庫はもうNG?
A. 無在庫“そのもの”を直接禁止した改定ではありません。ただし、偽装表記や在庫ズレ多発など“信用を損なう運用”は検知・是正の対象に。事業的運用はメルカリShopsでの透明な体制が前提です。Q. 非公認ツールは使える?
A. 推奨されません。公式・公認の範囲で自動化し、異常アクセス・挙動の検知対象にならない運用へ。Q. どの情報が第三者へ提供されるの?
A. 不正検知・防止の目的で、出品/購買、支払い・配送、登録情報、ログ・端末、位置情報、ご利用状況などが、不正対策事業者・公的機関等、またカード会社・金融機関に提供されうる旨が追加されています。
今日からできる最小ステップ
商品ページの発送元・納期を正しく更新
在庫同期・価格調整を自動化(公認連携を選ぶ)
キャンセル率・遅配率をダッシュボードで可視化し、閾値(例:キャンセル率1%未満)を運用目標に設定
画像・説明文をSKU単位で差別化し、同一展開を解消
事業者運用はShopsへ移行し、特商法・許認可表記を整備
今回の改定は、メルカリが「不正を見抜く」段階から「信用で評価する」段階へ進む合図です。アカウントは資産です。ルールに沿った透明運用と自動化で、守りながら伸ばす設計に切り替えていきましょう。
