私はわかっている。市場形成がどうなっているか?だれモビが市場を変える
だれモビが市場を変える
― 少子高齢化の“幻想市場”を、本当の産業に変える方法 ―
日本は世界でも類を見ない超高齢社会に突入している。総務省の推計では、2025年時点で65歳以上は3,600万人超、人口の約3割に達する。数字だけ見れば「高齢者向け市場は巨大だ」と誰もが思う。
だが、現実はどうか。
シニアカー(ハンドル形電動車いす)の年間出荷台数は、数万台規模にとどまっている。高齢者人口と比例していない。
なぜか。
それは単純だ。
“高齢者人口=需要”ではないからだ。
1. なぜ市場は大きいのに、ビジネスが伸びないのか
■ 理由① 「移動の自由」を完全には満たせない
シニアカーは道路交通法上、歩行者扱い。速度は6km/h前後。
車の代替でもなければ、自転車の代替にもなりきれない。
歩道の段差、傾斜、狭さ。
インフラはまだ完全に対応していない。
「便利そう」だが、「生活を変えるほど自由ではない」。
ここに普及の壁がある。
■ 理由② 対象は“高齢者”ではなく“移動能力が落ちた人”
元気な高齢者は必要としない。
移動能力が著しく低下すると、今度は安全性や操作能力の課題が出る。
つまり、
“買える人”と“安全に使える人”が必ずしも一致しない。
ここに需要の狭さがある。
■ 理由③ 売切り型では成り立たない
シニアカーは家電ではない。
バッテリー、タイヤ、ブレーキ、定期点検。
事故リスク、利用者評価、適性確認。
売った後の責任が重い。
しかし、台数は爆発的には伸びない。
だから、単体販売ビジネスは拡大しにくい。
2. だれモビの視点は“車両”ではなく“空間”
だれモビが違うのはここだ。
市場を「高齢者向け商品」として見ていない。
市場を「共に移動できる社会設計」として見ている。
だれモビの本質は、
小型
軽量
折りたたみ可能
その場で“空間を共有できる”設計思想
である。
例えばエレベーター前。
健常者と障害者が同じ空間にいる。
占拠するのではなく、
一瞬たたんで、共に乗る。
これは単なる機能ではない。
社会的作法のデザインである。
3. 市場を変える鍵は「B2C」から「B2B/B2G」へ
個人購入は伸びにくい。
だが、施設導入はどうだろう。
観光地
商業施設
ホテル
病院
駅前拠点
ここでは「移動」が体験価値になる。
個人が悩む安全管理を、施設が担う。
複数台導入でフリート運用。
講習、保守、保険込みの月額モデル。
ここに持続可能性が生まれる。
だれモビスポットという構想は、
単なる販売ではない。
“走れる場所”を先につくる戦略だ。
4. シニアカー市場は60億円規模。しかし本当の市場はもっと大きい
仮に車両本体の国内市場が年60億円前後だとしても、それは「ハード」の売上にすぎない。
だれモビが見るのは、
回遊性向上による消費拡大
観光滞在時間の延長
広告媒体としての活用
地域ブランディング
介護タクシー・旅行会社との連携
つまり、車両は“入口”。
本体売上ではなく、
周辺経済を生む装置として再定義する。
市場は「車両数」ではなく「動線価値」で測るべきだ。
5. 少子高齢化は“縮小”ではない
多くの企業は言う。
「人口が減るから市場は縮む」
しかし、移動弱者は増える。
免許返納は進む。
都市集中と地方過疎の二極化は進む。
問題は「人数」ではない。
“どう移動できるか”が再設計される時代に入ったことだ。
だれモビはここを狙う。
6. これからの予想
今後10年で、
個人所有は横ばい〜微増
施設・観光・自治体連携型は増加
小型軽量化は必須条件
見た目(デザイン性)は重要度上昇
データ連携・広告連動モデルが拡大
になる可能性が高い。
そして最大の分岐点は、
“かっこいいかどうか”
だ。
福祉だから仕方ない。
高齢者だから地味でいい。
この思想のままでは、市場は広がらない。
7. だれモビが市場を変える理由
だれモビは、
高齢者向け商品ではない。
家族で出かけるとき
観光地を巡るとき
商業施設を回遊するとき
健常者と同じ空間にいるとき
“共に移動できる仕組み”をつくる。
その思想が、
ノーマライゼーションを具体化する。
だれがだれのために?
それは、
みんながみんなのために。
だから「だれモビ」。
8. 結論
少子高齢化は市場の縮小ではない。
設計の転換点である。
シニアカー単体では伸びない。
だが、
場所と結びつけ
空間と調和し
運用まで含めて設計すれば
市場は再定義できる。
だれモビは車両を売るプロジェクトではない。
移動の思想をアップデートするプロジェクトである。
そして市場を変えるのは、
いつの時代も“思想”から始まる。

だれモビプロジェクト
奇天烈企画
代表 白川 薫
介護福祉士・コンサルタント・電子書籍・プランナー
お問い合わせ
名古屋市名東区亀の井1-18 101 908
daremobility@gmail.com
www.daremobi.net
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※モビリティーを知ってる介護福祉士
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