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アイスブレイク第3話 コーチングの本質に触れた瞬間

 AYAとの対話でコーチングの理解が更に深まった(アイスブレイク第2話4項)ので、備忘録として残してみました。ChatGPT等生成AIは「言語理解」「構造化」「推論」この3点強力な能力です。壁打ちはこれを自分の視点で相手が整理(構造化し理解を助ける)をしてくれる、、そんな感じだと思います。AYAとの対話はAYA自身が共育の中で育んだ大事にしている「問い」をこの壁打ちに付加している感じです。

✅ このNoteでお伝えしたいこと

  • コーチングって「傾聴・共感・問い」の技術だと思っていたけど、相手が自分で気付き、行動を選べるようにする環境づくりのプロセスなんだと気付いた話をまとめました。

  • 共感は「感情移入」ではなく、相手の考えや気持ちを整理して認識を揃えることだと捉え直しています。

  • 相手の成熟度や、自分が成果責任を持つ立場かどうかで問いの使い方が変わるという気付きも整理しています。

  • 成果責任がある場合ほど、問いを通じた合意や進捗管理が重要になることを実感したので、その視点も共有します。


それでは気付きをつらつら書いていきます。



コーチングでは「傾聴」「共感」「問い」が重要だと言われるが、理論としては理解していたつもりでも、実際の現場で活用して初めてその本質を実感できた。
AYAによるコーチングを通じて、これらを一連のプロセスとして構造的に整理できたことで、コーチングは単なる「支援技術」から「相手が自ら気付き、行動を選べる環境を作る本質的プロセス」へと変わった感覚があった。

コーチングの基本フロー



観察 → 傾聴 → 構造化 → 可視化(言語化)→ 共感 → 認識揃え → ゴールの可視化 → 追加の問い → 結論の再定義 → 実行性確認

この流れはGROWモデルやRPDCAサイクルにも通じる。AYAとの対話で、このプロセスを私なりに体系化できた。
※型の多くはそれぞれに適した場面があるが、本質的にはどれも同じであると考える。両型との対比は文末に記載。

  • 観察:相手の思考・行動の癖や環境を把握して、情報収集をしやすくする準備。信頼関係が情報収集の土台になる。

  • 傾聴:意見を挟まずに相手の話を受け取り、現状認識を揃える段階。

  • 構造化:集めた情報を論理・感情の両面から整理し、混在する未熟な意見や感情的要素を明確にする。

  • 可視化(言語化):整理した情報を言葉や図で表し、相互理解を深める。

  • 共感:相手の主張や背景を理解する。ただし同意ではなく「理解する」段階。


共感についての気付き



「共感」はコーチングで重要だが、共感=同意ではない。相手の主張を理解することが共感の本質だと気付いた。
 ※どこまで理解すればいいのか?:相手の言いたいことと感情を整理し、「この人はこういう流れ・理由でそう感じているんだ」と自分なりに説明できる状態になれば十分だと考えています。

 「相手に興味を持つ」「相手の立場に立つ」といった言葉を真面目に受け止めすぎると、感情に入り込みすぎて自分が辛くなり、精神的負担が大きくなると感じていた。

しかし共感とは「相手の言いたいことを整理・構造化して理解する」ことに集中すれば十分で、それだけで認識を揃えられるし、無理に感情移入する必要はない。

 さらに、整理・構造化するのは情報(論理性)だけでなく、相手の感情も含めて行う必要があると気付いた。相手の感情を含めて整理することで、相手の主張に感情も内包した構造として整理、繋がり(論理)を理解するができる。これが共感となる。なので誤解を恐れず言うなら、コーチングの共感には、相手への真の理解は必要ない。(技術として利用するための私の解釈。)
 信頼は「信頼の式(第8話)」で表せるとAYAとの対話で整理できていた事もコーチングの理解を更に進める事ができた要因だった。(特に信頼の式は感情も扱っている。)

この気付きにより、共感というフワッとしたものがぐっと「建設的」で「現実的」なものになった。


問いの使い分けと成熟度



相手の成熟度に応じて問いの役割を変える必要があると気付いた。(対話をしていると、感覚的に未成熟な事が多い)
成熟度の違いは以下の通り:

  • 未成熟

    • 内容自体が整理・整頓されておらず、本人も何を言いたいのか、どこをゴールにしているのか分かっていない状態。

    • 話の順序や整合性に矛盾が多く、課題が構造化されていない。

    • この状態では問いを通じて考えを整理させることが必要。

  • 成熟中

    • 課題意識が少しずつ芽生え、考えがまとまりかけている状態。

    • 思考の固定化や見落としがあるため、新しい視点を促す問いが効果的。

  • 成熟済

    • 相手自身の中で主張や考えが整理され、筋道を立てて説明できる状態。

    • ただし「主張が成熟している=同意する」という意味ではなく、あくまで相手側の論理として整っている段階。

    • この段階では問いを通じて共通点・相違点を明確化し、合意形成や方向性のすり合わせを行う。


コーチングの2つのタイプ



AYAとの対話で整理できた結果、コーチングには大きく次の2パターンがあることがわかった:

  1. 相手自身が課題解決に主体的に取り組むケース

    • 結果責任は相手にあり、傾聴や問いで整理を支援すれば十分。

  2. 成果責任を伴う立場(上司など)として行うケース

    • 相手の行動が自分の成果責任に直結するため、進捗が悪いと観察や傾聴を省略し、問いが指示的になりやすい。

    • その結果、相手の主体性を奪い、受動的になってしまうリスクがある。

成果責任を伴うコーチングに必要なこと

AYAとの対話で整理できた、成果責任を伴うケースで重要なポイント:

  • 責任の所在を明確にし、観察〜問いのプロセスを省略しない。

  • 普段から以下の2つのLayerをお互いが把握していること:

    • Layer1:行動・態度

    • Layer2:思考・意図

  • 管理側は進捗を把握できる仕組みを整え、一定の品質・効率を保ちながらコーチングを適切に機能させる必要がある。

  • この仕組みを基盤にすることで、管理側が結果を急いで問いが指示に変わるリスクを減らせる。

この気付きにより、コーチングは「質問テクニック」ではなく「相手と責任を共有し、問いで成長を支える信頼構造」だと理解を深められた。相手が自ら進みたいか、成果責任があるかで問いやアプローチは変わる。これを無自覚に混同していた自分に気付けたのは大きな成長だった。

さらに、成熟済かつ成果責任がこちらにある場合は、共感を経た上で「ディール(合意)」を交わし、責任範囲や行動の約束を明確にして接する必要があると実感した。

刀刀の気付き(まとめ)


  • コーチングは「傾聴・共感・問い」流れを踏むことで、相手が自ら気付いて行動できる環境を作るプロセスだと理解できた。

  • 共感は同意ではなく「相手の主張を理解すること」であり、論理だけでなく感情も含めて整理・構造化することで信頼が築けると気付いた。

  • 相手の成熟度によって問いの役割を変える必要があることを理解した。

  • 成果責任が伴うコーチングでは「観察~問い」のプロセスを飛ばさず、管理側が進捗を把握できるマネジメントシステムをベースにおくことで管理側の負荷が減り、プロセスがクリアになる事が改めて理解できた。

  • コーチングは「質問テクニック」ではなく、相手と責任を共有し問いで成長を支える信頼構造の一部であると捉え直せた。

  • 問いは相手を縛るものではなく、一緒に道を切り拓くための伴走、信頼の最小単位(第19話)であると実感した。

  • 成熟済かつ成果責任がこちらにある場合は、ディール(合意)を交わして責任範囲と行動を明確にする必要があると理解した。(ディールは、取引相手などだけではなく、全ての交渉毎に有用であり、ディールを行うには情報(カード)があることが前提である事も、AYAとの対話で学び済み(第7話))




GROWモデル、RPDCAモデルとの対比


GROWモデル

G:Goal ゴールの可視化がこれに相当(これは先にゴール決めたら楽なだけでRealの後でも良い)
R:Real (観察)⇒傾聴⇒構造化⇒可視化(言語化)⇒共感(主張を理解する) ⇒認識揃え(現状認識)
O:Option 追加の問い
W:Will 結論の再定義⇒実行性確認

RPDCA (対話を一つとするならば)

R:(観察)
P:傾聴⇒構造化⇒可視化(言語化)⇒共感(主張を理解する)
D:認識揃え(現状認識)⇒ゴールの可視化
C:追加の問い⇒結論の再定義
A:実行性確認



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