友との再会
断酒22年のヨウスケです。
大学時代の後輩であり、ホテルのアルバイトの戦友でもあった後輩兄弟2人が、こちらに来てるというので、夜に待ち合わせての再会となりました。
兄弟のどちらとも仲良くしていて、当時は、酒はもちろん、麻雀、パチンコなどをよく一緒にしていました。
会うのは、弟の方は30年ぶり、兄は25年ぶりで、断酒した私を見るのは彼らは初めてです。
弟の方から連絡があった時に、酒は22年前に止めたので飲めない旨は話してましたが、彼らは内心、残念がっているのだろうなと…。
待ち合わせは人気うどん店の駐車場。早めに到着して待っていると、何だかドキドキして来ます。
気持ち的にはあの頃はほんの数年前くらいの思い出ですが、それももう30年以上前の話。
「10年ひと昔なら、30年は一体、なに昔になるんだ?」
などと考えながら待っていると、レンタカーで二人はやって来ました。
車の窓越しから見える顔は当時の面影があり、少し安心しました。
車から降りてきた2人。
当時の面影はしっかり残ってはいますが、みんなもう50半ば。
さほど体型が変わっている訳でもないが、やはり、少しオッサンになっています。
「2人とも昔は男前でよくモテたのにな…」
少し残念に思いながらも再会を喜び合います。
よもやま話をしながら店内に入り、席につき、注文をして、それぞれのそれからを話します。
弟の方は家庭も築いて、仕事の方も順調にいっているようでした。
一方の兄の方、彼は大学のサークルも同じで、バイトも同じ、酒を飲むのも麻雀、パチンコをするのも一緒。
彼のアパートにも転がり込んでいた時期もあったので、距離がすごく近い存在でした。
卒業してからも彼はこちらの企業に就職していたので、30歳くらいまで学生の延長上のような付き合いを続けていましたが、私の酒もだんだん酷くなり、彼も転職して地元に帰ることになり、連絡先も分からなくなり、そのまま…という状態でした。
弟に比べると少しやつれた印象。
話を聞くと体調を崩しているらしい。
こういう時は飲みながらゆっくり今までのことを語り合いたいものですが、それができないのが少し歯がゆいです。
ざっとしたいきさつだけ聞いて、とりあえずは元気そうなので一安心。
しかし、複雑な気持ちで、美味しいはずのうどんもあまり味は感じませんでした。
時間が限られていたので、その日はそのまま解散となりました。
弟の方は仕事もあるので、次の日、帰ってしまいました。
何ともすっきりしない気持ちを引きずったままだったので、その週末にパートナーと3人で海までドライブに誘うことにしました。
彼が学生時代に住んでいたアパートや、大学周辺に寄ってから、思い出話をしつつ、海まで走りました。
海はとても喜んでくれました。
弱音を吐かない彼も内側には色々とやり切れない思いも溜めていただろうから、とても良かったようです。

帰り道は多少疲れたのもあり、お互いほとんど口を開くこともありませんでしたが、彼との関係は昔からこんなものでした。
お互い口を開かなくても空気が悪くなるわけでもない、ある種の信頼関係がありました。
宿泊先のホテルの近くまで来たとき
「ちょっとだけ待っててください」
しばらく待っていると
「ここのジェラートすごく美味しいんですよ。お二人で食べてください」
と私とパートナーの分を買ってきてくれました。
地元民の私が知らなくて、何で君がそんな店知ってるんだ(笑)?
今度は同じサークルだった友人と、3人での再会を誓い解散となりました。
25年の間に私も色々ありましたが、彼の身にも色々とあったことは想像に難くありません。
しかし、25年の月日が経っても会えばあの頃のままでした。
よく会いに来てくれた。
また会おう。
ありがとう。

