373.冷や汗もの
「あの時、
気が付かれなかったら・・・」
初めての海外一人旅。
それは、
就職して、2年目の夏休み。
アリゾナに留学中だった妹に会いに、
はじめて海外一人旅に
チャレンジすることにした。
それまでの海外経験は、
旅行とホームステイと数回あったけれど、
全部、ツアーコンダクターや
引率の先生がいたガイド付きの安心海外。
なので、全く一人で海外旅行に行くのは、
そのころの私にとって、
かなり勇気のいる決断だった。
大学の時のホームステイは、
滞在先では、日本人の方もいて、
一応、英語の語学学校も
2週間ほど通ったけれど、
日本人の友達と一緒に通っているので、
そんなものでは、
喋れるようにはなるはずがなかった。
そのため、その当時の英語力は、中学英語程度。
現地で、妹に落ち合えば、
特に心配はないけれど、
妹の住んでいた近くの空港まで一人で行くのが、
とにかく不安だった。
なぜなら、
トランジットというミッションがあったから!
現在は、スマホやネットが発達していて、
トランジットも大して心配ではないと思う。
私の20代は、
まだ、携帯電話が普及したくらいで、
スマホなんてものはない。
はじめて行くアメリカの空港で、
アリゾナまで行く飛行機に乗り換えるのも、
紙のチケットと、
空港の案内表示やアナウンスのみだったのだ。
「とにかく、乗り換えさえうまくいけば、
あとは、妹に会える。
大丈夫大丈夫・・・」
そんな気持ちで、
乗り換えの空港に降り立った。
(多分、ロサンゼルスだったか?
なんせ遠い昔で覚えていない)
数時間、トランジットがあったと思う。
その間、
慣れない英語で、
空港のマクドナルドのやけに大きいMサイズの
ダイエットコークを注文。
「これ、日本のLサイズじゃない?!」と
心の中で突っ込みを入れつつ、
飲みきれないほどのコーラ片手に
日本人が見当たらない待合所で、
しばらく休憩。
そうして、搭乗時刻余裕を持って、
案内表示の乗り換え番号をチェックして、
その番号の搭乗口に到着。
そこに最終チェックしてくれる
案内人がいたので、チケットを見せる。
彼女は、私のチケットをみて、「OK」と
片手を軽く上げ、搭乗口の方向を指し示した。
「よかった!合ってた!」
私は、急足で、
飛行機に乗り込み、手荷物を座席上に置いて、
チケットに書いてある座席に座った。
「あー、よかった〜。
これで、ほっとしたよ〜。」
と、思っていた矢先。
客室乗務員の女性が、
私のところにやってきて、
ネイティブの早い英語で
なにやら話しかけてきた。
「チケットを見せて」
と言われた気がする。
見せたら、
「あなたの飛行機、違うわ。
搭乗口〇〇よ」
みたいなことを英語で言われた。
「え〜!!!
違うの!?」
私は、急いで、荷物を取り出し、
乗っていた飛行機を出て、
「え、なんで間違えた?
なんで、入り口の案内の人、
オッケーって言ったんだ?!」
「あー、間に合わなかったら
どうしよう!!」
と、心臓はバクバク、
額に汗をかきながら、
別の搭乗口に急いだ。
なんとか辿り着いて、
何度も番号を確認。
搭乗口の案内の人も
大丈夫と言って、
ようやく
目的の飛行機に乗り込み、
ほっと息をついた。
無事に、妹の住むアリゾナの空港に到着。
妹に空港で会った時は、
本当にほっとした。
もう随分昔のことなので、
記憶が霞んでいて、
どうして搭乗口を間違えたのか、
そこは思い出せない。
でも、その時の焦りと、
無事に妹に会えた後、
「あのまま気が付かれず、
違う飛行機に乗ってたら、
わたしはどうなってたのだろう。」
と、思い返して、
ぞっとしてかいた冷や汗は
今でも記憶にしっかり残っている。

かぜの帽子さんの言葉の庭のお題、
「汗、焦った、怖かったこと」
で書かせていただきました。
若かりし頃のお話です。
まだ、ネットが発展途上のころだったから、
英語ができないのは、結構、きつい1人旅でした。
「本当に、ネイティブ英語、聞き取れんのよー!
それに、私の英語、通じないのよう!」
と何度も旅行中、感じました😓
あの英語力で、
知り合いのいない飛行場に
たどり着いていたら、
どうやって対応していたのかな、、、
と、ゾッとしてました(笑)
若い頃って、HSS気質が強めで、
今より数倍もフットワークが軽かったな。
懐かしい思い出です。
今回は軽めのネタにしてみました✨
最後まで
お読みいただき、ありがとうございます😊

この度の見出し画像は、
かぼたるさんのイラストを
使わせていただきました。
素敵なイラストをありがとうございます。
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