都会の山の無さが怖い。
私は山に囲まれた場所で育ちました。
目の前に山、右にも山、左にも山、後ろにも山があります。ちょっと家の後ろを登ればもう山の入り口です。雲海が見えることもある山の途中とも言える場所に住んでいます。地形がすり鉢状なんです。
なので、都会に行くとビルの多さよりも、山がないことに驚きます。もちろん遠くには山が見えます。見えますけど、私が普段見ている山はもっと近くにあります。
高い場所から景色を眺めるとあまりにも平らです。特に東京……。
東京タワーや東京スカイツリーに昇っても「高い!」よりも「平らっ!」という感想が先に来ます。
私は、その平らな様子を見ると、平皿にコーンスープを注いでいるような怖さを感じるんです。
本来、深いスープ皿に注がれるはずのコーンスープが平皿に。怖くないですか?テーブルに運んでいる最中に確実にこぼれます。
平皿にコーンスープを注いでいる人がいたら「え?平皿でいいの?スープ皿にした方がいいんじゃ……」と思います。子供だったらお母さんに怒られています。
それを私は都会の平らさに感じます。「え?そんなに平らでいいの?人間こぼれちゃうよ?」と思うんです。新人の神だったら先輩の神に怒られると思います。
これ誰にも共感されません。
でも怖くないですか?都会の山の無さ、そして平らさが。
ちなみに海も怖いです。でっかい水が遠くまであるんです。どこかに散らばることなく、しっかり地球にしがみ付いてそこにあるんです。しかもそこには生き物が住んでいるというではありませんか。あぁ怖い怖い。
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