シニアライフを楽しもう!(54)=ラグビーを観戦しよう(その2)=
皆様、こんにちは。
私は、間もなく70歳になるチ~タラといいます。
お金に関するアドバイスや提案等を行うファイナンシャル・プランナー(FP)をしています。
本稿では、60歳以上の方々を「シニア」と呼ばせていただきますが、私は、自分自身がシニアであることもあり、シニア向けのライフプランニングなどを生きがいにしていこうかなと考えています。
今回は、前回に続いて「ラグビーを観戦しよう(その2)」をテーマとし、ラグビーの魅力などについてお話しします。
ラグビーを盛り上げる仕掛け(注197)
(注197)本項の記載は、次のサイトの記事及びウィキペディア(Wikipedia)「ラグビー」の記事などを参考にしました。
https://www.1101.com/juku/hiroba/1st/free-171/03.html
ラグビーには、ゲームを盛り上げるための仕掛けがいろいろあります。
〇 ボールが楕円形であること
ご承知のとおり、ラグビーボールは楕円形です。バウンドするたびに転がる方向が変わり、ゲームの勝敗に影響を与えることがあります。
〇 選手が倒れてもすぐに立ち上がること
ラグビーは、倒し、倒されるシーンの連続ですが、攻めてくる相手選手をタックルして自分も倒れた(寝た)ままでは、守備に回る人数が足りなくなり、そこを相手に突かれてしまいます。
そこで、倒れた選手はすぐに立ち上がり、再び守備のラインを作るのです。
なぜ「立っている」か「寝ている」かが重要になるかというと、「寝ている選手はボールに触ることができない」ルールだからです。
そして、「寝ている」とはどういう状態かというと、地面に寝そべっている状態だけではなく、地面に膝をついた状態も含まれるのです。
したがって、タックルをして自分と相手が共に倒れたときには、相手は持っていたボールをいったん手放さなければならず、自分も相手もボールに触りたければ完全に立ち上がらなければならないのです。このことが、ラグビーをスピード感のある競技にしています。
ちなみに、手放さなければならないボールを手放さないと、「ノット・リリース・ザ・ボール」(Not release the ball)という反則になります。
〇 ノーサイド
ラグビーでは、かつて試合終了を「ノーサイド」(No side)と言っていました。
試合が終われば敵も味方もなくなり、相手を称(たた)え合うという“ノーサイドの精神”は、他人を尊重し思いやる日本人の感性にフィットするものでした。
そのようなこともあり、シンガーソングライターの松任谷由実氏は、2013年12月2日、旧・国立競技場で行われた早明戦の終了後に「ノーサイド」を熱唱し、満員の観客を大いに感動させました。
https://www.youtube.com/watch?v=LuLN50BWio0
しかし、今では、試合終了は「フルタイム」(Full time)と呼ばれており、日本以外ではほとんど使われなくなっているようです。
密集戦はラグビーの華(注198)
(注198)本項の記載は、次のサイトの記事及びウィキペディア(Wikipedia)「ラグビー」の記事などを参考にしました。
https://passport.world.rugby/
https://www.zukai-rugby.com/lineout.html
ラグビーには、いくつかの密集戦があります。①スクラム、②モール、③ラック、④ラインアウトです。これらは、言わば“ラグビーの華”です。
① スクラム(Scrum)
試合再開の型(いわゆるセットプレー)の一つです。
ノック・フォワードやスロー・フォワードのような軽い反則があった場合、モールあるいはラックで密集からボールが出ない場合などに採られる再開方法です。
両チームのフォワードが互いの腕の長さ内に近付き、スクラムを作ります。
まず、レフェリーの「クラウチ」(Crouch:しゃがめ)の指示で、フロントロー(最前列の3人)が身をかがめます。
次に、レフェリーの「バインド」(Bind:くるめ)の指示で、プロップ(1番と3番)が相手の外側の肩を挟むように掴(つか)みます。
最後に、「セット」(Set)の指示で、フロントロー同士が組み合います。
スクラムでは、ボールが投入されるまで、中央の線がゴールラインに対して平行になるよう静止していなければならず、また、フロントローは、スクラムを崩すことにつながる行為をしてはなりません。故意にスクラムを崩すとコラプシング(Collapsing)という反則となります。
② モール(Maul)
ゲーム中のプレイですが、ボールを保持した状態(地面に落としていない状態)で行われるのが特徴です。
モールは、ボール保持者、ボールを持たない味方選手、ボールを持たない相手選手の3名以上で形成された密集状態で、ボール保持者と相手が1対1で組み合う状態はモールには当たりません。
モールが形成された後に他の選手が加わることもできますが、モールの最後尾から加わらなければならず、横や前方から加わると反則(オフサイド)となります。
なお、モール内でボール保持者が倒れた場合、そのままラックとしてゲームが継続されることが多いです。
スクラム

③ ラック(Ruck)
ゲーム中のプレイの一つです。
ボールが地面にある状態で行われるという点ではスクラムに似ていますが、静止した状態で始められるスクラムとは異なります。
ラックの横又は前方からラックに加わろうとすること(オフサイド)、ラック内で倒れた状態から意図的にラックの外に出ようとしないこと(ノット・ロール・アウェイ)、ラック内のボールを手で扱ったり足で拾ったりすること(ボールを蹴ることは問題ありません)などは反則となります。
ラックとモール

https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_spo_rugby-wcup2019-japan20190917j-09-w390 から引用
④ ラインアウト
試合再開の型(いわゆるセットプレー)の一つです。
次のリンク先のイラスト(ラインアウトの立ち位置)をご覧ください。
https://www.zukai-rugby.com/lineout.html
ラインアウトには、ボールの投入者(スローワー)やラインアウトプレーヤー(両チームのフォワード)などが参加します。
ラインアウトプレーヤーは、各チーム2人以上で、ボールを投入するチームに人数の決定権があります。
ボールの投入は、ボールがタッチ(グラウンドのタッチラインから外)に出た地点から、ペナルティキックをする場合を除き、ボールをタッチに出したチームの相手方のチームが行います。
ラインアウトに参加していないプレーヤーは、ラインアウトの終了まで、「マークオブタッチから少なくとも10m」又は「味方のゴールライン」のうち、いずれか近い方の後方にいなくてはならず、違反すると反則(オフサイド)となります。
ラグビーは「人間くさい」スポーツ(注199)
(注199)本項の記載は、「ラグビー知的観戦のすすめ」(廣瀬俊朗氏著・角川新書)175ページ―176ページ及び「理不尽に勝つ」(平尾誠二氏著・PHP研究所)161ページのほか、次のサイトの記事などを参考にしました。
https://english.chicken168.com/rugby/
https://www.suzukirugby.com/column/column707
2012年から2013年までラグビー日本代表キャプテンをつとめた廣瀬俊朗氏は、前記「ラグビー知的観戦のすすめ」の中で、次のように述べています。
「ラグビーの一番大きな魅力は、何度も繰り返しているが、『多様性』だ。プレーする選手たちはグローバルだし、ポシションも多様性に満ちている。さらに、怖さに打ち勝つために勇気が求められるところも魅力的だ。人間のさまざまな面を、ラグビーという競技は映し出してくれる。」
相手選手との激しい身体接触を繰り返し、すさまじい勢いでタックルをしたり受けたりし、時には流血し、攻守が目まぐるしく交代する…。このような中で、廣瀬氏が言うように人間の様々な面が表れるのがラグビーだと思います。
そんなラグビーを「紳士のスポーツ」にするため、「ワールドラグビー憲章」(The World Rugby Playing Charter)は、ラグビーが持つ人間形成に資する特徴として「品位」(Integrity)、「情熱」(Passion)、「結束」(Solidarity)、「規律」(Discipline)、「尊敬」(Respect)を掲げており、選手たちは、ゲーム中でも、それ以外でも、これら5つの「コアバリュー」を体現して生きようと努めているのです。
随所に人間くささが表れるスポーツですから、ラグビーには数々の名言があります。3つほどご紹介します。
〇 「ラグビーは、少年をいち早く大人にし、大人にいつまでも少年の心を抱かせる」
これは、フランス代表チームの元キャプテンで、フランカーとして活躍したジャン・ピエール・リーブの言葉です。
〇 「ラックの下敷きになる。相手がスパイクで踏みつけてくる。それでも笑顔でポジションに戻る。そのためには精神的な訓練とコントロールが必要なのです。ラグビーによって、人生は規律と鍛錬だと学びました。」
ニュージーランド代表チーム・オールブラックスのウィングだったジョナ・ロムー(故人)の言葉です。
〇 「ひとりは皆のために、皆はひとりのために。」(One for all,All for one.)
この言葉は、ラグビーフットボールのチームワークの精神を表すものとして頻繁に取り上げられますが、平尾誠二氏は、著書「理不尽に勝つ」の中で、後半部分を「皆はひとりのために」ではなくて、「ひとつのために」すなわち「共通の目的のため」にがんばるという意味に訳すべきだと思うと述べています。
今、日本では、世界中から有名選手が集まり、ジャパンラグビーリーグワン(JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)が開催されるようになっています。
皆様、ラグビーをテレビで、できればスタジアムで、観戦してみませんか!
以上、ラグビーの魅力などについてお話ししました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。ご意見・ご感想がありましたら、コメントを付けていただければありがたいです。
次回は、皆様から寄せられたご意見や近頃の巷(ちまた)の話題等を踏まえ、シニアライフを楽しむためのヒントなどについてお話しします。
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