シニアライフを楽しもう!(50)=面白検定にチャレンジしよう=
皆様、こんにちは。
私は、間もなく70歳になるチ~タラといいます。
お金に関するアドバイスや提案等を行うファイナンシャル・プランナー(FP)をしています。
本稿では、60歳以上の方々を「シニア」と呼ばせていただきますが、私は、自分自身がシニアであることもあり、シニア向けのライフプランニングなどを生きがいにしていこうかなと考えています。
今回は、「面白検定にチャレンジしよう」をテーマとし、面白検定の種類などについてお話しします。
面白検定の種類
皆様、世の中に検定はいくつあると思われますか?
NPO法人・全国検定振興機構が、2009年7月から11月にかけて、日本で実施されている検定試験について調査したところ、1817件もあったそうです。
その内訳は、公的検定が567件、民間検定が1250件でした。
https://www.zenken.or.jp/data/report/siryo-2010-12-03.pdf
検定には、日商簿記検定1級や英検1級のような難関検定もありますが、これら就職やキャリアアップを目的とするものとは異なり、内容や目的がユニークで人々の興味を引く面白検定には、簡単に合格できるものも多いようです。
面白検定には、飲食系、暮らし系、歴史・文化系など様々なジャンルがあり、挑戦することで、同じ趣味を持つ人々との交流のきっかけや、新たな人間関係を広げる機会となります。そのいくつかを見てみましょう。
〇 飲食系の面白検定
・ おにぎり検定:一般社団法人おにぎり協会が主催。おにぎりについての正しい知識、日本の食文化への理解を深められる。
・ お好み焼き検定:にっぽんお好み焼き協会が主催。楽しみながらお好み焼きのことが学べて、家庭でおいしいお好み焼きが焼けるノウハウも取得できる。
・ そば検定:NPO法人そばネットジャパンが主催。手打ちそばの技能を高めるために楽しく学ぶ。
・ 日本ラーメン検定:一般社団法人日本ラーメン協会が主催。ラーメンの歴史や栄養、全国のラーメンに関する知識を習得できる。
・ 野菜ソムリエ:一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定。野菜や果物の目利き、栄養・素材に合った料理法などの専門知識を持っていることを認定する。
・ スパイス&ハーブ検定:公益財団法人山崎香辛料新興財団が主催。スパイス&ハーブに関する知識習得度をはかる試験で、スパイスやハーブの使い方、豆知識などが幅広く取り上げられる。
・ 日本茶検定:NPO法人日本茶インストラクター協会が主催。日本茶についての知識を身につけて、その奥深さ・魅力をより多くの方々に再発見してもらう。
・ 日本ビール検定:日本ビール文化研究会が主催。日本はもとより世界のビールにも触れ、ビールの歴史・製法・原料・種類などの基礎から、おいしく飲むための方法・うんちくなどを学ぶ。
・ チョコレート検定:株式会社明治の一部門であるチョコレート検定委員会が主催。チョコレートの製造方法や歴史、チョコレートの原料であるカカオの生態などについて出題される。
・ スイーツコンシェルジュ(ベーシック):一般社団法人日本スイーツ協会が主催。世界の銘菓とスイーツ文化、洋菓子の分類、生地やクリームといった洋菓子の基本構成要素、製菓用語など、より豊かなスイーツライフを楽しむための基礎的教養を学ぶ。
〇 健康増進系の面白検定
・ 安眠インストラクター:日本インストラクター技術協会(JIA)が認定。睡眠のメカニズムや生活習慣との関係を体系的に学び、快眠をサポートする知識を身につけられる。
・ ラジオ体操指導士:NPO法人全国ラジオ体操連盟が認定。地域や職域等においてラジオ体操等の一層の普及推進を図り、国民の健康の維持増進等に資する。
・ ダイエット検定:日本ダイエット健康協会(通称;JDHA)が主催。ダイエットに関する正しい知識を身につけ、健康的な痩せ方を学ぶ。
〇 暮らしに役立つ面白検定
・ 整理収納アドバイザー(2級):NPO法人ハウスキーピング協会が主催。整理収納の基本的な考え方から、具体的な収納方法、実践的なコツまで理論に基づき詳しく学ぶ。
・ 掃除能力検定:一般社団法人日本掃除能力検定協会が主催。掃除に関する知識と技能を測る検定で、家庭や職場での日常的な掃除から、専門業務まで幅広いレベルが設定されている。
・ 箸(はし)検定:日本箸文化協会が認定。箸をきちんと使い、箸を通して日本のよき心、感謝の心の伝承、健全な生活の普及を目指す。
〇 歴史・文化系の面白検定
・ 歴史能力検定:公益財団法人社会教育協会と日販セグモ株式会社が実施。世界と交流するために絶対に必要な歴史の知識と認識を学ぶ。
・ 神社検定(神道文化検定):日本文化興隆財団が主催。神社についての正しい知識を学び、「日本のこころ」を再発見する。
・ 日本城郭検定:公益財団法人日本城郭協会が主催。城の総合知識と日本城郭協会が認定する日本100名城の個別城郭の知識を問う。
・ 京都・観光文化検定試験(京都検定):京都商工会議所が主催。京都の歴史、文化、観光に関する知識を学ぶ。
・ 鎌倉検定:鎌倉商工会議所が主催。鎌倉に関する歴史、文化、観光、自然、暮らしなど多分野にわたり知識の深さを認定する。
・ 国旗検定(国際知識検定国旗):国際知識普及協会が主催。世界各国の国旗への理解を深める。
・ 世界遺産検定:NPO法人世界遺産アカデミーが主催。人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指す。
〇 アウトドア・旅行系の面白検定
・ スポーツイベント検定:日本イベント産業振興協会(JACE)が主催。スポーツイベントを通じた自己実現や社会貢献ができる人材を育成する。
・ 温泉ソムリエ:温泉ソムリエ協会が主催。温泉の基礎知識、温泉分析書の読み方、正しい入浴法など、温泉をより楽しむための体系的な知識を学ぶ。
・ 銭湯検定:一般社団法人日本銭湯文化協会が主催。全国各地の銭湯の歴史や建築、入浴文化に関する知識を習得できる。
・ 森林インストラクター資格試験:一般社団法人全国森林レクリエーション協会が主催。森林、林業、森林内の野外活動及び安全及び教育について問う。
・ キャンプインストラクター:公益社団法人日本キャンプ協会が主催。キャンプの意義やキャンプの安全などの知識を学ぶとともに、実際にキャンプのアクティビティを体験しながら、プログラムの指導についても学ぶ。
・ 夜景観光士:一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが主催。夜景を鑑賞するプロの育成にとどまらず、成長著しい「夜景観光」を主軸に人材の育成を目指す。
〇 ビジネス・スキルアップ系の面白検定
・ あいさつ検定:一般社団法人日本あいさつ検定協会が主催。一般的なあいさつのほか、冠婚葬祭などのスピーチ、挨拶状の書き方などを生部。
・ 日本ほめる達人協会:一般社団法人日本ほめる達人協会が主催。目の前の人やモノ、商品やサービス、出来事などに独自の切り口で価値を見つけ出す「価値発見の達人」としての「ほめる達人」を養成する。
・ 話力検定:日本話し方協会が主催。話し方の知識と技能を測る。
・ 文章理解・作成能力検定:公益財団法人日本漢字能力検定協会が主催。他人の文章を正確に読み取り、自分の考えや意見を的確に文章で表現する能力を高める。
〇 趣味系の面白検定
・ 似顔絵検定(6級):NPO法人日本似顔絵検定協会が主催。趣味・入門的な似顔絵の描画能力を問う。
・ 漫画能力検定(漫画キャラクター検定):特定非営利活動法人日本漫画能力検定協会が主催。問題に書かれたストーリーと条件(性別、表情、髪型、服装など)から、キャラクターをより魅力的に描き上げる力を磨く。
・ けん玉検定:一般社団法人グローバルけん玉ネットワークが主催。各レベルごとのトリック(技)を、1から順番にひとつずつ、5回中1回成功させることが合格基準。
・ 境港妖怪(さかいみなとようかい)検定:境港商工会議所・境港市観光協会が主催、調布市観光協会が共催。日本各地に伝わった様々な妖怪伝説の知識を「資格」として認定する。
〇 動物・植物系の面白検定
・ ねこ検定:ねこ検定実行委員会が実施。ネコへの理解を深めることで人とネコとの生活がより豊かになることが目的。
・ ドッグトレーニングアドバイザー資格認定試験:日本生活環境支援協会(JLESA)が主催。ドッグトレーニングアドバイザーとして、家庭の犬のしつけについて基礎的な知識・トレーニングの手順の知識を有していることを認定する。
・ グリーンマスター認定試験:一般社団法人日本インドア・グリーン協会が認定。観葉植物を中心とした植物の名称、特性、栽培管理上の知識を測る。
・ グリーンセイバー資格検定:樹木・環境ネットワーク協会が主催。ネイチャー検定(植物の各部の働き、植物の生活史、植物の分布、生態系のしくみ、自然史など)とカルチャー検定(植物の栽培方法、人と植物との関係に関する文化・歴史、自然保護に関する法律や制度など)があり、どちらの検定を先に取得しても良いとされている。
100歳で漢検3級に合格したシニア
最後に、面白検定なのかどうか分かりませんが、100歳で漢検3級に合格したシニアについて報じた2025年9月3日付け読売新聞の記事の一部をご紹介します。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250903-OYT1T50180/
〇 名古屋市在住の大橋金一氏(101歳)が、昨年度の日本漢字能力検定で最高齢の100歳で3級に合格し、8月に主催者団体から特別賞が贈られた。
〇 大橋氏は、名古屋市の小学校を卒業した後に軍需工場で働いた。20歳になると約10か月間、鹿児島県の鹿屋海軍航空隊で整備兵として過ごした。
〇 戦後は焼け野原になった名古屋に戻ったが、小学校の卒業資格しかなかったため、中学校の夜間部に入り直し、卒業後は国税局に就職した。県内外の税務署に勤務し、50歳代で独立。その後は南区の会計事務所で税理士として93歳まで現役で働いた。
〇 漢字を本格的に学び始めたのは、6年前に妻と一緒に介護老人福祉施設に入所してから。週に4回、1日1時間練習用の参考書で勉強を積み重ね、2024年度の日本漢字能力検定で3級に100歳で合格し、個人の部で特別賞を受賞した。
〇 主催する公益財団法人「日本漢字能力検定協会」によると、大橋氏は2024年度の最年長合格者。過去の試験も含めた最年長は103歳という。3級は中学校卒業程度だが、協会の担当者は「大橋さんが若い頃は当用漢字も定まっておらず、一から学び直さないとならなかったはず。合格するのはかなり難しい」と評する。
〇 大橋氏は8月10日に京都市内のホテルで行われた表彰式に孫や家族と一緒に元気に出席し、「これからは準2級を目指す」と目標を語った。合格後も新聞などで新たな漢字を学び続けており、短歌作りにも取り組んでいる。
漢字能力検定風に言えば、大橋氏の人生は、「艱難辛苦(かんなんしんく)を玉にす」(注184)という表現にピッタリですね!
(注184)「人は、多くの苦しみや困難を経験し乗り越えることで、立派な人物に成長できる」という意味のことわざです。
以上、面白検定の種類などについてお話ししました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。ご意見・ご感想がありましたら、コメントを付けていただければありがたいです。
次回も、皆様から寄せられたご意見や近頃の巷(ちまた)の話題等を踏まえ、シニアライフを楽しむためのヒントなどについてお話しします。
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