社労士事務所のAI活用は相談業務から
只今、
「次のステージへの旅立ち」
というテーマでお届けして
います。
前回、 AIはツールではなく
「事務所OS」だと書きました。
今日はその続きです。
では、実際にどこから
OSを作るのか。
ここを間違えると、
AI導入はほぼ失敗します。
多くの事務所がやるのは
これです。
・マニュアルを作る
・業務フローを書く
・FAQを整理する
悪くありません。
でも、順番が違う。
最初にやるべきなのは、
相談業務です。
理由は単純。
社労士事務所で一番“判断”
が発生するのが相談業務
だからです。
例えば、こんな相談。
「社員から残業が多い
と言われました」
「有給を全部取らせないと
ダメですか」
「この人を解雇できますか」
このとき、あなたはどうして
いますか。
おそらく、
(1)事実関係を確認
(2)法的論点を整理
(3)リスクを判断
(4) 回答を作成
このプロセスを、頭の中で
回しているはずです。
実はここが、社労士の
価値の核心です。
書類ではない。
手続でもない。
判断です。
だからこそ、ここを構造化
するとAI活用は一気に進み
ます。
相談業務をOS化する方法
はシンプルです。
必要なのは、次の3つ。
(1)相談カルテ
(2)顧客カルテ
(3)事務所判断基準
この3つです。
まず「相談カルテ」。
相談の内容を毎回同じ
形式で整理します。
・相談の概要
・事実関係
・関係する法律
・論点
これを統一フォーマット
にする。
すると何が起きるか。
相談の整理が早くなる。
次に「顧客カルテ」。
会社ごとに、
・会社の方針
・過去トラブル
・労務リスク
・経営スタンス
これを整理します。
同じ相談でも、
会社が違えば答えは
変わるからです。
そして最後が
事務所判断基準。
これが一番重要。
・どこまで助言するか
・どこから弁護士領域か
・どのリスクは許容するか
事務所としての「線」です。
これがないと、スタッフは
常に迷います。
この3つが揃うと、相談業務
は一気に変わります。
相談が来たら、相談カルテ
に整理する。
顧客カルテを参照する。
事務所判断基準で
チェックする。
そして、AIに論点整理を
させる。
すると何が起きるか。
回答の80%が整う。
所長は、最後の20%
だけを見る。
これがOSです。
ここで気づいた人も
いるでしょう。
これは、AIの話では
ありません。
事務所設計の話です。
AIはそれを回す装置。
次回は、この「相談カルテ」
をどう作るのか。
具体的な型を公開します。
ここから一気に実装レベル
に入ります。
