人間関係の緩衝ポイントは「譲る姿勢」と「配慮あるひと言」
こんにちは。
自分の可能性に挑戦する複業家の高橋です。
人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、
いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていきながら、
多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げ、
転職エージェントやインサイドセールス、
インターンシップ参画などを通じ
自身の可能性、潜在能力の開発と多くの方への貢献を広げるため
「パラレルワーク」を拡張させています。
現在は文藝春秋とnoteが開催する
「未来のためにできること」にエントリーしています!
最新の自己紹介の記事はこちらです。
※先日、5/23にリライトしました!
今日は、「人間関係」について書きます。
きっかけは、
何気ない日常のワンシーンでした。
道を歩いていた時のことです。
小さな子どもとお母さんが歩いていました。
引っ越し作業中のご夫婦がいました。
大きな荷物を2人がかりで運ぶ引っ越し業者さんがいました。
その時、私は自然とこういう言葉が出ました。
「お先にどうぞ」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
「お疲れ様です」
引っ越し業者さんも、軽く会釈をしてくれました。
たったそれだけです。
でも、なんか気持ちよかったんです。
何か大きなことをしたわけではありません。
特別に親切なことをしたわけでもありません。
ただ、
少し立ち止まり、少し譲り、ひと言添えただけです。
でも、その場の空気が
少しやわらかくなった気がしました。
そして思いました。
人間関係の潤滑油は、こういう小さなところにあるのではないか。
つまり、
「譲る姿勢」と「配慮あるひと言」。
この2つは、
日常でも、職場でも、ビジネスでも、
かなり大事なものなのかもしれない気がしたのです。
「お先にどうぞ」が薄れている気がする

日本には、古き良き感覚があると思います。
・一歩引く。
・譲る。
・お先にどうぞ。
・すみません。
・ありがとうございます。
・お疲れ様です。
こういう言葉や所作は、
昔から日常の中にあった気がします。
もちろん、
昔からの慣習が
すべて良かったと言いたいわけではありません。
今の時代の方が便利になったこともたくさんありますし、
自由になったことも、効率化されたこともあります。
でも、少しだけ気になることがあります。
最近、町を歩いていると、みんな忙しそうです。
慌てている。
急いでいる。
走っている。
スマホを見ながら歩いている。
道の真ん中を堂々と歩いている。
対向から人が来ても、あまり避けない。
自分のペースだけで進んでいる。
もちろん、自分も完璧ではありません。
スマホを見ながら歩いていることもしばしばですし、
気づかないうちに、
誰かに道を譲ってもらっていることもあると思います。
余裕がない時に、
配慮が足りないこともあるかもしれません。
でも、
なんとなく町中で「一歩引く感覚」が
薄れてきているような危うさを感じることがあります。
自分の目的地に早く着くこと。
自分の予定をこなすこと。
自分のペースを守ること。
自分が損しないこと。
それも大切です。
でも、それだけになると
人と人の間にある“小さな余白”がなくなっていきます。
人間関係に必要なのは、正しさだけではありません。
そう、余白です。
・少し待つ。
・少し譲る。
・少し言葉を添える。
・少し相手の事情を想像する。
この小さな余白が、衝突を防いでくれるのだと思います。
仕事でも「譲る姿勢」の価値は上がっている

この日常の感覚は、仕事にも通じると思いました。
職場でも、
意外と小さな摩擦はたくさんあります。
・チャットの文面が少し冷たく見える。
・こちらが聞きたい質問の答えがなかなか返答をもらえない。
・会議で相手の話を遮ってしまう。
・忙しさのあまり、感謝を言い忘れる。
・自分の正しさを優先しすぎる。
・相手の状況を確認せずに依頼してしまう。
・言い方ひとつで、余計な引っかかりを生んでしまう。
こういうことは、どの職場でも起きると思います。
一つ一つは、大きなトラブルではありません。
でも、
小さな引っかかりが積み重なると
これが人間関係のしこりになったりします。
「なんかこの人、言い方きついな」
「こちらの状況を考えてくれていないな」
「いつも自分の都合だけだな」
「悪い人ではないけど、少し話しづらいな」
こう思われると、
仕事は少しずつやりづらくなります。
逆に、譲る姿勢がある人は、
周りから信頼されやすいです。
「今、大丈夫ですか?」
「お忙しいところ恐縮ですが」
「先にこちらを確認していただけると助かります」
「もし難しければ、タイミングを調整します」
「ありがとうございます。助かりました」
こういう言葉がパッと自然に出る人は、強いです。
スキルがあるだけではなく、一緒に働きやすくなる。
この
「一緒に働きやすい」という価値は、
これからますます大きくなると思っています。
リモートワーク。
チャットコミュニケーション。
部署横断の仕事。
副業や複業。
業務委託。
プロジェクト型の働き方。
現代は、人と人が短い接点で協働する機会が増えています。
だからこそ、
ひと言の配慮で関係性が変わる。
“譲る姿勢”は、単なる美徳ではありません。
ビジネスにおける信頼形成のスキルでもあると思います。
「クッション言葉」は、小手先ではなく姿勢から出る

少しコミュニケーションの手法の話になってしまいますが、
形も大切なのでご紹介しますね、
「枕言葉」「クッション言葉」
というものはご存じでしょうか?
たとえば、
「恐れ入りますが」
「お手数をおかけしますが」
「差し支えなければ」
「可能であれば」
「ご確認いただけますと幸いです」
「少し細かい確認で恐縮ですが」
「ご存じだと思いますが(お分かりだと思いますが)」
こういう言葉です。
ビジネスメールやチャット、営業の場面でもよく使われます。
ただ、私は最近思います。
クッション言葉は、ただ言えばいいわけではない。
言葉だけを覚えても、わざとらしくなることがあります。
・本当は相手のことを考えていないのに、表面だけ丁寧に見せる。
・自分の要求を通すために、クッション言葉だけを乗せる。
・形式的に「恐れ入りますが」と言っているだけで、実際は押しが強い。
これって結構、相手には伝わります。
大事なのは、
言葉の前に姿勢があることです。
相手の時間をいただいている。
相手にも事情がある。
自分の依頼が相手の予定に影響する。
相手が気持ちよく動けるように配慮する。
この“思いやり要素”があって初めて、
クッション言葉に意味が出るのだと思います。
クッション言葉は本来、
対立や衝突、軋轢を回避する潤滑油です。
ただし、
潤滑油は必要な場所に、必要な量を使うから意味があります。
使いすぎても不自然です。
使わなさすぎても摩擦が起きます。
だから難しい。
言葉そのもの以上に、
使うタイミングを見極めることが重要なのだと思います。
これは人間関係の中で使ってみて
相手に合わせて匙加減を覚えていく必要もあります。
これは実践の中で培われます。
「間」を覚えるには、使ってみるしかない

配慮あるひと言には、
適切なタイミングがあります。
早すぎても、遅すぎても違う。
言いすぎても、言わなさすぎても違う。
丁寧すぎても距離が出る。
砕けすぎても雑に見える。
この「間」は、本当に難しいです。
先ほども言いましたが、
これは使っていく中で覚えるものだと思っています。
クッション言葉を知っているだけでは足りません。
実際に使ってみて、少し不自然だったら修正する。
相手の反応を見て、言い方を変える。
タイミングを変えてみたりする。
次はもっと自然に出せるようにする。
この繰り返しです。
時には、
不適切な使い方をしてしまうこともあると思います。
丁寧に言ったつもりが、遠回しすぎて伝わらない。
配慮したつもりが、かえって距離を感じさせてしまう。
言葉を選びすぎて、逆に本音が見えにくくなる。
そういうこともあります。
でも、それも学びです。
ここ最近感じるのは
SNSや情報社会、AIでの情報収集が当たり前となり
正解探しをしがちな風潮がある点です。
私はここに強い違和感をおぼえます。
コミュニケーションは、正解を暗記するものではありません。
相手との関係性や状況の中で、少しずつ調整していくものです。
私はセールスパーソンとして、
そして一人の人間として、
言葉をもっと自在に操れるようになりたいです。
ただ上手に話すだけではありません。
相手に安心感を与える。
相手の緊張をゆるめる。
衝突を避ける。
でも、必要なことはきちんと伝える。
相手が動きやすい言葉を選ぶ。
そのレベルまで、自分を高めていきたいと思っています。
配慮あるひと言は「感性」から生まれる

配慮や思いやりを込めたひと言は、
自身の感性から浮かぶものだと思っています。
配慮や思いやりというものは
バーチャルやデジタルだけでは味わいきれないものです。
とは言っても、
最近の生成AIはとても便利です。
文章を整えてくれますし、
的確な言い換えもしてくれます。
ビジネス文書も敬語を入れて提案してくれます。
チャット文面もテンプレを作ってくれます。
私も普段、ビジネスメールや文章作成で
生成AIはかなり活用しています。
しかし、
AIに感性そのものは完全には反映できないと思っています。
・この場面で、相手は少し急いでいそうだな。
・今は強く言わない方がいいな。
・この人は、まず承認してから提案した方がいいな。
・この空気なら、ひと言添えた方が場が和むな。
・今は言葉ではなく、少し待つ方がいいな。
こういう判断は、
リアルの体験から育つものだと思います。
肌で感じる。
自分の目で現場を確かめる。
相手の表情を見る。
声のトーンを聞く。
場の空気を読む。
個別性の高い要素で、一人一人答えは変わります。
AI時代、
“答え”を知れるようになった一方で
こうした機会を完全になくしてしまうのは、
少し危険な気がします。
デジタルが悪いわけではありません。
リモートも、AIも、チャットも、効率化も大切です。
でも、人間関係の細やかな部分は
リアルな体験の中で磨かれることが非常に多い。
これは、忘れたくない感覚です。
超合理主義だけでは、人はついてこない

賛否両論あると思いますが、
私は超合理主義があまり好きではありません。
もちろん、合理性は大事です。
無駄を減らす。
効率化する。
スピードを上げる。
生産性を高める。
成果に直結する行動を選ぶ。
これは、ビジネスパーソンとして必要です。
私自身も、以前ご紹介した
時間管理やAI活用、ポモドーロ・テクニックなど、
効率を高める工夫は大切にしています。
でも、
すべてを合理性だけで判断すると
こぼれ落ちるものがあります。
相手を待つ時間。
感謝を伝えるひと言。
雑談の中で生まれる安心感。
道を譲る余裕。
相手の事情を想像する間。
すぐに成果にならない信頼づくり。
これらは、
数字だけで見ると非効率に見えるかもしれません。
でも、
人間関係においては、とても大切なものです。
仕事は、どこまでいっても
結局は、人と人です。
どれだけAIが進化しても、どれだけ自動化が進んでも、
最後に信頼を築くのは人です。
正しいことを言うだけでは、人は動きません。
効率的なことをするだけでは、人はついてきません。
そこに配慮があるか。
安心感があるか。
信頼感があるか。
この人と一緒に仕事をしたいと思えるか。
ここが大事だと思っています。
先行者スタイルやスピード重視で忘れがちなこと

今の時代は、“タイパ”の時代。
とにかくスピードが重視されるシーンが増えました。
早く動く。
早く試す。
早く発信する。
早く成果を出す。
早く改善する。
これはとても大事です。
私もnoteを毎日投稿していますし、
複業で複数の活動を並走しているので、
たしかにスピード感は大切にしています。
でも、
スピードを重視しすぎると、忘れがちなものがあります。
・一歩引くこと。
・譲ること。
・お先にどうぞと言うこと。
・相手の事情を聞くこと。
・一呼吸置くこと。
先行者スタイルも大切です。
でも、
いつも自分が先に行こうとすると
人間関係に摩擦が起きることがあります。
仕事でも同じです。
自分の意見を通す。
自分の成果を急ぐ。
自分の正しさを主張する。
自分のスピードで進める。
それだけだと、周りがついてこないことがあります。
本当に強い人は、たぶん譲れる人です。
自分の軸があるからこそ、少し待てる。
自分の目的があるからこそ、相手を立てられる。
自分が急いでいても、相手の状況を想像できる。
この余裕を持てる人でありたいです。
譲るとは、負けることではありません。
自分の心に余白があることだと思います。
人間関係の緩衝ポイントは、小さな言葉に宿る

人間関係は、
いつも大きな出来事で壊れるわけではありません。
むしろ、
小さなことの積み重ねで変わっていきます。
挨拶がない。
返事が冷たい。
感謝がない。
依頼が雑。
相手の都合を考えない。
話を遮る。
すぐ否定する。
自分ばかり急ぐ。
こういう小さな摩擦が、関係性を少しずつ削ります。
逆に、小さな配慮も関係性を作ります。
「お先にどうぞ」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
「お疲れ様です」
「ありがとうございます」
「今、お時間大丈夫ですか?」
「無理のない範囲で大丈夫です」
「助かりました」
「お手数をおかけしました」
こういうひと言が、
人間関係の緩衝材になります。
衝突をゼロにはできません。
価値観の違いもあります。
忙しさもあります。
認識のズレもあります。
相性もあります。
でも、
緩衝材があれば
ぶつかった時の衝撃を少し和らげることができます。
その緩衝材が、譲る姿勢と配慮あるひと言なのだと思います。
セールスにも、転職支援にも、起業にもつながる

このテーマは、私の仕事にも直結します。
インサイドセールスでは、
顧客にお電話で対応いただく時間を作っていただきます。
突然の電話であれば、なおさらです。
だからこそ、最初のひと言が大切です。
相手の状況を確認する。
一方的に話しすぎない。
警戒心を下げる。
少しでも役に立つ情報を届ける。
相手が話しやすい空気を作る。
ここに配慮がなければ、関係構築は始まりません。
転職支援でも同じです。
求職者さんは、不安や迷いを抱えています。
転職すべきかどうかも決めきれていないことがあります。
そこに、
いきなり求人を押し込むのではなく
まず安心して話せる状態を作る。
否定しない。
急かさない。
整理する。
相手のペースを尊重する。
大変さや痛みに共感する。
必要な時には、きちんと提案する。
これも、
譲る姿勢と配慮あるひと言の積み重ねです。
起業を目指す上でも、同じだと思います。
仲間を集める。
顧客と向き合う。
チームを作る。
人に協力してもらう。
信頼を広げる。
その時に必要なのは、
合理性だけではありません。
この人と一緒に進みたい。
この人なら話を聞いてくれそう。
この人は人を大切にする人だ。
そう思ってもらえるかどうか。
ここが、事業の土台になる気がしています。
譲る心の余裕を持てる人間でありたい

道で見かけた、何気ない場面。
小さな子どもとお母さん。
引っ越し作業中のご夫婦。
大きな荷物を運ぶ業者さん。
そこで出た、ほんの少しの言葉。
「お先にどうぞ」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
「お疲れ様です」
たったそれだけで、なんか気持ちいいんです。
その感覚を、私は大事にしたいです。
人間関係は、簡単ではないです。
職場でも、家庭でも、
友人関係でも、ビジネスでも。
思い通りにいかないことがあります。
相手に伝わらないこともあります。
自分の言い方が悪かったと
後から気づくこともあります。
でも、それでも少しずつ磨いていきたい。
一歩引く。
譲る。
お先にどうぞと言う。
相手の事情を想像する。
配慮あるひと言を添える。
この小さな積み重ねが、
人間関係をなめらかにしてくれるのだと思います。
私は、
超合理的に最短距離だけを進む人よりも、
少し遠回りでも人を大切にできる人でありたいです。
スピードも大切。
成果も大切。
効率も大切。
でも、その前に、
人としてどうありたいか。
ここを忘れたくありません。
人間関係の緩衝ポイントは、
特別なテクニックではありません。
日常の中にある小さな姿勢です。
譲ること。配慮すること。ひと言を添えること。
その積み重ねが、
仕事にも、キャリアにも、
人生にも、静かに効いてくるのだと思います。
ぜひ皆さんも「配慮」について考えて見てもらい
ご感想をコメントいただけると嬉しいです。
【各種マガジンのご紹介】
これまで10000フォロワーに至るまでにまとめてきた
各種マガジンのリンクも 最後に貼らせていただきます。
キャリアや転職活動、読書感想。
それぞれの自身の体験記、実践知から
毎日綴ってきた自分自身の記録でもありますので、
ぜひ読んでみてください。
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