転職でやっちゃアカン!シリーズ~ブラック企業を見分ける方法~ ②面接編
現在32歳。人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていくというとビジョンを掲げています。
最近は自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介からのシェアをブログに纏めています。
これからの時代、企業寿命の短命化や少子高齢化に伴う定年制度の限界などから、いつでも転職できる「転職能力」が求められると考えており、転職能力を身に付ける人の輩出に寄与する事により社会貢献に繋がると信じ、できる範囲から情報発信を行っています。
前回の投稿「転職でやっちゃアカン!シリーズ~ブラック企業を見分ける方法~ ①求人票編」
に引き続き、多くの方が気になると思われるブラック企業を見分ける方法の「面接編」をお届けしていきます。
ここでは、実際に面接官とのやり取りの中で皆さんが感じ取り、判断していく上での参考となる「面接で分かるブラック企業の4つのポイント」について触れていきます。
1.そもそも、簡単に書類通過する
極論ですが、ブラック企業の大きな特徴としては入社のハードルが低い点です。つまり、ほぼ自動的に書類が通過する。もちろん、吟味した上で早めに返事をくれる良心的な企業もありますが、応募して即日で通過の連絡が来る場合は、自分だけでなくどの求職者にも同じ対応をしている可能性が高いです。ただし、求人票やエージェントからの紹介に「書類通過率が高い」「面接確定案件」と言われていた場合、全てがそういうわけではなく、面接で相手と接する中で採用するかしないかを見極めていきたいというスタンスの企業もあります。一つの傾向・特徴として押さえておいていただければと思います。
2.質問の中でビジネススキル、人間性に触れない
これは私も経験したのですが、面接官(特に質問する人が責任者や役員クラス)の人から「情熱」や「やる気」などの精神論的な言葉ばかり出てくるようだと、ブラック企業の可能性があります。企業にとって中途採用は、新卒採用と異なり「即採用」の方針が強いため、どんな経験をしている人か?どんなスキルや成果を作ってきた人なのか?について注目する場合が多いです。にも関わらず、経歴や前職のエピソード、志望動機、転職理由を聞かれず上記の質問や「いつから入社できますか?」という、内定をすぐに出すようなスタンスの企業は、注意した方がいいです。もちろん、採用活動もコストがかかっているので、欲しい人物像をハッキリさせていて1回の面接で見極めるという方針の企業もあるので、これも全てが全てではありません。ただ「内定が取れた!」と単純に喜ぶのは危ないです。転職は、企業と求職者のマッチングです。選び、選ばれるという前提は常に持って転職活動していただくと良いのではないかと思います。
3. 面接官が横柄な態度をとる
面接官がいくら役員や社長だったとしても、面接開始時間に遅刻してきたり、遅刻しても謝罪がなかったり、いきなりタメ口で話すなどの会社は、社内(社員)に対しても同じ、もしくはそれ以上に態度が悪い可能性があります。社員をコマとしてしか考えていない、人を大切にしていない傾向がありますので、面接官の立ち居振る舞いにもアンテナを張りながら、判断材料を集めていくと良いと思います。
かつては、意図的にストレス耐性を試すために行う「圧迫面接」も存在しましたが、それはハラスメントの問題もあり、時代遅れかと思います。
こういった態度が目立つ企業は、注意した方がいいでしょう。
4. 上手に質問し、ギャップを埋める
面接の中で、ほぼ必ず設けられるのが「質問タイム」です。求職者から面接官へ質問ができる時間があります。この質問の時間を有効に使えるかどうかも、転職の成功率(マッチング率、ギャップが少ない)を分けると言えます。
質問と言っても、何を質問すればいいか分からない。。そんな方もいらっしゃるかと思います。そもそも、私もそのタイプでした。
良い質問をすれば面接官を考えさせる事ができ、本音やかなり深い情報が取れるからです。
たとえば「中途入社の社員の割合」を聞いてみると良いかと思います。中途入社の割合が少なかったとしたら、「新卒組」と「転職組」という謎の派閥があったり、中途入社した社員が定着する育成やシステムが整っていない可能性があります。「辞めたら、代わりを採ればいい」という危険な慣習がある場合もあるので注意が必要です。また、20代が少なく30代半ば~40代が多い年齢層の構造も注意が必要です。中間層がいない、つまり、こちらも同じく育成を担う人財が不足していて、若手はコマのような扱い、牛耳っているのは40代以上の役員の人たち、という可能性もあります。
私はその点、中途入社のみで構成されている営業会社も、新卒入社の人が優遇されている会社も両方、経験してきましたが、育成に意識を持っている方が会社にいるかどうかを予め知っておけると、いざ入社した後、相談相手や悩みを打ち明けられる方がいるといないとでは大違いです。
長く働きながらキャリアアップを図っていきたいと考えての転職活動を行うのであれば、そのあたりも確かめていきながら選考を進めていけるといいと思います。
5.まとめ
ここまで、ブラック企業の特徴を挙げてきましたが、全て当てはまっているからと言ってブラック企業だと決めつけるのも危険です。入社してみなければ分からない部分もたくさんあります。個人的に転職で大事なのは「納得度」だと考えています。以前、ご紹介した退職交渉においても、現職の上司との話し合いで自分が処遇や今後の働き方について改善が約束され、納得度の高いものであれば転職しないという選択も正解です。転職しても「こんなはずじゃなかった」というケースで、納得できない部分が心の中で大きくなり、退職、そして転職、となると、同じ繰り返しをしてしまう危険があります。
100%満足できる企業は、存在しません。そして傾向や知識を蓄えておき、自分で活用できる力があれば、たとえブラック企業に入ってしまったとしても、最悪の危険を回避しやすくなります。もしブラック企業に出くわしたとしても、そこで会社のせいにするのではなく、自分がどう回避していくか?どう立ち居振る舞い進んでいくか?打開していくか?という主体的な考え方ができる方は、良い転職(納得度の高い転職)がしやすいと私は思います。この転職を正解にしていく、という気概も大切なのかなと思います。
私は普段の転職支援の中で、求職者との面談にあたり経験に基づくその場その場のアドバイスをさせていただいています。ここに記載していない事でも重要なポイントはたくさんあり、アウトプットする私自身も学びが多いです。ここで挙げた事が、職探しや納得度の高い転職の実現に少しでも寄与できたら嬉しいです。今後も、転職に関するトピックを分かち合えたらと思います。
次回は「面接で聞かれる“希望年収”に対する答え方とエージェントの活用方」について綴っていきます。お楽しみに。
