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【Luna Ultraユーザーも必見】Insta360アプリの意外な落とし穴


Insta360アプリのおさらい

Vlogやモトブログの制作現場で活躍する360度カメラ。全方位の視界を同時に記録できるので、あらゆるシチュエーションで手軽に撮影できる点が特長です。

360度カメラの撮影データは編集時にカメラアングルや画角を自由に設定できるほか、VR動画として出力することも可能ですのでクリエイターに人気が高いのも納得です。

ただし通常のアクションカムと違い、撮影後は必ず動画へ出力する工程が必要です。この時の編集作業が少々面倒でもあることから、初心者にはハードルが高いという印象がありました。

しかし最近は編集アプリにAIが実装されたことにより、撮影データとお好みのテンプレートを選ぶだけでBGM付きのショート動画が作れるようになり、初心者でも簡単に360度カメラを楽しめるようになりました。

今回は360度カメラの定番ブランドであるInsta360シリーズの編集アプリ「Insta360」にフォーカスし、私の体験談を交えてこのアプリの意外な「落とし穴」についてお話しします。

この記事はInsta360の360度レンズ搭載モデルに限らず、最新のジンバルカメラInsta360 Luna UltraをはじめとしたInsta360アプリに対応しているすべてのモデルに共通する話題ですので、ぜひご一読ください。

【アプリの落とし穴】その1・AIテンプレート

私はバイクの走行動画を記録するためにInsta360 X3を使用しています。ドライブレコーダーとしての記録のほか、単純にツーリングの記録という目的で撮影しています。ですのでアプリでAIまかせのショート動画を作ることはありません。

ただ、実際に作ったらどんな風に仕上がるのか興味はあったので、テンプレートを選んでプレビューしたりしていました。

20分ほどアプリで遊んだ後、何気にスマホの通信データ使用量を見て驚愕しました。なんと3,847MB!テンプレートで少し遊んでいただけですが、短時間で約4GBのギガを消費していました。

AIテンプレートはモバイルデータを大量に消費する

原因は、AIテンプレートのデータでした。各テンプレートにはカメラアングルの設定データやエフェクトデータ、さらにBGMが含まれています。これらがモバイルデータ通信でダウンロードされるのです。実際には使わなかったテンプレートも一括で端末に取り込んでいるので、通信量が異常に多くなっています。

Insta360はカメラ本体とスマホの接続にはBluetoothとWi-Fiを利用して端末間での直接通信をするため、家のWi-Fiからは切断されます。つまりアプリ(スマホ)とInsta360サーバーはモバイルデータ通信でやり取りをしているのです。

予防策

ギガを無駄に消費したくない人は、スマホとカメラと接続していない時にWi-Fi環境下でアプリを開き、あらかじめ使いたいテンプレートを決めておくとよいでしょう。そしてカメラと接続する前にモバイルデータ通信を切ることををおすすめします。

【アプリの落とし穴】その2・パフォーマンスモード

私がInsta360アプリでの編集時によく使う機能として「AIフレーム」があります。これはAIが撮影データを解析して、シーンごとに最適と思われるカメラアングルを自動で設定してくれる機能です。

長尺のバイク走行動画の場合、AIフレームにより「前方視界」と「ライダーの姿」をクルクルと切り替えてくれるようになります。アングルも「おすすめ」と「代替案」の2つを用意してくれるので、好みに応じて選択できます。

編集画面で表示されるこの「AIフレーム」のボタン。実はスマホの機種によって表示されないことがあるのです。

左側は下部の「AIフレーム」が表示されていない

Insta360アプリにはiOS版とAndroid版があります。AIフレームは端末のAI処理性能に依存しており、対応CPUが決まっています。問題になるのはAndroid端末です。

Android版は端末のプロセッサによってはAIフレームがサポートされていません。対応していない端末では、iOS版に必ず表示されているAIフレームボタンが表示されません。

さらにサポート対象の端末であっても、アプリのマイメニュー内の設定項目「パフォーマンスモード」がオンになっていないとAIフレームボタンは表示されません。

AIフレーム機能以外にもパフォーマンスモードの有効化によって開放される機能があるかと思いますので、360度カメラ以外のモデルをお使いのユーザーも試してみてください。

マイメニューでパフォーマンスモードをオンにする

パフォーマンスモードをサポートしている端末

iOS端末

  • iPhone XS以降および2018年以降に発売されたiPad

  • Android端末

    1. Qualcomm
      Snapdragon 888(サムスン製品以外)、8Gen1/8Gen2/8Gen3/8Elite、7Gen1/7Gen2/7Gen3、6Gen1、778G以降

    2. MediaTek
      Dimensity 9000、9200+、9300、9400、7050、8200、8250以降

    3. Google
      Tensor、Tensor2、Tensor3、Tensor4以降

まとめ

今回はInsta360アプリの落とし穴と題して、実際に使ってみないとわかりにくい仕様や設定を紹介させていただきました。

AIを活用した機能は、特に初心者にとっては編集のハードルを下げつつ一定水準以上の動画を作成できる素晴らしいものですが、使い勝手という面ではまだまだ開発途上といった印象です。

DJIなどの競合メーカーも次々に新しいモデルやアプリ機能をリリースしていますので、ユーザーとしてはどんどん競争してもらい、アクションカムがさらに便利で楽しいものに発展していくことを期待したいですね。


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