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悪口が大好きな人間の解剖心理学

『人は皆、過去の自分の選択を肯定するために生きている。』



『悪口』というドーパミン薬


人が他人を否定する理由。

それは、
誰かを否定することで、

「自分は正しい道を生きている。」
「自分はまっとうな人生を生きている。」
「自分のこれまでの人生は間違っていない。」

そう認めたいからに過ぎない。

私はそう考えている。

要するに、
誰かを否定するという行為は、

自分の人生を無理やり肯定するためのドーパミン薬のようなものである。

自分の生き方に自信がない人でも、
「誰かを否定する。」
というドーパミン薬を使えば、

「自分はまっとうな人生を生きている。」

という、
一時的な自信を手に入れることができる。

そしてこれは、
長く生きた大人ほど使いやすくなる。

無理やりでも肯定したい
「過去の履歴」が増えていくからだ。


自分とは違う道を行こうとする人を否定することで、自分の人生を肯定することができる。

だから、
多くのおじさんやおばさんが、
テレビの前で挑戦者を否定する。

それは、
挑戦してこなかった過去の自分の選択を、
正しかったと思い込みたいからだ。

だから、
そんな人たちの言葉に惑わされる必要はない。

あの人たちは、
あなたがどんな道を選ぼうと否定する。


否定されない方法があるとすれば、
その人と全く同じ人生を歩み、

「おかげさまで幸せになりました。」

とお世辞を言ってあげることくらいだ。

そうすれば、
あの人たちはこう思うことができる。

「私の生き方は、やっぱり間違っていなかった。」

そんな人たちはよく、

「あなたのことを思ってアドバイスしている。」

と言う。

しかし実際のところ、
それは本当ではない。

自分と同じ生き方をする人を褒め、
自分と違う生き方をする人を否定する。

それによって、
過去の自分の人生を肯定したいだけなのである。


だから、
そんな意見は振り払おう。

そんな自己中心的で、自分に甘い人間の言葉に惑わされない心を養おう。

悪口がこの世から消えることは、
おそらくない。

人間は皆、
自分の人生を肯定したい生き物なのだから。

だとするなら、

やっぱり自分が無視できるだけの強い人間になるしかないんじゃないだろうか。


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