何年も前の私から届いた手紙

あの頃の私は希望を持っていた。
今の私は迷っている。
バガヴァッドギーターの本を手にしたころの私は、
根拠のない自信があった。
安住の地。
あの頃の私は、心が満たされたその時、その場所が
安住の地であり、今居る私のこの場所が安住の地である。
そう確信していた。
でも今の私は、本を開き
「無知の闇の中に私は生まれました」
「私はいつ安住の地を与えられるのでしょうか」
この言葉を受けとった。
環境が変わり、日常が変わっていく中
私は、自分の本当の姿はなんなのか。
自分の目的、意図はなんなのか、何であったのか
考えることが増えていた。
そこへ、この言葉が私に響いた。
あの頃の私を引き戻した。
忘れかけていたものを呼び戻してくれた。
私は間違ってはいない、ただ見えない未来を見ようとするから
不安になるのだと。
こうして、バガヴァッドギーターの本を再度目にし、
言葉を受け取り、notoに綴ることでクリシュナと文通でもしているような
そんな気持ちになる。
そして、心とは双六の様だなとも思う。
一つ解決して先に進むと、二ます戻る。
そこに引き戻されて、再確認したり、その時の思いを
思い出したり。
悔しかったり、喜びを再確認したり。
ひょんなことからとんとん拍子に進んでみたり。
そういえば、今日は孫の3歳の誕生日だ。
初めて、ギーターの本を手にしたころは、
想像もしていなかったことが今日は起きている。
有難い。
初めてギーターを手にした頃、
今日という日を私は知らなかった。
けれど人生は、
不安だけではなく、
想像もしなかった喜びも運んでくる。
だから私はもう少しだけ、
この道を歩いてみようと思う。
