見出し画像

"Sunny Skies" (James Taylor) 歌詞和訳


James Taylor について, 収録アルバムについて, そして この歌 Sunny Skies について

今日のノート「お題」の上の写真は, Sunny Skies が収録されたアルバム, James Taylor が 1970年2月1日にリリースした 2枚目のアルバム Sweet Baby James のカヴァー写真をネット上から拝借, それを note タイトル画像の枠に収めた結果なんだけど, 実際のカヴァーには上掲の枠から外れた右上に2段で James Taylor, Sweet Baby James とあって, その下に Fearturing FIRE AND RAIN, and, COUNTRY ROAD と 2曲のタイトルがある。シンプルにアーティスト名とアルバムのタイトルのみのものもあって, いまネット上にはその 2種類が混在している。このアルバム, 小学生か中学生の頃の我が家で見たような気もするけど(おそらくは3歳年上の兄貴が友人から借りてきたぐらいだったかな), 今は持っていなくて, だから今直ぐには自分で現物を確かめようがない。アルバムのカヴァーに関して, リリースの国・地域や時期などで複数ヴァージョンがあるのかもしれない。

あのアルバムの収録曲自体は, ガキの頃から何度も何度も聴いてきた。彼は大好きなミュージシャンの一人だし, ライヴも カミさんや息子と家族3人で観たことがある(Carole King との共演, 2010年4月・武道館)。

今日取り上げる Sunny Skies も, おそらく今までに何百回いやもっとだろうな, とにかく何度も何度も聴いてきた曲なんだけど, しかし歌詞についてはごく最近になって 初めてちゃんと読んでみて(ただシンプルに耳で聴くだけで歌詞の一語一句がすとんと頭に入るようなネイティヴ並みの耳じゃないもんね, 笑),

この歌の Sunny Skies は実は「晴れた空」そのものを意味しているわけではないことを, 文字通り「初めて」知った, というか, それまでずっと何十年もの間, 歌詞の意味を吟味したことがなかった歌なんだろう, 他の好きな歌に関してもそういうことってある, やっぱネイティヴじゃあるまいし, いや待て, 日本語ネイティヴである自分自身にとっての日本語の歌を考えても, 好きで歌っていても歌詞の意味まではよく考えてなかったってことはあるね, だからこれはあながち外国語の歌だからという事情だけによるものでもないのかもしれない, 長いなこの一文(笑),

そういうわけで, とにかくこの歌 Sunny Skies については, 歌詞の意味をよくよく考えてみたら, なんていうような思考上の作業を怠ってきたようで, 初めて聴いてから半世紀以上も経って, 今からほんの数日前に, 文字通り「初めて」歌詞の意味を考え始め, で, タイトルの Sunny Skies が, 実は空の状況を表現する言葉としての「晴れた空」じゃないんだ, え? なんとそうだったのか, ってな具合に, 今頃になって気づいたというわけだ(*1)。

Sky はもちろん「空」で, 可算の単語。Skies はその複数形なわけで, 実際, skies of autumn「秋の空」や clear skies of autumn「秋晴れの空」, rainy skies「雨空」など, 複数形による「空」の表現はいくらでもある。ただ, この歌の Sunny Skies は「晴れた空」そのものを指しているわけではない。

Sunny Skies はその曲調, 明るい雰囲気のシャッフル, それに「晴れた空」「青空」を思い浮かべさせるタイトルからイメージされるような陽気な内容の歌ではなく, 実際には, どこか物憂げな気分を表わしているような歌だ。気だるい, 気持ちが塞ぐような。

しかしそれでいて, 前向きな雰囲気も含まれているような, そういう不思議な歌, それが, ジェイムズ・テイラーの, 彼が 21歳の頃の「晴れた空」なのだ。

今日の note タイトルの画像にある, 同じアルバムの収録曲 Fire and Rain と Country Road も, それそれの歌が作られた背景からしてかなり憂いがあるもので(これら2曲に関しては次章の第2節でも若干の解説), そういやカヴァー写真の作者本人の顔が そもそも物憂げな表情にも見えるよね。

*1 

そういうわけで, とにかくこの歌 Sunny Skies については, 歌詞の意味をよくよく考えてみたら, なんていうような思考上の作業を怠ってきたようで, 初めて聴いてから半世紀以上も経って, 今からほんの数日前に, 文字通り「初めて」歌詞の意味を考え始め, で, タイトルの Sunny Skies が, 実は空の状況を表現する言葉としての「晴れた空」じゃないんだ, え? なんとそうだったのか, ってな具合に, 今頃になって気づいたというわけだ(*1)。

以下の最終章「青空を見て浮かんでくる歌, とりあえずの 2曲」の第2節「Sunny Skies 〜 James Taylor」に書いた通りで。

今日はだから, 5日前の訳詞作業の続き。

"Sunny Skies" by James Taylor 〜 歌詞和訳

Sunny Skies, 歌詞和訳

では, 前章に書いた通り, 文字通りの「晴れた空」を意味しているわけではない Sunny Skies, この歌の歌詞を和訳してみます。一部, 意訳含み。

Sunny Skies from James Taylor's 1970 album Sweet Baby James

英語原詞 https://genius.com/James-taylor-sunny-skies-lyrics

サニー・スカイズ(晴れた空), 朝になっても眠ってるんだ (*1)
いつ起きればいいのかなんて 知ったこっちゃない
一日を前にして疲れた目を閉じてる
ほら見てごらん, もうあくびしてるよ
そうやって朝の時間を無為に放ってしまうんだ ..

彼はのんびりやる術なら知ってるさ
最後には皆うまくいくんだって
君らも知ったら いい気分になるだろう
サニー・スカイズには 友達がいないってこと ..

サニー・スカイズ は 夕方になると泣くんだ
理由なんて大した問題じゃないさ
彼はただ 時々は泣かないといけなくなるんじゃないかな
みんな去っていくのに
サニー・スカイズは後に残る他ないんだ

それでも 彼はのんびりやる術を知ってるのさ
最後には皆うまくいくんだって
君らも知ったら いい気分になるだろう
サニー・スカイズには 友達がいないってこと ..

サニー・スカイズ は 朝になっても眠ってるんだ
いつ起きればいいのかなんて 知ったこっちゃない
一日を前にして疲れた目を閉じてる
そうやって 何もかも放ってしまうのさ

窓の外に広がる雪と木々を眺めながら
僕を置いて通り過ぎていくものを眺めながら
僕が辿り着いた場所は これまでに乗り越えてきたものに見合うものなんだろうかって思うんだ
サニー・スカイズって名の友だちと共にこの歌を終えるよ

… ♫ … ♫ … ♫ … ♫ … ♫

*1 先にことわり書きを .. この注釈(*1, *2)は, 投稿日の翌日 2025年12月11日の編集・加筆によるものです。

なんとなんと, 今日(2025年12月11日)になって, 投稿日(昨日)次章第2節にリンク入れてた Sunny Skies の 1970年11月ライヴ(UK, ロンドン)での, James Taylor が歌い出す前の本人の語りを真面目に(!)聴いてたら, 

There's a Pakistani country and western singer in this country named Sunny Skies and I borrowed his name for this next song ..

こう言ってるではないか。マジかよ, それともこれはジョークなのか, と思いながら, 試しに Sunny Skies, Pakistani singer でググッたら,

まず目に入ったのは AI Overview(俺は好きじゃないんだけどね, キーワードの組み合わせ次第でウソ言いかねないシロモノだし, *2)言うところの,

There isn't a famous Pakistani singer widely known as "Sunny Skies," but the name was used by James Taylor for a character in his song "Sunny Skies," inspired by a Pakistani R&B singer.

で, ここでは "country and western singer" ではなく "R&B singer" になっていて, なんだこりゃ, と。

で, 他にも ここには(リンク先の最下段),

“‘Sunny Skies’ was an exception which I wrote in London. It was actually the stage name for a Pakistani rhythm and blues singer but the character I modeled it on was a friend of mine called Kingman Rooster. I put the line ‘You’ll be pleased to find he ain’t got no friends’ because the song was too rosy up to that point – it was kind of a rude turnaround!”
- James Taylor (865)

とある。

上掲転載テキスト文末の "James Taylor (865)" の (865) は何かというと, リンク先のページをじっと見ているうちに, どうやらその最上段右端の Notes のナンバーを指すようだと判断でき, そこで その Notes をクリックして 865 を見ると, "James Taylor, Keith Altham, Petticoat, 23 October 1971." とあって, これでさらにググると, この情報 を拾うことができた。

それによると, "Petticoat was a UK weekly magazine published between 1966 and 1975 and aimed at the female teenage market." ということで, さらに articles として, "James Taylor" "Profile and Interview by Keith Altham, Petticoat, 23 October 1971" と記されている。

で, さらに "James Taylor" がリンクになっていて, これをクリックしてみると, 記事の中身は Sign in して Subscribe しなければ 閲覧できない仕組みになっていた ..

これはもうちょっと探りたい気分にもなる, そんな好奇心を煽られるようなレアな情報だね。いわゆる Source(情報源)が, 2025年の今となってはかなりマニアック。何しろ, 1966年から1975年にかけて(いま現在65歳にもなる筆者, 要するにこの俺が, 6歳から15歳の時期だぜ, 笑), イギリスの主に10代の女性(言わば「10代の女の子」!)向けに刊行されていた週刊誌なんだから。

しかしまぁ, 少なくとも今とりあえずは深入りしないで, この辺までにしておこうと思う。

ともあれ 上掲の話, ジョークにも聞こえるし, しかしマジかね(笑)。

再び「ともあれ」, 一方で この James Taylor 作詞作曲の Sunny Skies という歌それ自体は, 昨日 筆者(この note の筆者!)が 次節で書いたように, 彼が 重い鬱病を患った経験を歌にしたものであるってこと, これは間違いないと思うけれどね!

*2 AI Overview(俺は好きじゃないんだけどね, キーワードの組み合わせ次第でウソ言いかねないシロモノだし, *2), もう Sunny Skies とは無関係の話題だけどこれ, 件の件(くだんのけん!),

以下の第2章「ファラフェル は 中東発祥の大衆料理」(.. なのに AI Overview は キーワードの組み合わせ次第でいいかげんな説明をしやがる)で詳述。

では, 本題に戻り, 次節へ!

訳注を兼ねて 〜 「人生のポケット」に近いような 何かに嵌っていた頃の歌なんだろうと

今日の前説, つまり今日の第1章にも「訳注」兼ねてる箇所があるけれど(ここの直前, 要するに本章第2章第1節における「訳注」的な *1 も参照を, この括弧内については投稿日の翌日 2025年12月11日に編集・加筆)。

さて, 前節でリンクを貼った英語原詞のページの下段 About の項に,

James Taylor wrote this song while getting treatment for depression at the Austen Riggs Center. Though the song describes a severe case of depression the melody is light and even cheerful. The very title borders on the sarcastic. (Source)

https://genius.com/James-taylor-sunny-skies-lyrics 

要するに「ジェイムズ・テイラーは, Austen Riggs Center で 鬱(うつ)病の治療を受けていた時期にこの曲を書いた。重度の鬱病について歌っているが, メロディーは軽やかで, 陽気でさえある。(Sunny Skies という)タイトルそれ自体が 歌に皮肉めいた縁取りを与えている」とあるんだけど(この解説の出典は Source のリンク先),

実際, この歌の 英語版ウィキペディア を見てみると, Taylor wrote "Sunny Skies" during his treatment at the Austen Riggs Center. The melody is cheerful, which is ironic given the lyrics. と書かれていて, さらに like the title character, Taylor had gone through a period where he was too depressed to get up in the morning とも記されており, 歌を書いた当時のジェイムズ・テイラーが かなり重い精神的な落ち込みを抱える状態(鬱状態)を経験していたことが窺える。

また, 同じアルバムの収録曲 Country Road英語版ウィキペディア には The song was inspired by Somerset Street in Belmont, Massachusetts, a wooded road running adjacent to the land owned by McLean Hospital where Taylor had committed himself in 1965 to receive treatment for depression といった記述がある(更に言えば, やはり同じアルバムの収録曲でアルバム同様にビルボード 3位の大ヒットを記録した Fire and Rain は, 彼の幼馴染の女性の自殺や音楽活動の不調等を原因とする抑鬱, 加えてドラッグ中毒の苦しみなどが背景にある歌であることが知られている)。

なお, 1968年リリースのデビュー・アルバム(セルフ・タイトル James Taylor)の後年 2010年リマスター版リリースの際には ボーナス・トラックとして Sunny Skies のデモ・ヴァージョンが収録されており, 上述の 英語版ウィキペディア にも Taylor wrote the song before being released from his original Apple Records contract, and a demo version of "Sunny Skies" was included as a bonus track of the 2010 CD version of Taylor's first album James Taylor と記されている。

したがって ジェイムズ・テイラーが Sunny Skies を書いたのは 1968-69年頃と思われ, 上述のような様々な情報を総合すれば, 曲を書いた当時もしくはその直前の時期の彼は, 病院で治療を受けるレベルの抑鬱(うつ)状態にあった, それは間違いないと言っていいんだろうと思う。

というわけで, Sunny Skies から, Sunny Skies つまり「晴れた空」, 青空, 澄み切った青空を見ても悲しくなる時があるような, そんな「人生のポケット」の時代を連想しても, それはあながち突飛な発想ではないだろう, そう思うのです。これは当然ながら, 個人の経験に基づく主観でしかないけれど。

まさしく人それぞれなので, もちろんジェイムズ・テイラーの若い頃の場合とは背景も事情も異なるものではあるけれど, 自分の場合はかなり長かった, が, 幸い脱出はした, もう戻ることはない「人生のポケット」

自分の「人生のポケット」は、2001年の晩秋頃もしくは2002年初夏辺りから、2016年1月終わり頃まで。同年1月末か2月初め頃、脱出した。

人生のポケットから出る方法はどこかにある

澄み切った青空を見て 悲しくなる時もある, 「人生 舐めんなよ」

青空を見て少しでも気分が晴れるなら,

ではでは。

Sunny Skies 〜 James Taylor LIVE

歌の前に, 今後しばらく(ほぼ?)毎回これを付録にしようかな, と思う, 今日の話題とは全く関係ない話 〜 note 界を生きる流儀

これです。

では, 

Sunny Skies 〜 James Taylor LIVE

Sunny Skies, James Taylor LIVE November 1970 🎶

There's a Pakistani country and western singer in this country named Sunny Skies and I borrowed his name for this next song ..

この部分, 2025年12月11日加筆, 詳しくは前章第1節 *1


人生のポケットから出る方法はどこかにある, 間違いない 🎶

Sunny Skies, and more 〜 James Taylor LIVE

James Taylor LIVE November 1970 🎶

00:00:00 With a Little Help from My Friends
00:03:42 Fire and Rain
00:07:29 Rainy Day Man
00:11:30 Steamroller Blues
00:14:48 Greensleeves
00:17:03 Highway Song
00:21:16 Tube Rose Snuff
00:23:47 Sunny Skies
00:27:06 Carolina in My Mind
00:30:38 Sweet Baby James
00:34:14 Long Ago and Far Away
00:37:00 Riding on a Railroad
00:39:45 You Can Close Your Eyes

いいなと思ったら応援しよう!