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これまでに観た美術展を思い出せる限りメモ⑥

思い出せる限りのメモを残す。

美術展拝観記録

ダリ回顧展 (上野の森美術館)

どこかでダリを見たなと思いつつ、どの展示に行ったのか記憶がさだかでなかったが、図録のおかげで特定できた。
ダリの絵は嫌いではないが、心が安らぐとは正反対の絵なので、気合を入れて観にいく画家という印象。個人的な絵の好みでいうと、20世紀同時代のフランシス・ベーコンの方が好きな気がする。心が安らがない、という点では共通しているが、フランシス・ベーコンの方が全般的に彩度が低く、筆致を感じやすい。そういう彩度と筆致が個人的には好きなのかもしれない。あと、フランシス・ベーコンの方が良くも悪くも個人の悩みが反映されている雰囲気がある。一方、ダリの作品の方が他者に何かを伝える視点がより意識されているような洗練さを感じた。

風景画のはじまり コローから印象派へ (静岡市美術館)

モネの "ベリールの岩礁" のポスターが目に留まり、静岡市まで足を運んだ。実際に観ても、このポスターのモネ作品が印象に残った。"睡蓮"よりも"ベリールの岩礁" の方が個人的には断然好き。絵としての好みというよりは、景色の好みかもしれない。霞がかかったような池よりも、快晴の海のほうが好きなのかもしれない。

吉田博展 (静岡市立美術館)

これまで観た展覧会の中で、欲しい絵という基準ならば、野田裕示展とこの吉田博展がツートップ。絵が飾れるような家にいつか住んだら飾りたい。
絵自体もとても心地よく観られ、展示の内容としても、明治から昭和という時代に日本国外を見聞する道筋を自ら切り開いた吉田博氏の改革者的な生き様が感じられ、興味深かった。戦後は米軍関係者も訪れる絵画サロン的な場を設けていたとのことなので、社交的かつ先進的な人物だったと推察される。版画の創作過程を考えても、彫師や摺師を自ら雇って監修をするというスタイルだったらしい。新たなものに挑戦し人を雇ってまとめる、ビジネスパーソン的な才覚が多分にあった人物像が思い浮かんだ。

オランジュリー美術館

この美術館を拝観するまで、なんでこんなにモネが重要画家として位置付けられているのだろうと思っていた。この美術館を拝観してはじめて、印象派という新たな分野を確立し、その分野を代表する画家なのだと実感した。本当に光・影・湿度・気温の印象を肌で感じるような絵だった。
この"睡蓮"のためにつくられた美術館ということで、展示方法も完璧だった。

また書ききれなかったので、次のnoteへまわすかもしれないメモ

以下の美術館や画家は、行った/どこかで観たことだけ覚えていて、あまり強く印象に残っていないので、noteに整理はしないかもしれない。
ワシントンD.C.の肖像画美術館、短時間でみたルーブル美術館、フェルメール、たしか六本木で観たミュシャ、都内で観たポーラ美術館、どこかで見たクリムト、マネ、マイアミの現代美術館、熱海MOA、彫刻の森、クレマチスの丘、パリのロダン美術館など。
あとメトロポリタン美術館も寄ったのだが、体調不良によりほぼ入り口で断念することになった。そういう意味では作品は全く観てないものの、記憶に残る美術館だった。

美術館での展示がこれまでになくても、西洋絵画、漫画、絵本、挿絵で好きな作品・は他にもあるので、また拝観記録とは別途まとめて、自分が一体何が好きなのかを考える。



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