普通にこなしてるだけなのに異常に疲れる子の構造、分解します。vol.1
こんにちは。
DAiJUプロジェクトで
当事者目線で活動している学生チームの高校生、りおんです。
小学2年生の頃から学校に行くのが辛くなり、中3でいきなり不登校に。
高校でも再び不登校になり、現在は通信制高校を卒業した18歳です。
ADHDの診断があり、ASDグレーの発達凸凹タイプです。
周りからは
「大人しい」「手がかからない」と思われがちでしたが、
実際は、空気を読みすぎたり、頑張りすぎてしまうタイプでした。
だからこそ、
今回のAさんのケースは過去の自分と重なります。
当時の自分も、気づいたときには動けなくなっていました。
「ちゃんとしている子」が崩れるときは、突然ではなく、
無理を続けてきた結果だと思っています。
■ ケース:Aさん(中学1年生)
• 成績は平均以上(特に国語・理科が得意)
• 授業態度も良好
• トラブルもほとんどない
いわゆる、
「手のかからない子」でした。
■ でも実は、こういう特徴がありました
• 周囲の空気を敏感に察知する
• 相手を優先しすぎる
• 自分の感情をあまり出さない
• 「どう思われるか」を強く気にする
一見すると優等生。
でも内側では、
ずっと気を張り続けている状態です。
■ 好きなことは「一人で深く考える時間」
• 読書(ファンタジー・科学系)
• 知識系のYouTube
• 想像を広げること
このタイプの子は、
自分のペースで理解することで力を発揮します。
逆に言うと、
「速さ」や「同時処理」を求められる環境では消耗しやすい
という特徴があります。
■ 中学に入って、何が起きたのか?
入学から約1ヶ月。
• 朝起きられない
• 頭痛・腹痛
• 学校に行けない
• 会話が減る
いわゆる「急な不調」です。
■ これは突然ではありません
ポイントはここです。
Aさんのようなタイプは、
普段は「気合い」と「適応力」で乗り切れてしまう
という特徴があります。
ただしその裏では、
他の子よりも
はるかに多くのエネルギーを使っています。
■ 限界は、ある日まとめて来る
小学校までは、
• 環境が安定していた
• 求められるスピードも比較的ゆるやか
だから成立していました。
でも中学では、
• スピードが上がる
• 人間関係が複雑になる
• 同時に求められることが増える
結果、
見えなかった負荷が一気に表面化します。
■ 見落とされやすいサイン
このタイプの難しいところは、
• 我慢できてしまう
• 周囲に合わせられてしまう
• 問題行動が出にくい
つまり、
「限界ギリギリまで気づかれない」
ということが起こります。
■ 必要なのは「頑張らせること」ではない
むしろ逆です。
Aさんに必要なのは、
① ペースを守ること
無理に合わせさせるほど、消耗が加速します。
② 意図的に“何もしない時間”をつくること
特に重要なのがこれ。
人と関わった後は、
刺激を減らして回復する時間が必須です。
ここを抜くと、確実に崩れます。
③ 「休み方」を設計すること
このタイプは、
• 無意識に頑張り続ける
• 自分の限界を見誤る
ことが多いです。
だからこそ、
環境側が休息を前提に設計することが重要です。
■ 実は、かなりポテンシャルが高い
Aさんは、
• 読解力が高い
• 抽象理解が得意
• 興味分野を深く掘れる
つまり、
ハマればかなり伸びるタイプです。
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■ まとめ
「問題がない子」が崩れるとき、
そこには必ず理由があります。
それは、
できていたのではなく、無理して適応していただけなのかもしれない。
もし、
• 手がかからない
• 大人しい
• ちゃんとしている
そんな子が急に崩れたら、
それは「問題」ではなく、
限界のサインかもしれません。
