フルアコでロックンロール
今日は、Guild X-175 Manhattan Specialを弾きました。
いわゆるフルアコと呼ばれる、ボディの中が空洞になっているエレキギターです。
私の中には若い頃から、フルアコはジャズを弾くもの、という勝手なイメージがありました。
もちろん、実際にはそんな決まりはありません。
それでも、フルアコという形を見ると、落ち着いた音でジャズを弾く楽器のように感じていたのです。
このギターを持つと弾きたくなる音楽
ところが、このGuild X-175を持つと、圧倒的にロックンロールを弾きたくなります。
上品にコードを鳴らすというより、低音弦を太く鳴らしながら、シンプルなフレーズを繰り返したくなる。
最近、エルビス・プレスリーを聴き直したり、デュアン・エディを聴いたりしている影響もあるのだと思います。
フルアコから出てくる、少し太くて、少し揺れるような音。
それで奏でる昔のロックンロールが、たまらなく気持ち良いのです。
楽器の分類としてはフルアコでも、ジャズだけのために生まれた形ではありません。
ロックンロールの歴史を考えれば、むしろこちらの方が原点に近いのかもしれません。
アンプとの相性も良い
普段使っているアンプは、Peavey Bandit 112です。
このアンプのクリーンチャンネルにX-175をつなぎ、センドリターンにショートディレイを入れて弾いています。
派手な音作りではありません。
それでも、太いギターの音に短い残響が加わると、一気に昔のロックンロールらしい空気が生まれます。
ギターもアンプも、それぞれ単体で音が決まるものではありません。
組み合わせによって、弾きたくなる音楽まで変わります。
X-175とBandit 112の組み合わせは、今の私にとって、とても気持ち良くロックンロールを弾ける組み合わせです。
昔のようには出てこない
ただ、以前のように、次々とフレーズが出てくるわけではありません。
頭の中では分かっていても、指がすぐに動かない。
昔は自然に弾いていたはずのものが、少しずつ遠くなっている感覚もあります。
楽器は、持っているだけでは維持できません。
分かっていたことですが、実際に弾いてみると、改めて思い知らされます。
だからといって、落ち込んで終わる話でもありません。
今の私には、若い頃とは違う聴き方があります。
以前はフレーズだけを追いかけていた曲も、今なら音色や間合い、リズムの置き方まで聴ける気がします。
もう一度コピーしてみる
まずは現状維持を意識しながら、少しでもギターを弾く時間を作る。
そして、昔聴いていた曲や、最近あらためて気になっている曲を、もう一度コピーしてみようと思います。
昔弾けたものを取り戻すだけではなく、今の耳で弾き直してみる。
それもきっと、面白いはずです。
フルアコはジャズを弾くもの。
そんな昔の思い込みを軽々と外して、ロックンロールを弾かせてくれるGuild X-175。
今日は久しぶりに、ギターそのものに「これを弾こう」と教えてもらったような時間でした。
