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勉強#12 吸入用サルブタモール ― ネブライザーは要注意

※これは2025年9月時点の勉強記録です。最新情報は必ず JADA(日本アンチ・ドーピング機構)公式サイト をご確認ください。


サルブタモールの禁止容量

サルブタモール(β₂刺激薬)は禁止表S3:ベータ2作用薬に該当しますが、
吸入経路のみ例外的に使用可能。
ただし使用量に厳格な上限があります。

  • 24時間で1600µgまで

  • 8時間ごとに600µgを超えないこと

この範囲を超えるとドーピング違反となり、検査で陽性になる可能性があります。


吸入薬の使い方

気管支喘息治療薬としてインヘラー(サルタノール®)

  • 1回噴霧:100µg

  • 通常:1回2吸入=200µg

  • 3時間以上あけて1日4回まで(=最大800µg)
    👉 上限1600µg以内に収まりやすい。

小児:1回1吸入、1日最大4回まで。

ネブライザー(ベネトリン®吸入液)

  • 成人:1回0.3〜0.5mL(1.5〜2.5mg=1500〜2500µg)

  • 小児:0.1〜0.3mL(0.5〜1.5mg=500〜1500µg)

👉 1回で1600µgを超過することがあり、禁止容量をすぐに超えるリスク


臨床での実際

  • 風邪や喘息発作で「ネブライザー」がよく使われる。

  • しかし競技者の場合は1回で上限超過 → ドーピング違反リスク


TUE(治療使用特例)の注意点

  • インヘラー規定内使用なら原則TUE不要

  • 風邪で受診時などにネブライザーが使用される場合があり、要注意

  • 規定内でも尿検査で閾値を超える場合あり → 診断書・処方記録を残すことが重要

  • TUE承認には「喘息・運動誘発性喘息」の客観的検査データ(スパイロメトリー等)が必要な場合も。

  • 緊急時に使用した場合は遡及的TUE申請が可能だが、必ず医師の記録が必要。さらに、他の薬剤で代替できない理由も必要。


まとめ

  • サルブタモールは「吸入なら使用可能」だが、容量制限(24h 1600µg・8h 600µg以内)がある。

  • インヘラーは安全に使いやすいが、ネブライザーは要注意

  • 競技者は事前にスポーツファーマシストや医師へ相談し、必要に応じてTUE申請を準備することが大切。


ハッシュタグ案

#スポーツファーマシスト #ドーピング防止 #喘息治療 #サルブタモール #吸入薬

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