娘の『どこか行きたい』は、たぶんサインだった
娘が「どこか行きたい」と言った。
理由は聞いてない。
でも、なんとなく思う。
ひまなのかもしれないし、
春で少し浮ついてるのかもしれないし、
会いたい人に会えなくて、
少しだけ寂しいのかもしれない。
それとも、
今の体の変化の中で、
外の空気を吸いたかったのかもしれない。
はっきりしたことはわからないけど、
あの一言は、たぶん何かのサインなんだと思う。
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「どこ行く?」
って聞いたら、
「どこでもいいて」
って返ってきた。
ちょっと雑で、
でも軽くて、
その一言で今日の感じが決まった。
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行き先は決まってない。
買いたいものも特にない。
でも「ショッピングモール行こうよ」って言うから、
まあいいかってついていく。
結局、キャナルシティ博多に行った。
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中に入ってからも、
何かを買うわけでもなく、
同じ店を何回も見て、
「さっきも来たね」って笑ったりして。
「見てみて」って呼ばれるたびに、
足を止めて、のぞきこんで、
また歩いて。
ただそれだけ。
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タピオカドリンクも、
氷ばっかりでちょっと失敗して、
「やっぱりいつものとこがいいね」って
笑いながら飲んでた。
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特別なことは何もしてない。
でも、
その一つ一つ私にとって、特別なんです。
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帰ってから思った。
何をしたかじゃなくて、
一緒に何を見たかだったなって。
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「どこでもいいて」
たぶん、あの言葉の中に、
今日の全部が入ってた。
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この日のことを、そのまま歌にしました。
よかったら、耳でも感じてみてください。
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