なんか惹かれる横っ腹【ひとことお題16】
ほぼ毎日「ひとことお題」、本日は『魚』
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今日は都合により外でスマホから書いてみるチャレンジ。これで書き切ることができれば、家でPCに向かわないと書けないという思い込みを打破することができる。進歩である。
魚といえば昔からテレビで魚が跳ねる映像を見ると、何故かこみ上げるようにテンションがあがる現象が起きていた。なんなら興奮して「ふ、ふわあ〜お!」と声まで出る。これは何なんだろう。
それも一匹二匹が跳ねるのでなく、投網漁なんかで大量に網に入った銀色の小魚たちが船の上に乗せられて盛大にビッチビチと暴れ出す映像。その、ビカビカ光る横腹を見ているとなにがしか腹の内を擽(くすぐ)られるものがあるのだ。
パートナーに話すと、前世が猫だったんじゃね?とか適当なことを言われたが、確かにそうとでも思わないと説明がつかない。
ただ、魚屋の店先に置いてあるくったりとした魚たちを見ても、それがどんなに大量で銀色に光っていようとあまりそそられない。どうやら動的な存在でないとダメなようだ。
たとえば私たち夫婦はよく横浜のメジャーな観光スポットである山下公園を休日に訪れては、ベンチに座ってぼーっとするのが好きなのだが、それはただ海を眺めているのと同時に、そこでときどき跳ねる魚を眺めるのが好きなのだった。それはもう、永遠に眺めていられると思えるほど。
そんなにまでテンションを上げてくれる魚たちだが、食べる段になるとまた話は別だったりする。
寿司では光り物は得意ではなくむしろ苦手なタイプだし、自分で捌くなんて考えたこともない。というかたぶん触れない。生臭いのも苦手である。そう考えると、前世が猫説がにわかに怪しくなってきた。
つまりたぶん、私は生き物や食べ物としての「魚が好き」なんではなくて、あのビッチビチした動きとか横腹の艶めかしい光り方とかそういうのに惹かれているのだ、と仮定してみる。
それでも説明はつかないが、まあ特に理由がわからないけどなんか惹かれるってものは世の中にいっぱいあり、それは私にとってのひとつなのだ。
おわり
ひとことお題エッセイ30作になったらzine(紙の本)にしようと思っています。
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