身だしなみ以前の問題だそれは
想像してみてほしい、その時のわたしの心情を。
今朝、起きたら寒かったので、寒さに耐えられない中年はいつも通り何もかもを2枚重ねに着込んでいった。
インナーは2枚、デニムの下にはレギンス、靴下も2重にするのがマイデフォルト。とにかく布でくるまれていないとすぐに冷えるんだよ、着膨れとか気にしてらんないの、こっちは。
ところでわたし、靴下は基本白派です。(急に)
スクールガールみたいなリブのやつが好み。でも汚れやすいよね。
だから靴下はいつも1軍から3軍まであって、普段履くのは穴はまだ開いてないけど薄汚れてきたり毛羽だってきたりした3軍。出かけるとか人に会うとかの予定がある日はきれいめの2軍を使って、ここぞ!という時はおろしたての1軍、と決めている。
ちなみにここぞ!っていう1軍の出番は今の生活だとほとんど無い。
今日は靴を脱がなきゃならないお出かけが2件控えているので2軍の出番…なんだけど2軍は現在手薄になっており(つまり3軍落ちが増えたってこと)みたら1足しかなかった。
仕方ないので3軍のボソボソした毛玉がいっぱいのソックスの上に2軍のきれいなやつを履いた。
つもりだった。
想像してほしい、
いざ目的地で靴を脱いだその瞬間のわたしの心のうちを。
ぃイヤァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
左右違う靴下ぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
よりによってその場所とは歯医者。
そう、わたしはこれから小一時間この足を診療台の上に晒して治療を受けなければならないのだ。
間違えたのがどちらも3軍の小汚い靴下だったら、まあ恥ずかしいは恥ずかしいけどなんか諦めはついたと思う。
けれど、今回は片方がきれいで片方がボロボロのソックス。
しかもよりによって同型ではなくて片方はアイボリーのリブなしでもう片方はリブの白ソックスだったんだ!!微妙に違うんだよ!!
完全に左右履き間違った人である。
(実際そうなんだけど)
わたしは診療台の上でさりげに足の甲をクロスし、さらには少し遠くに延ばしてみたりして隠蔽を図った。
見てる…みんなわたしの足を見てる気がするぅ〜〜〜
実際には先生も衛生士さんも治療に集中していてわたしの足元なんかどうでもいいだろうが、足元が気になってしょうがないわたしは身体が過剰に力んでしまい、しまいには分厚いウールのハイネックセーターを着た首元がチクチクするのが気になりだした。ペーパーエプロンのせいで首元が押さえられ、より肌に密着するのが気持ち悪くてしょうがない。首元がくすぐったい。てか、今すぐここで吹き出したい!!
ああ、何でわたしこんなセーター着てしまったんだろう。
ああ、今もしブフォッてふいちゃったらどうしよう。恥ずかしくてもう2度と来れないよう…
思考は完全に停止し、ただ攣りそうになる足と笑いを堪えるのにプルプルしながら苦行のような時間が過ぎていった……
ーーー
子どもが生まれてから自分にかけるお金はすっかり減ってしまい、服もあんまり買わなくなった。特に下着、靴下類なんてもう人に見せる(?)機会なんてないし、見た目はややアレでも機能さえ残っていればいいと思っていた。
わたしはここ何年かですっかり下着靴下類のミニマリストと化していた。
でもよく言うね、急病なんかで救急車で運ばれた時、あなたはそのインナーを救急隊員や医療者に見られても平気ですか?って。
……いや、ノン!!!!
無理だった!!!!!!
靴下でも無理なのに下着なんて…震えてまうわ。
という訳で今年は3軍を潔く処分し、
見られても問題ないインナーを揃える所存。
働かねば。
