固定ローラー vs. 実走、どっちが効率的?サイクリスト必見の研究結果!
こんにちは、サイクリストの皆さん!
普段のトレーニング、固定ローラー派ですか?それとも実走派?
「実走でのパワーは上がったのに、固定ローラーだとイマイチ…」なんて感じたことはありませんか?
実は、最新の研究で**「固定ローラーでは実走よりも効率が悪い」**という結果が出たんです!
今回は、その研究結果をもとに、固定ローラーと実走の違い、どちらが効率的なのかを解説していきます!
固定ローラーより実走のほうがエネルギー効率がいい!?
研究では、9人のサイクリストが固定ローラー(Axiomエルゴメーター)と実走(平地&上り坂)でテストを実施。その結果、**実走のほうが効率的(Gross Efficiency, GE & Cycling Economy, CEが10〜12%高い)**ということが判明!
つまり、固定ローラーより実走のほうが、少ないエネルギーで同じパワーを出せるということ。
これはなぜなのか? 主な理由を見ていきましょう。
固定ローラーが実走よりも効率が悪くなる理由
1. クランクの慣性負荷(CIL)が小さい!
• 実走では、ホイールが自由に回転し、ペダリングの勢いを維持しやすい。
• しかし、固定ローラーではホイールが固定され、慣性が小さくなり、ペダリングが不自然になりやすい。
• その結果、同じパワーを出すのに余計なエネルギーを使ってしまう。
2. 自転車の横揺れがない!
• 実走では、体の動きに合わせて自転車が自然に横に揺れる。
• しかし、固定ローラーでは自転車が固定されているため、体の動きを抑えようとする筋肉が余分に働く。
• これがエネルギー効率の低下につながる。
3. ケイデンスが変わる!
• 特に上り坂では、固定ローラーのほうが実走よりもケイデンスが高くなる傾向があった。
• しかし、実走ではクランクの慣性負荷が大きいため、自然とケイデンスが低くなる。
• 実は、低めのケイデンスのほうが効率的にパワーを出せることが多い。
固定ローラーは実走の代わりになる?
「じゃあ、固定ローラーは意味がないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません!
固定ローラーには、実走にはないメリットもたくさんあります。
✅ 心肺機能や筋持久力の向上
- 実走よりも負荷がかかりやすいため、短時間でも効果的なトレーニングができる。
✅ 効率的なトレーニング
- 外に出なくても、天候に左右されずに練習が可能。
- 信号や交通の影響を受けずに一定のパワーで走り続けられる。
✅ ペダリングスキル向上
- 固定ローラーの負荷を活かせば、ペダリングの「無駄」を減らすトレーニングにもなる。
ただし、ローラーでのパワーデータをそのまま実走に当てはめるのは注意が必要!
特に、上り坂や長時間ライドでは、ローラーで鍛えた感覚と実際の走行感覚にズレがある可能性があります。
結論:固定ローラーと実走、それぞれの強みを活かそう!
今回の研究では、**「実走の方が効率的」**という結果が出ましたが、固定ローラーにも大きなメリットがあります。
大事なのは、それぞれの違いを理解して、目的に応じて使い分けること!
✅ 固定ローラーは…
• 「心肺機能や筋持久力を上げたい!」
• 「天候に左右されず効率的に練習したい!」
• 「一定の負荷でペダリングスキルを磨きたい!」
✅ 実走は…
• 「ペダリングの効率を最大化したい!」
• 「本番のレース感覚に慣れたい!」
• 「長距離ライドの体力やスキルを身につけたい!」
この2つを上手く組み合わせれば、もっと効率的に強くなれるはず!
では、皆さんも固定ローラーと実走のメリットを活かしながら、最適なトレーニングを!
それでは、また次回!良いライドを!
引用元
論文の題名:
“Gross Efficiency and Cycling Economy Are Higher in the Field as Compared with on an Axiom Stationary Ergometer”
著者:
• William M. Bertucci
• Andrew C. Betik
• Sebastien Duc
• Frederic Grappe
掲載誌:
Journal of Applied Biomechanics, 2012, Volume 28, Pages 636-644
