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続-わたしは如何にして特に不要なロードバイクを増車したか-CANNONDALE CAAD10 激闘豊橋〜加太走破の巻


1、なぜ豊橋〜加太(太平洋岸自転車道)を走るのか

もともとのきっかけは静岡市内の海よりにある実家の付近を通っている自転車道で、それが千葉県銚子から家の前を通って和歌山県加太まで通じているのを知って、走ってみたくなったのだ。

実家付近の太平洋岸自転車道(駿河区中島付近)

SUPERSIXを購入してすぐ銚子→静岡を走り、別の機会で豊橋→静岡を走っていて、残る豊橋→加太が未踏であった。

銚子側のスタート、なんと2020年11月

こちらは場所が場所だけに刻んで分割して走ることができず、一度に走り切ることが必要で、そのために及び腰だったんだけど、CAAD10の増車からロードバイクへの思いが募り今回思い立った。

2、事前準備と装備

宿泊はどうするか、キャンプかホテルかで装備が変わる。
キャンプライドをしたかったが、長丁場での疲労回復が心配でホテル泊を選択。そうすればキャンプ装備は不要になるので着替えとiPhoneとサイコンの充電だけ考えればいいので、装備はシンプルなものとなった。
生活用品をハンドルバーバッグ、自転車関連をフレームバッグに積載した。サドルバッグは振れるのが嫌でツールキットと交換チューブのみとした。

<装備、自転車>
・CAAD10
→普段通りのまま
・ハンドルバーバッグ(GIANT)
・フレームバッグ(TOPEAK)
・ヘッドライト、テールライト増設
→夜間走行用に増設
・ボトルゲージ増設(輪行袋保持用)
→フレームバッグに入れたけど荷物過多のためこちらに移設

<装備、持ち物>
・輪行袋、ホイールバッグ
→フレームにホイールを縛り付けるのは苦手なので別々に持ってくスタイル
・ポンプ
・チューブ*2
・ツールキット、タイヤレバー
・チェーンオイル
・鍵*2
・お風呂セット
→隙あらばサウナに入りたいよね
・替えコンタクト
・エマージェンシーシート
・シュマグ(緊急時の掛け布団用)
・モバイルバッテリー*2、ケーブル*4、AC
・ハンモック
→隙あらばゴロゴロしたい

左がフレームバッグ、右がハンドルバッグ

3、DAY1豊橋(移動とサウナ編)24.94km

豊橋駅のサイクルピット

家から東京駅まで輪行して新幹線で豊橋まで。
豊橋から宿泊地である豊橋サウナピアまで。
ゆとなみ社が復活させた「人蔘湯」(https://sauna-ikitai.com/saunners/5327/posts/8801414)と、

名湯なのでぜひ

豊橋が誇る名サウナ「サウナピア」(https://sauna-ikitai.com/saunners/5327/posts/8805320)に立ち寄り。
サウナで満たされ翌日に備える。

サウナピア、フォントがかわいすぎ

4、DAY2豊橋〜伊良湖〜鳥羽〜紀伊長島(雨でも余裕編)48.19km+95.55km=143.74km

・雨
サウナピア出た時点で少し小振りだったのが、だんだん本降りに。まだ暑いからレインウェアはいらないと踏んだが、実際いらなくてねらい通り。雨天時リムブレーキの心細さはある。

雨のサイクリングロードをひたはしる

・伊良湖までは追い風、最高の巡航
いい風が吹いていて背中を押される。序盤は飛ばさない方がいいんだろうけど35km/hで走れてしまい(私にとってはオーバーペース)気持ちよかった。初日にはこのペースは響かず、狙ったフェリーに乗れたのでよかった。

ザ曇天

・フェリー乗船時下船時の高揚感といったら
タラップが降りて入船する瞬間とか、拘束される感じとか、うきうきしながら船室にいく感じとかさ。

のります
しばってもらいます

・鳥羽からは山
山ルート選んだからだけど四方山なんよ。

下宮をお参り
四方山の図

・太平洋岸とは
・雨の峠、リムブレーキの限界感
・エモい民宿、最高の夕食
紀伊長島付近でグーグルで探した安い民宿、部屋はそれなりで素泊まりだと思いこんでたんだけど実際は1泊2食付きで最高のご飯をいただく。モチベーション維持にグルメは大事だね。

エモい部屋、タイムスリップしたかのよう
優勝しました

・オタ活(鉄道)
紀勢線をのんびり眺める。このあたりは一日の運転本数が少ないはず。前来たときはキハ40だったからしっかり設備更新されている。

単線非電化の踏切はいいよね
キハ25が走り抜ける

5、DAY3紀伊長島〜新宮〜串本〜白浜(恐怖の暗闇編)190.13km

偶然の命名なのか銚子橋

・最高の朝食からの登り下り
海沿いの集落は海抜0m、集落間の道は山というのを集落ごとに繰り返す。寄せては返す波のように。体力が削られてゆく。

朝食も優勝しました

・気候は最高
雨とは昨日でおさらば。山の中は涼しくて最高。

・熊野の神々しさ
矢ノ川峠がこの行程の最高標高でそこをエッチラオッチラのぼる。深々とした緑と山、私以外誰もいない。昔の人々はそこに神聖さを感じたから熊野参りをしたんだろうな。確かにふつうの山とは違う何かがったように感じたよ。

トンネル抜けても上りで心折られるの図

・新宮とさんま寿司
予定時間をオーバーしつつ新宮に到着。ご飯に困ったら観光協会で聞くようにしている。駅前のお寿司やさんを紹介され、名物のさんま寿司をいただく。醤油をつけなくても下味が付いてるそうで、そのまま食べると何とも繊細なお味。これはこれでおいしいが醤油を数滴垂らすとめちゃうま。

海岸線を走る
新宮駅
さんま寿司と隙あらば充電
42号と紀勢線、銀河がこのルートを運行しているのはいいと思った

・串本は省略
全行程をまじめに走ると宿に着かなくなるので省略。駅前で写真だけで我慢する。前行ったことあるし。

のんびりした空気の串本駅、本州最南端

・鳴り出すBB30
最初はペダルの異音かなと思ったけど、有名なプレスフィットBBの症状だ。パキパキビリビリ音がだんだんひどくなるが、モハ103(国鉄製造の電車、レジェンド)のモーター音だと思うことにした。無問題。

祭りやってたのでパキパキ音で応援

・生涯1位のマジックアワー
・果たして着くんだろうか、果てしない感
目的地までしばらくあるのにだんだん暗くなってきて心細くなる。でもトンネルを抜けたら最高のマジックアワーを見れた。

トンネル出口から差し込む夕陽
実際はもっと赤かったのよ
カップルがのんびり夕陽をみていて心底羨ましかった、なんて贅沢な時間の過ごし方

・漆黒の闇
宿に着かないまま結局は真っ暗になってしまった。白浜手前の道は無の空間かと思うほどなにもなく漆黒の闇だった。ここでパンクしたらと思うと恐怖でしかない。

自分以外誰もいない闇

・エモいドミトリー
ドミトリーといえば外国のバックパッカーばかりかなと思ったら、当日は日本人(当然ヤング)が多く、コンビニ飯ビールを飲みながら楽しく談笑した。190km走破は自分至上最長記録でさすがに疲れていてすぐ寝た。

ゲストハウスしらはま
これはこれで優勝です

6、DAY4白浜〜有田〜和歌山(諦めの境地編)150.31km

・DAY3ほどではないが永遠と続くアップダウン
・気候は暑めだけどまあ大丈夫
・おぼっちゃまくん
御坊は40代小学生にとっては聖書なコロコロコミックで連載してた「おぼっちゃま君」の主人公、御坊茶魔の名前の由来の街なのだ。とくに石像があるとかそんなんじゃないんだけど、何となく念願が叶ってうれしい。ともだちんこ(コミックの中の定番ギャグです)。

ずいぶん狭い道を案内すると思ったら
これよ
紀州鉄道の展示車両
念願の御坊駅

・鳴りやまないBB30
どんどんひどくなるが、バラして分解してグリスアップするしかなく、出先では処置不可能なのであきらめるしかない。極力トルクをかけないようにそっと走る。

そっと走る

・蓄積される疲労、妥協、諦め
太平洋岸自転車道の正規ルートは終盤でも名所をみてくれよ!と容赦ない勾配や回り道を指定してくるが、いよいよ足が限界なので併走する国道42号をトレースする事にした。この日中にゴールの加太に到着するつもりだったけどその20kmも無理そうなので和歌山のホテルをゴールに変更。翌日ゴールするプランに変更(妥協)した。

時間的に押しているがご褒美は取る、やってられないから
リルートしてサイコンに飛ばす

・諦めつつも自動的にトレース
コース変更したものの、42号のトンネルが自転車走行不可?のようで有田〜和歌山間は峠越えをさせてもらう。こちらが自転車道の正規ルートのようでうれしいような気もする。景色はよい。

こんなみちで
この展望よ

・安ビジホの安寧
ゴール。すぐにコンビニをさがし飯を食って寝る。余裕があれば町に繰り出したいけどそんな余裕なし。足が動かない。

暫定ゴールとした和歌山城
これはこれで

7、DAY5和歌山〜加太(フィナーレとエピローグ編)16.09km

ついにのこり一桁、この日はもうサンダル

・加太のゴールと猫ちゃん
和歌山のホテルから加太港までは10kmたらずなのでのんびりこいでゴール。ゴールのモニュメントに得意げにCAAD10を載せる。地域猫なのか、「猫のいいなり」Tシャツを着たコワモテのおじさんが熱心に餌をあげていた。
これで分割しながらも銚子-静岡、豊橋ー静岡、豊橋ー加太と走破しぜえええ!!と嬉しい、嬉ションしちゃいそう。

ここに載せたかったよ
ねこちゃんたち

・加太おさかな線
ゴールしたらもう1mmも自転車のりたくないのでさっさと駅に行って輪行する。南海加太線は観光路線のようでおそらく水戸岡デザインなかわいい電車が走ってて好き。電車の性格づけや物語まであるようだ。単純に観光に来ても楽しそう。

めでたい電車というそう
車内がかわいすぎ

・天理ラーメン戦争
今回の旅とは関係ないんだけど、職場で「天スタ」と「彩華」どっちがうまいんか論争があって、それは本店同士の味を比較せねばならないというルールなので、わざわざ天理まで足を延ばして、輪行解除して行ってみた。
甲乙つけがたいがわたしは「彩華」かなあ。

天スタ
採華

8、よかったこと、わるかったこと

<よかったこと>
・無事予定の行程で走破できたこと。
・BB鳴り以外のトラブルがなかったこと、パンクしなかったこと。
・アジリストDUROは優秀、やはり日本の道には日本のタイヤメーカーなのではと走行中思った。
・CAAD10で走行できたこと。10年前のモデルで乗り手が素人でも達成できた。
・景色が素晴らしかったこと。熊野の山中はやっぱ神様はいるんだなと思わされた。
・ナショナルルートは自動車が極力少ない道を選んでいることが理解できたこと。都市部以外は概ね走りやすい道だった。
・荷物が概ね適正だったこと。これが無くて困ったってことは一回も無かった。
・雨でも予定通り走れたこと。想定通りレインウェアは要らなかった。

<わるかったこと>
・BB30の音鳴りの持病が発生してしまい、後半はやや気になったこと。前半の峠でトルクをかけて登ってたら発生してしまい、以後パキパキ鳴らしながら走った。
・使わない荷物があったこと。非常用具以外ではハンモック、着替え一組、モバイルバッテリ1本が無駄だった。
・クリートが減りすぎててペダルキャッチしにくかったこと
・2日目の計画にやはり無理があり真っ暗な峠を通らなければいけなかったこと

9、まとめ 走行キロ計525.21km

4泊5日での走行距離は525.21kmとなった、最初と最後はおまけみたいなもんだから、実質3日間で平均すると175km /DAYという感じか。

旅行中の一連のツイートはこちら
https://x.com/cx2400pallas/status/1968825929372746201

7万円で整備したCAAD10で走りきれたのが嬉しい。

走れてよかった。思い立ったら今が一番若いので、やれるうちにやってみるもんだと思う。ほかのナショナルルート(十勝、富山、ビワイチ、カスイチ等々)も気になってきている。


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