【ライブレポ】Pimm's LIVE TOUR 2021「URBAN WARFARE」仙台公演
11/27(土)に、6人組ロックアイドルユニット「Pimm’s」が、全国ツアー「URBAN WARFARE」の仙台公演を開催しました。

同名のアルバムを11月9日にリリースし、12/4にファイナル東京公演のスケジュールが予定されています。
仙台公演はその直前、セミファイナル公演でした。
早速、ライブレポに入っていきます。
「URBAN WARFARE」収録の全12曲を含む、18曲が披露されました。
◆セットリスト
M1. YES
M2. HELLO
M3. CRY BABY AND DREAMER
M4. うりゃおい。
M5. SKY’S THE LIMIT
M6. Please call me
M7. Goodboy Goodgirl
M8. Original War
M9. Moo!
M10. 99.9
M11. BE ALL RIGHT
M12. WE ARE
M13. BOY MEETS GIRL
M14. kimi to boku
M15. Damage
M16. JUST GO MY WAY
En1. GekiヤVacation
En2. SUNDAY MORNING
会場の仙台darwinは奥行きがあり、しかも照明がかなり充実していました。
ライブ序盤には、照明のあかりが絞られてメンバーのシルエットだけが浮かび上がるという場面が何度もありました。
メンバーの姿は背丈や髪型でしか見分けがつかなくなったのですが、ここの姿は非常に様になっていました。
ようやく姿を見せたとき、メンバーはステージの前の方、かなりギリギリのところまでやってきてフロアとの距離を縮めます。
ここには数十センチのお立ち台が取り付けられています。
お立ち台に上ると、途端にメンバーは立体感をもって迫ってきます。
「小人みたい」
高橋真由さんはフロアを見渡したときに言っていましたが、そこから臨む景色は高く、それだけよく見えるのでしょう。
こちらとしても、お立ち台に立ってくれることでメンバーの姿は見やすくなります。
Pimm’sの少なくとも主催公演では、フロアの立ち位置に困るということはありません。
お立ち台などによりどこにいてもメンバーが見えるので、ライブ前にどこで観ようかと位置取りに神経を使う必要があまりないのです。
フロアと真っ先にコミュニケーションをとる手段が何であるかを、Pimm’sメンバーは知っています。
だからこそ、お立ち台に立って積極的にこちらに身を乗り出してきます。
迫ってくるPimm’sメンバーの圧には容赦がありません。
僕はまだライブを観始めて日も浅いのですが、彼女らは「様子見」をさせてくれません。
「みなさん今日は何しに来たんですか!」
高橋真由さんはこう焚きつけてきます。
古参であろうが新規であろうが、もっとステージから見て分かりやすいアクションをとってほしいと、メンバーはみなまで言わずとも問いかけるわけです。
言葉で煽りを入れるのは高橋さんが主ですが、他のメンバーも口にしないだけで、身振りで主張してきます。
Pimm’sの曲の振り付けには、手を上げたり腕を振ったりするとっつきやすい動作が多く、一度見れば覚えてしまうことも多いです。
こうなると、あとはもう坂のてっぺんで手を離すだけです。
坂道を転がり落ちていくかのように、Pimm’sのライブに巻き込まれていきます。
「あまり曲が入っていないから...」と言い訳をしながらおとなしくステージを眺めるなんて遠慮はどこかに行ってしまいます。
11月後半の仙台は、昼でも気温が上がり切らなく寒いです。
東京に慣れきってしまうと、仙台駅についたそばから空気の質が一段も二段も違うことに気付かされます。
仙台darwinは仙台駅から15分程度、アーケード街のど真ん中にあります。
地下に潜ったところに会場があるのですが、下るのはせいぜいワンフロア分とそこまで低い階層というわけでもありません。
冷気は十分にシャットアウトされません。
冷たい空気は階段の上から流れ込み、初めはフロアにはそこまで暖かさがありませんでした。
それでもライブが深まってくれば、腕まくりをしたくなるほどにはしっかり暑くなってきました。
誰かが外に出て少し扉が開くことがあろうが、跳ね返してしまいます。
メンバーの所作について加えて挙げると、フォーメーションを移動する間にメンバーどうしで見せていた笑顔が印象的でした。
最後の「SUNDAY MORNING」の歌いだしを前にした、早川渚紗さんと小山星奈さんのやり取りも楽しげでした。
こうした笑顔は、フロアに見せるものというよりも、ステージの上でのやり取りから生まれたというほうが近いのでしょう。
どことなく自然の笑顔の感じがします。
それともう一つ、Pimm’sを語るうえで欠かせないことがあります。
Pimm’sのメンバーは皆歌が上手いです。
誰をとってみても音を扱えない人も、リズムを取れない人もいません。
落ちサビに入ると、フロアからは明らかに先走ったクラップが鳴らされました。
例えば小山星奈さんは、例えば林茜実里さんは、クラップの雨を浴びながらも、身体のメトロノームを正確に刻んでいました。
メンバー総じて高めのキーがよく出るなという印象なのですが、例えば「Goodboy Goodgirl」のAメロでは低めの音が多くを占めます。
ここでの川崎優菜さんの低音ボイスは嘆息ものでした。
小山星奈さんの歌声は、ライブの最後に来ても全く落ちる気配がありません。
全18曲を終えても、小山さんならまだもう一発ワンマンライブを仕掛けられるのではないかとすら思ってしまいます。
メンバー当人にしても、その濃淡はあろうかと思うのですが、歌にはそれぞれ相当の矜持を秘めているのだろうと思っています。
プライベートでは、どの組み合わせでも同じくらい仲がいいというインタビュー記事を読みましたが、もしかしたら、仲は良くても歌では意識し合う部分があるのかもしれません。
歌割は他アイドルと比較しても6人でかなり均等で、ソロを歌うメンバーは次々に入れ替わります。
ここで、たった今ソロパートで美声を響かせているメンバーではなく、次に歌うパートを控えているメンバーを観てみます。
自らが歌う数秒前に入ると、センターへと向かいながら、マイクを近づけた口を開けたまま出番の時を待つメンバーがいます。
歌うために口を開いるにしてはワンテンポもツーテンポも早い気がします。
他のメンバーやシチュエーションへと目を移すと、首を傾けて上、あるいは下を見てみたり、分かりやすく笑っている場合もあったりします。
こうした仕草をどうしてことさらに取り上げたかというと、ここにPimm’sの歌へのこだわりが見え隠れしているような気がするのです。
歌うまメンバーに囲まれ感じる緊張感は、このグループに特有のものでしょう。
ソロやソリを細かく分け、皆でつないできた歌の流れを断ち切るわけにはいかないという特別な思いを、それぞれのメンバーは抱えているように見えます。
やり過ごすのか受け止めるのかは人それぞれでしょうが、歌う段になってやってくるそんな感情への反応が、こうしたわかりやすい仕草に現れているのかもしれません。
ハイライトのように感じたのが、「WE ARE」「BOY MEETS GIRL」と続いた2曲のブロックです。
先にも書いたように、6人で歌割を頻繁に回しているのですが、皆で気持ちが一つになっているからか、一筆書きのごとく途切れないメロディーが描かれていました。
生きていくんだ もう死にそう諦めた夜も
We are We are Ah…
まだ終わることのない ボクらは・・・
「WE ARE」で、ステージにならって3回拳を上げると、この言葉がはっきりと心に染みてきます。言葉の指し示す通りまだまだだと、そう感じさせてくれるのが気持ちのこもったメンバーの歌声です。
手を横に振る「BOY MEETS GIRL」もしかりです。
迷いながらも見つけれた
キミのこと忘れはしないだろう
直後にMCコーナーに入ったのですが、メンバーが喋り始めるまでに間が空きました。
「さすがにBOY MEETS GIRLはエモくなるね...」
コメントを正確に記憶できたかは分かりませんが、宙に浮かんだ言葉を探すように、誰かがこうつぶやきました。
まだ後ろには披露する予定の曲が数曲控えているのに、もうその日の終わりを迎えたかのような雰囲気です。
気のせいかもしれませんが、表情を見てみると、この段階で目に思いがあふれているメンバーがいるようにも見えました。
やっとMCモードに入った頃、リーダーの小林智絵さんが、この日のチケットが無事ソールドアウトしたことや、「遠征は、普段会いに来られない、行けない人たちに私たちから会いに行く機会」と、改めてこのツアーの意味を確認していました。
このコメントは少なくとも2回は言っていたと思います。
繰り返すほど、強調したい思いなのだとわかります。
この勢いのまま、次の週に控える東京公演でも、ソールドアウトの望みはまだまだ消していない、とも言っていました。
以上がライブレポです。
「URBAN WARFARE」ツアーは東名阪仙を巡ったのですが、少なくとも一か所は行ければと思っていました。
個人的な用事で、東京公演は行けるかかなり怪しいため、東京に次いで近い仙台を選んだのですが、寒さは予想外でしたが、ライブではともかく楽しい思いをさせてもらいました。
短い時間でしたが秋保温泉にも浸かることができ(こういうときに写真に収めておかないところがダメだと反省しています)、いい旅行にもなりました。
見出し画像:高橋真由さんツイッターアカウント(@MAYU0917_Pimms)画像より改変
仙台楽しかった!!
— 高橋真由(Pimm's) (@MAYU0917_Pimms) November 27, 2021
2021.11.27 pic.twitter.com/B8REI83zcY
